テーマ:ドキュメンタリー映画

全ての人々にとっての物語―「ハーヴェイ・ミルク The Times of Harvey Milk」

2009年6月26日、ついにこのドキュメンタリーのDVD再発が決定いたしました。ハーヴェイ・ミルクの物語を、少しでも多くの人たちに知っておいてほしいと願い、ここに記事を再掲しておきます。後年、ショーン・ペンがミルクを演じる劇映画「ミルク Milk」(ガス・ヴァン・サント Gus Van Sant監督)も製作され、ペンが2度目のオスカーを…
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この世とあの世を結ぶ橋―「ブリッジ The Bridge」

最後に少しだけ追記しています。内容が内容ですので、暗い気持ちに落ち込みたくない方は読まないで下さい。ただちに回れ右し、AKB48の動画でも見て下さいな(笑)。 …再見しても、私自身の今作への基本的な評価は変わらなかった。いわく、“あまりにも整理されていない不器用な編集に、ドキュメンタリー作品として大いに問題あり”というもの。し…
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「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター The Salt of the Earth」

世界中で頻発するテロや人災。悪意も暴力も騒動も連鎖反応を引き起こし、更なる混乱を招くものですが、ローマ法王が“第三次世界大戦”という言葉を盛り込み、不穏になるばかりの世界情勢に対して強い警告を発したこともありましたね。 そういった世界情勢への日本国内の反応や対応はどうなっているんでしょうね。最近あらゆるメディアから距離を置くように…
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音楽が再び私達を立ち上がらせるまで―「ソング・オブ・ラホール Song of Lahore」

“僕たちを、テロリストとしてではなく、音楽家として受け入れて欲しいんだ” -- バーキル・アッバース Baqir Abbas 音楽が聴衆を救うのではない。音楽はただ其処かしこに漂っているだけ。楽器を使ってそれを集め、メロディーに乗せて聴衆の耳に届けるのは、音楽家にしかできないことなのだ。だから、“音楽の美を知る音楽家が聴衆を救って…
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「シュガーマン 奇跡に愛された男 Searching For Sugar Man」

「アーティストを10人挙げろと言われたら彼を5番以内に入れる。 ボブ・ディランと比べる奴には”違う”と答えた。 彼と比べたらディランのほうがまだ穏やかだ。…だが売れなかった。アメリカ国内で奴のアルバムを買った奴は何人いた?6人ぐらいか?…南アフリカではヒーローだった?俺の知ったことか。アルバムが大ヒット?そうかい、じゃあその金を払え…
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第1回放送映画批評家協会ドキュメンタリー映画賞Critics' Choice Documentary

ここ数年の間に、すっかり映画界の主流になったドキュメンタリー映画の分野では、以前から優れたドキュメンタリー映画を作り続けていた才人たちへの注目度が上がったと同時に、他ジャンル映画の優れた人材がドキュメンタリーに挑戦したりと、今年もスケールを広げつつ発展中です。慢性的アイデア不足で、ここ数年間飢饉が続く商業用劇映画ジャンルに対し、ドキュメ…
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第54回NY映画祭ドキュメンタリー部門 54th NYFF Documentary

ドキュメンタリー映画への注目度が上がってから時間が経ちますが、今年も世界中の映画祭で、ドキュメンタリー部門には国や言語、文化の違いを超えて興味深い作品が集中していると感じます。今年のトロント国際映画祭 TIFFでもニューヨーク映画祭 NYFFでも、人種や文化の多様性 diversityを推し進めるといった意味からも、ドキュメンタリー作品…
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伝統と未来、そして「ディオールと私 Dior et Moi / Dior & I」

“モノづくりの基本”という言葉。本来、私ら日本人の持ち味であった丁寧かつ正確な“モノづくり”の精神に、今一度たち返ろうという意味だと解釈しています。進むべき道に迷ったらちょっと立ち止まり、自分の原点を見つめ直すのも必要なことでしょう。実は、本日の映画「ディオールと私 Dior & I」は、原点に戻ろうとしている今の私たちに最も近しい感情…
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「シチズンフォー|スノーデンの暴露 Citizenfour」とガラスの世界。

この、全ての個人情報が丸裸にされ、監視された上に記録される今の世界で、まず私たちが為さねばならないことは、アメリカと英国の情報機関に向かって最高の笑顔で挨拶の言葉を述べることではなかろうかと最近痛切に思う。冗談ではなく、本気で。 (^ o ^)/'''''ハーイ、親愛なるアメリカの情報機関の皆さん、お元気ですか?(^ o ^)…
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「ビル・カニンガム&ニューヨーク Bill Cunningham New York」

【速報】40年以上の長きに渡り、ニューヨークのストリートで“ファッション”の変遷を見つめ、膨大な枚数の写真に記録してきたファッション・ジャーナリスト/ファッション写真家のビル・カニンガム氏が、本日亡くなりました。享年87歳。ニューヨークの名物カメラマンとしてニューヨーカーに愛され、ファッションを通じて、ニューヨークの歴史の変遷をも見つめ…
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「アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー Iris」は一日にして成らず。

“特にルールはないの。あっても破るだけ。” 「アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー Iris」(2014年) 監督&撮影:アルバート・メイズルス Albert Maysles 出演:アイリス・アプフェル Iris Apfel カール・アプフェル Carl Apfel マーガレット・ラッセル ハロルド・コーダ …
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海と太陽とボサノヴァ-「THIS IS BOSSA NOVA ディス・イズ・ボサノヴァ」

ボサ:“隆起”+ノヴァ:“新しい”=ボサノヴァ、新しい波。 「THIS IS BOSSA NOVA ディス・イズ・ボサノヴァ」(2005年製作) 監督:パウロ・チアゴ Paulo Thiago 製作:グラウシア・カマルゴス 製作総指揮:ペドロ・アントニオ・パエス 脚本:パウロ・チアゴ 出演:カルロス・リラ ホベルト・…
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「ヴィヴィアン・マイヤーを探して Finding Vivian Maier」

“発見された孤高の天才”写真家は、無名のナニーだった。 「ヴィヴィアン・マイヤーを探して Finding Vivian Maier」(2013年) 監督・製作:ジョン・マルーフ John Maloof &ジョン・シスケル 撮影・編集:ジョン・マルーフ John Maloof 出演:ジョン・マルーフ John Maloof …
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“世界一美しい本を作る男 How to make a book with Steidl”との旅。

“ナンバーワン”ではなく、“オンリーワン”を目指せ。 Kindle等、電子書籍が急速に普及している今、改めて“紙の本”の重要性に気付かされるドキュメンタリーでした。まだ未見の方は、もしどこかの劇場でこの作品を観るチャンスが巡ってきたら、あるいはDVDでもなんでも良い、兎に角見てください。今作のメインテーマである“本はどうやってでき…
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「メキシカン・スーツケース The Mexican Suitcase」に詰めた未来への贈り物。

ロバート・キャパがスペイン内戦時に撮りためた貴重なネガが、スペイン内戦から第二次世界大戦に続くヨーロッパ激動の時代に揉まれ、所在が分からなくなってしまいました。キャパの弟コーネル・キャパ(ICP創設者)は、手を尽くしてその“失われたネガ”を探し続けていましたが、2007年になってメキシコで発見。4500枚にも及ぶネガは奇跡的に完璧な保存…
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Vidal Sassoon the Movie, 笑顔の革命児“ヴィダル・サスーン”に学べ。

この「ヴィダル・サスーン Vidal Sassoon the Movie」、ドキュメンタリー映画ながら非常に考え抜かれた構成と演出が施され、美容業界の枠内に留まらぬヘア・デザイナーだったサスーンに敬意を表し、大変スタイリッシュに仕立てられた映像も魅力的でありました。とりあげた題材もドラマティックなら、彼の足跡を追った映像の方も、サス…
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バーグドルフは魔法のデパート 'Scatter My Ashes at Bergdorf'

ドキュメンタリー映画「ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート Scatter My Ashes at Bergdorf's」について、おそろしく大事なことを見落としていました…。そう、この作品、ナレーションを我らがウィリアム・フィクナー(フィクトナーorフィッチナー)さんが務めておられるのであります!これで、“高級ブランドにゃついぞ…
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緊急再掲!―「スティーブ・ジョブズ1995~失われたインタビュー~ 」

ダニー・ボイル Danny Boyle監督、「ソーシャルネットワーク The Social Network」等の名脚本家アーロン・ソーキン Aaron Sorkin、キャスティングが二転三転した末の主演マイケル・ファスベンダー Michael Fassbenderの布陣で、スティーヴ・ジョブズの伝記映画『Steve Jobs』(2015…
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「ファッションを創る男~カール・ラガーフェルド~ Lagerfeld Confidential」

“満足いくまで生きたら、まるで私など最初から存在しなかったように、ひっそりと消えたい” ハイ・ファッションの世界のことなど何一つ知らぬのに、何故かカール・ラガーフェルド Karl Lagerfeld氏のドキュメンタリー映画「ファッションを創る男~カール・ラガーフェルド~ Lagerfeld Confidential」を観たり、…
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芸術とその守り人―「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝 National Gallery」

現在ニューヨークで開催中のトライベッカ映画祭 Tribeca Film Festival 2015は、お祭りに参加している映画好き達やバイヤー等、周辺の人たちから洩れ聞こえてくる情報から察するに、ドキュメンタリー映画、また、色彩を廃したモノクロ作品や音声を遮断したサイレント作品など、リスクを恐れずアーティスティックに冒険した作品にスポッ…
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「ジェイソン・ベッカー NOT DEAD YET~不死身の天才ギタリスト~ 」

実は昨年、不世出の天才ギタリストでありながら20代前半でALSを発症し、それから20年以上経った今も尚、病と闘いながら明晰な頭脳を駆使して作曲活動を続けるあるミュージシャンの半生を記録した、本当に素晴らしいドキュメンタリー映画(「ジェイソン・ベッカー NOT DEAD YET~不死身の天才ギタリスト~ Jason Becker: N…
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ゴールデン・グローブ賞 The 72nd Golden Globe Awardsなど。

真面目な話、“Golden Globe” Awardsじゃなくていっそのこと“Go Go” Awardsとでも改名したら、いろんなしがらみから解放されて、もっと面白くなるかも知れんよ?!エディ・レッドメイン主演「博士と彼女のセオリー The Theory of Everything」と関連して、ALSと闘うミュージシャン、ジェイソン・ベ…
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The Lost Beatleー「スチュアート・サトクリフ―5人目のビートルズ」

スチュアート・サトクリフ Stuart Sutcliffe 1940年6月23日生まれ 1962年4月10日没(享年21歳) 英国スコットランド、エディンバラ出身 本名:スチュアート・ファーガソン・ヴィクター・サトクリフ スコットランドのエディンバラで生まれ、マージーサイド州フイトンで育つ。美術教師の母を持ち、自身…
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Keanuという変わった名前の男。

誤解を恐れずに書くならば、私はこの、キアヌ・リーブスという役者がいっとう好きである。やれ大根だの台詞が棒読みだの、俳優としての彼を真面目に見ようとする人間などこの世には皆無だろう。特に、“映画好き”を自認する方々の中には。 しかし私は、まだ10代であった頃からこの人が好きであった。例え胴長であろうとも(笑)。 …
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「Uボート捕獲大作戦―エニグマ暗号を解読せよ!―」

このドキュメンタリーは、数奇な運命を辿った潜水艦U-505の真実の物語である。 U ボートとは、米英のシーレーンを破壊するために、ナチス・ドイツが密かに放った潜水艦である。アメリカとヨーロッパを往来して連合国に物資を補給する商船や、援ソ船団を次々に攻撃した。その行動は、難攻不落の極秘暗号“エニグマ”に則っており、神出鬼没。第2…
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ロックがここにやってきた―「Glastonbury グラストンベリー」

グラストンベリー・フェスティバル 英国南西部のサマセット州にある小さな村ピルトンと、その東にある町グラストンベリーの間に位置する牧草地で、1970年に突然奇妙な催しものが始まった。 正式名称をGlastonbury Festival of Contemporary Performing Artsというその野外フェスティバルは、現…
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