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zoom RSS 賞レースは続くよどこまでも―第17回オンライン映画批評家協会賞とトラヴァース氏。

<<   作成日時 : 2013/12/27 00:43   >>

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一年間のまとめの時期に入り、いろいろなところで“2013年度映画ベスト10”なる記事を見かけます。世界での公開時期と日本国内での公開時期は往々にしてずれているので、私はこの手の記事は書いたことはありませんが、一年間の映画界の傾向はよくわかるので、各映画サイトで発表されるベスト10記事はよくチェックしています。


2013年12月9日にノミネーションが発表されていた第17回オンライン映画批評家協会賞の受賞作品、及び受賞者が、12月16日に発表されました。まずはその結果から。


第17回オンライン映画批評家協会賞 17th Annual Online Film Critics Society Awards

画像

・作品賞
「それでも夜は明ける 12 Years a Slave」

・監督賞
アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuarón 「ゼロ・グラビティ Gravity」

・主演男優賞
チュイテル・エジオフォー Chiwetel Ejiofor 「それでも夜は明ける 12 Years A Slave」

・主演女優賞
ケイト・ブランシェット Cate Blanchett 「ブルージャスミン Blue Jasmine」

・助演男優賞
マイケル・ファスベンダー Michael Fassbender 「それでも夜は明ける 12 Years A Slave」

・助演女優賞
ルピタ・ニョンゴ Lupita Nyong’o 「それでも夜は明ける 12 Years A Slave」

・オリジナル脚本賞
「Her」 by Spike Jonze

・脚色賞
「それでも夜は明ける 12 Years A Slave」 by John Ridley

・長編アニメ賞
「風立ちぬ The Wind Rises」

・外国語映画賞
「アデル、ブルーは熱い色 Blue Is the Warmest Color」(France)

・ドキュメンタリー賞
「殺人という行為 The Act of Killing」

・撮影賞
「ゼロ・グラビティ Gravity」 by エマニュエル・ルベツキ Emmanuel Lubezki

・編集賞
「ゼロ・グラビティ Gravity」 by アルフォンソ・キュアロン、マーク・サンガー Alfonso Cuarón & Mark Sanger

・アメリカ以外の国で公開された作品の中で特に素晴らしかった作品10選(順位なし) Best Non-U.S. Release (non-competitive category)
‘Closed Curtain’
‘Gloria’
「そして父になる Like Father, Like Son」
‘Our Sunhi’
「R100」
‘The Rocket’
‘Stranger By the Lake’
‘We Are the Best!’
‘Le Weekend’
「地獄でなぜ悪い Why Don’t You Play in Hell?」

・特別賞 Special Awards
音響効果賞 Best Sound Design 「ゼロ・グラヴィティー Gravity」
特殊効果賞 Best Visual Effects 「ゼロ・グラヴィティー Gravity」
To Roger Ebert, for inspiring so many of our members 多くの映画批評家に大きな影響を与えた故ロジャー・エバートへ特別賞を授与

*「それでも夜は明ける」が5部門を独占。スティーヴ・マックィーン監督が監督賞を取れなかったのは残念ですが、「ゼロ・グラヴィティー」を観た後では、やはり、アルフォンソ・キュアロン監督に監督賞を…というオンライン映画批評家協会の気持ちがよく理解できます(笑)。これも至極納得のいく結果だと思いますね。ミヒャとルピタちゃんが揃って受賞したのも嬉しい限り。撮影賞と編集賞も「ゼロ・グラヴィティー」受賞は当然だと思います。


ローリング・ストーン誌の人気映画評論家ピーター・トラヴァース氏選出、2013年のベスト10作品

1「それでも夜は明ける 12 Years A Slave」
2「ゼロ・グラビティ Gravity」
3「ウルフ・オブ・ウォールストリート The Wolf of Wall Street」
4「ビフォア・ミッドナイト Before Midnight」
5「Her」(スパイク・ジョーンズ監督)
6「アメリカン・ハッスル American Hustle」
7「キャプテン・フィリップスCaptain Phillips」
8「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 Nebraska」
9「ブルージャスミン Blue Jasmine」
10「Inside Llewyn Davis」(ジョエル&イーサン・コーエン監督)

ロジャー・エバート氏亡き後、私が今世界で最も尊敬し、かつまた最も信頼している映画批評家であるピーター・トラヴァース氏恒例の“今年の10作”。全て納得の選出です。一応順位はつけてありますが、1位と10位の間の差なんて、あって無きが如しということじゃないかと思いますよ。全ての作品それぞれに際立った個性があり、良さがある。彼のおめがねに適ったこの10作品こそ、本当の意味で2013年度のハリウッドを代表するものなのでしょう。彼は常々、素晴らしい“アメリカの映画”が生まれることを切に望んでおり、彼の選出傾向にもそれは現れていますね。

「それでも夜は明ける 12 Years A Slave」と「ゼロ・グラビティ Gravity」は、共にジャンルはまるで違えども、2013年度の映画界を代表する作品です。これは観客の好むと好まざるとにかかわらず、明確なる事実。オスカー本番で、実際にどの作品が選ばれるのかはわかりませんが、私もまた、この2つの作品こそ、映画史の暦の2013年の欄に書き込まれるべき逸品だと思います。


AFI(American Film Institute)選出、2013年のベスト10映画作品とテレビ作品

・今年の映画 Movies of The Year
「それでも夜は明ける 12 Years A Slave」
「アメリカン・ハッスル American Hustle」
「キャプテン・フィリップスCaptain Phillips」
「Fruitvale Station」
「ゼロ・グラビティ Gravity」
「Her」
「Inside Llewyn Davis」
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 Nebraska」
「ウォルト・ディズニーの約束 Saving Mr. Banks」
「ウルフ・オブ・ウォールストリート The Wolf of Wall Street」

・今年のテレビ番組 Television programs of The Year
「The Americans」
「Breaking Bad」
「Game of Thrones」
「The Good Wife」
「House of Cards」
「Mad Men」
「Masters of Sex」
「Orange Is The New Black」
「Scandal」
「Veep」


いつも思うのですが、今年もまた“今年の10本”を選ぶのは大変難しい状況です(笑)。選者の好みもありますから余計にね。でも、世界中の人たちが国境や人種、宗教の差を越え、同じ映画を観て、それぞれに感動を共有することが如何に素晴らしいか、今年ほど痛感した年はありませんでした。世界中にじわじわと戦火が広がっていく状況下で、“世界が一つになる”なんて夢みたいなことが実現できるのは、もうこんな形でしかないのかもしれません。


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