コウノトリ、純愛を運ぶ(涙)。

コウノトリでさえ、己を犠牲にして他者に献身することを知っている。その点、我々人間はどうだ。ややもすると、他者を踏み台にして保身に走ってしまうではないか。恥を知らねば。


“距離を超えた愛、一羽のコウノトリが証明。” -- AFP BB News


今から約6年前のニュースです。ニュースそのものは古くなってしまいましたが、この事実が私たちに示唆することはシンプルかつ普遍的であり、今も色褪せません。とにかくこの記事を読んでみてください。涙腺がめっきり弱くなっている館長でなくとも、なにか感じるものがあると思われます。

コウノトリのロダンは、毎年春になると約1万3000キロの距離を飛び続け、恋人のマレナの元へやってきていました。マレナが人間のせいで羽を負傷して以来、飛べなくなってしまったから。彼らは毎年雛を育て、巣立ちさせます。雛たちに飛び方を教えるのはもちろんロダンの役目です。8月には、ロダンと雛たちは越冬のため、また1万3000キロの長旅を敢行。春に再びマレナと“家族”を作るために。

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苦労を伴う彼らのそうした生活は、誰に教えられたわけではない、彼ら自身のDNAに備わった本能に基づくものだったのでしょう。しかし、それだけではないような気がします。“本能に従ったまでだ”という散文的な論理だけでは推し量れない、人知を超えた何かがそこにあったのでは。己の体力の限界と闘いつつ、コウノトリは黙々とたった1羽の伴侶のために飛び続けました。それを1年間ひたすら待ち続けた妻。


誰かのために粛々と自らを犠牲にすることが真の愛情だとするならば、このコウノトリたちの間は、確かに“愛情”という名の絆で結ばれているに違いない。コウノトリは、なにも人間どもに赤ん坊を届けるために存在するのではない。彼ら自身の愛情を運び続けるために、翼を広げるのである。


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