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zoom RSS Let's make a wish with Sean Bean in TV commercial!

<<   作成日時 : 2013/12/12 00:44   >>

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重い病気や厳しい生活環境などのせいで、今現在困難な状況と戦っている子供達や若者達の願いを叶えることを目標に設立された団体Make-A-Wish Foundation UKは、一般からの募金や企業からのサポートで運営されています。

このMake-A-Wish Foundation UKを10年にわたってサポートしているThe Fairyは、英国の食器洗剤の老舗ブランド。1898年にThomas Hedley & Companyによって生み出された“The Fairy”は、以降、英国民の安全で豊かな食生活を守る洗剤ブランドとして、今も尚英国民にとってはとても身近な存在なのだそうです。

The Fairyは、毎年12月のクリスマス時期に、Make-A-Wish Foundation UKのクリスマス・キャンペーンとして、スペシャル・パッケージを発表したりTVコマーシャルを制作するなど力強いサポートを続けてきました。そして今年、Make-A-Wish Foundation UKとThe Fairyとのパートナーシップが10周年を迎えたことから、記念すべき今年のイベントのために著名なスターを招聘することを計画。

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そこで白羽の矢を立てられたのが、うちのショーン・ビーンだったというわけ。その辺りの経緯については、Make-A-Wish Foundation UKの公式サイトの中の“Sean Bean helps us celebrate ten years of Fairy partnership”というページに詳しく書かれておりますので、興味のある方はどうぞ。


『あなたはどうして役者を志そうと思ったのですか?』

―もし自分が、子供の頃憧れていた大スターに会ったら、きっといの一番にする質問はこれだろう。そして、僕が実際に役者になってから最もたくさん聞かれたのが、この手の質問だった。もっと若い頃には、憧れていたスターがフィルムに残したような、偉大な演技を自分もやってみたかったからだとか、別人になりきることが自分にとってセラピーになっているからとか、どうしても演じたい役柄や作品があるからとか、これでも一応模範的な回答をしてきたつもりだ。あるいは格好をつけて、ただ単に女の子にモテたかったからだよと、斜に構えてみせたりしたこともあったかもしれない。

―でも今はちょっと違う。役者としての仕事なんざ、実生活では何の役にも立たない。それに、映画がヒットしたところで、世界の飢餓をなくすわけでもなければ、戦争を止めることができるわけでもない。天災、人災に遭った人々を救えるわけでもない。世界には、役者よりずっと危険で困難で、でも尊い仕事に従事している人たちが大勢いる。たかが役者に、一体どんな建設的で実際的なことが出来る?それでも僕はこれからも、ヨボヨボの爺さんになっても、役者であり続けたいと思ってるし、実際続けるだろう。映画やテレビ、あるいは舞台で、現実にはありえないようなお話を、さも本当のことのように見せるために、懸命に演じるだろう。それはなぜか。

“映画やテレビ、舞台を観る全ての人たちに夢を与えたいから”なんだ。

役者の演技を観ている間だけでも辛いことを忘れて、想像の世界で思い切り楽しんで欲しいんだ。そのために、僕は役者稼業を続ける。もちろん、もっと良い役が欲しいとか、もっと優れた作品に出演したいという欲も持ち続けていくよ。それも役者を続ける上での大切なモチベーションだからね。

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Fairy/Make-A-Wish Foundation TVC 2013 starring Sean Bean (60")
shared from FairyDishUK

…だから、僕はこのオファーをもらったとき、とてもやりがいのある仕事だと考えて快諾したんだ。それに、今までの僕のキャリアの中ではあまり演じるチャンスをもらえなかった、素敵なキャラクターだからね。

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この作品の中で、僕はすごく格好良いヒーローに扮している。西部劇に出てくるような酒場が舞台のはずなんだけど、なぜか僕が呑んでいるのは酒じゃなくて、子供が好むような凄く甘いジュース。でも文句を言わない。そして、背後から何の脈絡もなく黒ずくめの中世の騎士に襲い掛かられても…

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昔取った杵柄で、華麗に剣を構えて即座に応戦。もちろんアクションも、昔僕が英国で“セクシー俳優”と呼ばれるきっかけになったあのテレビドラマを思い出してもらえるように、スピーディーに決めるよ。

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…でもヒーローにはほっと一息つく間もない。

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なんと、海賊が現れた!…さっきも言ったけど、舞台は確か、西部劇に出てくるような酒場…。まあいい。1対3じゃ敵わないから、ひとまず退却だ。

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…僕は散々乗った経験のある馬ではなく、“モーターバイク”ならぬ“バイク”、つまり子供用の自転車で逃げなくてはならない。…“どうして?”と、ふと我に返ってはダメ。映画ってこういうものだから。

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どうでもいいが、サイズが合ってないからすごく乗りにくい!ヨタヨタしていると…

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なんと、後ろから恐竜が追っかけてくるじゃないか!…どこかで観たようなシーンだとか指摘しないで欲しい。…あえて説明するなら、優れたシーンというものは、えてして後続の作品に模倣されるものだと言っておくよ。

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『ショーン、もっと早く逃げて!!』

…僕がこの仕事にやり甲斐を見出した理由が、この監督の存在だ。彼が自分で考えて作った脚本を映像にするというから、このオファーに乗った。昔から、“演技で子供と動物には勝てない”とよく言われるが、それは、子供だけが持つ無限大の想像力を、大人の役者が技術だけでカバーすることが不可能だからなんだ。つまり、この作品はきっと、大人の僕の想像を遥かに超えた、奇想天外で斬新なものになるに違いない。仕上がりの予想がつかない作品に出演するというのは、いつだってワクワクさせられることだ。こればかりは、何年役者をやっていても飽きることがない。

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…しかし、さしあたっては、僕は子供用チャリで必死に逃げなくてはならない。でないと、冗談じゃなく食われる。

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『オッケー♪♪』

…彼は、思い通りのシーンが撮れただろうか。

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図体のでかい恐竜を巻くため森の中をチャリで走り回った僕は、ついにチャリを捨て、自然の中で食事と洒落込んでいた誰かのダイニングテーブルの上を走った。…悪漢に追われたヒーローが、大勢のお上品な招待客が席について食事するテーブルの上を突如走り回り、客の悲鳴と割れる食器の音がこだまするシーンというのは、実は、狭い場所で躍動感溢れる派手なアクションシーンを演出するために、昔からよく使われる手段だ。冒険活劇映画で、君も一度や二度観たことがあるだろう。
…もっとも、世の大抵の母親達は、ああいうシーンを“お行儀が悪い”といって自分の子供に見せたがらない。だから、子供達は不満を溜め込んでいる。子供達は皆、大人に“ダメ”と禁止されることにこそ、大きな喜びと魅力を感じ取るものなんだね。

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それに、今僕を追っかけているのは“恐竜”だ。しかもこいつ、目からレーザー光線なんぞ洒落たものを出しやがる!超アブナイ奴だ。

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だから、僕の少々の“おいた”は大目に見て欲しい。目も眩む爆破の光のせいで、演技ではなく本当に僕の足元は危うかったと思う。少しでもリアルに見えたら幸いだ。

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うわわ、危ない!これじゃ埒が明かない。奴をやっつける方法を考えなくては…。

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テーブルの上に置いてあった美味しそうな菓子を1つ失敬したら(食事するお客用のデザートだろうか)、奴め、その菓子にまでレーザー光線を向けやがった!こいつは本格的にヤバイぞ。

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お菓子を爆破しちゃうなんて、子供達にとっては大いなる悲劇じゃないのかと思うのだが、ホントはそうでもないのかも。自分にとってすごく大切なものを派手にブチ壊してみたり、せっかく苦労して創り上げたおもちゃを自分の手で粉みじんにしたり、また、大人たちが大事にしているものを狙って破壊したりすることには、倒錯的な快感が伴うのだろう。…現に監督もこの上なく満足そうだ。

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さて、とりあえず菓子でも食べてエネルギー補給とするか…って、あれ?

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…変な音がする。僕は、長年たくさんのアクション映画で悪役をやってきた経験から、本能的に嫌な予感を覚えた。

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『そうだよ、ショーン、早くそれを放り投げて!!』

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監督の指示と同時に、僕は時限爆弾入り菓子を後ろに放る。果たして、“ヒーローのすぐ背後で爆弾が爆発し、間一髪で危機を逃れる”という、お約束の絵が撮れた。しつこく追ってきた恐竜も、これで木っ端微塵だ。僕も、キューに従って派手に倒れる。

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『カーット!!!』

監督のカットの声が飛んでくる。やれやれ。自分でもベストを尽くしたつもりだが、彼の意見を聞いてみなくては。

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『最高だったよ、ショーン!』

彼の大きな大きな笑顔。監督は、全てのシーン、全ての僕の演技に満足げだった。監督が心から満足し、役者と握手を交わす瞬間、おそらくほとんどの役者にとって全ての苦労が報われるだろう。僕もそうだ。ましてや、彼の屈託のない笑顔を間近で見ることができたのだから、これに勝る報酬はない。

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いやー、しかし疲れた。50の坂をとっくに越えた僕にとって、子供の果てしない夢を実現することに献身するのは、やはり堪えるものだ。…でも、自分の観たい映画を撮るという夢を叶えた彼が、ひょっとしたら、近い将来“第2のスピルバーグ”になるかもしれないじゃないか。この僕が、未来の偉大な映画作家の誕生に立会い、また、その後押しをしたのだとしたら、それに勝る喜びもないんだ。


子供が無意識のうちに映画の中に求めている夢、興奮、あこがれを、ぜーんぶ実現したとしたら、一体どんな作品になるだろう?

大人になった私達には、所詮そんな“夢”のようなたわごとを具体化するのは無理だ、と諦めてしまうに違いありません。しかし今は、今だけは、私もあなたも、そしてこのCMに出演したショーンも、“大人である自分”を忘れて童心にかえっちゃっていいんです。そうすれば、このような奇想天外で天衣無縫な物語がなぜ子供の頭の中から飛び出してくるのか、理解できるようになるでしょう。

そして、この1分間の映像の中に描かれたものが実は、映画への純粋な愛情に他ならないということにも気付くでしょう。この作品が作られることになったきっかけ、またその目的はもちろんそこにはありませんが、期せずして、映画を愛する全ての人たちの気持ちを代弁した形になっていると思いました。ここ最近のショーンの出演作品の中では、「The Accused」と並んで最も愛すべきものとなりましたね。ショーンをこのCMに起用してくれた方々、本当にありがとうございました。これからも、多くの子供達の夢を実叶えてあげることができるように、ショーン共々お祈り申し上げます。

そして、この素敵なCMのメイキング映像がこちらです。

Fairy/Make-A-Wish Foundation: Making of the TVC starring Sean Bean
shared from FairyDishUK

一番嬉しかったのは、なによりかによりショーン本人が、すごく楽しそうに演じているのが分かったこと。もちろん、子供相手だからと舐めてかかったりせず、プロの俳優の仕事をきちんと見せたことに、彼らしさも感じましたしね。

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…余談ですが、ショーンには3人の娘さんがおります。皆、ちょっと見ない間にレディに成長していて、幼い頃の姿しか覚えていない私なんぞは、最近の娘さんたちの画像を見て心底びっくりしているクチです(笑)。子供ってあっという間に大きくなっちゃうんですよね。ショーンが仕事で子役、特に男の子と接するとき、殊のほか嬉しそうな表情なのは、子供が成長して自分の下から離れていく寂しさと、息子をもってみたかったという気持ちもどこかにあるせいかなあと思ったりします。

ま、このCMでは、ショーン自身がすっかり“子供”に戻ってしまっているので(笑)、監督役の男の子と一緒に並んでいる様子が、また本当に可愛らしいですなあ。

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