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zoom RSS 「12 Years A Slave」補筆編 Part1―トロント国際映画祭編(TIFF 2013)

<<   作成日時 : 2013/10/11 12:47   >>

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スティーヴ・マックィーン監督(「Shame-シェイム-」「ハンガー」)の第3作目の長編映画「12 Years A Slave」ですが、現在開催中のニューヨーク映画祭(NY Film Festival)では既にプレミア上映、プレス・カンファレンス、Q&Aを終了し、やはり作品を観た人たちに大きなインパクトを与えた模様です。また、昨日開幕をお知らせしたロンドン映画祭(London Film Festival)でも10月18日に上映される予定ですので、英国の観客の反応も気になるところであります。

画像

この作品を理解するにあたり、最高賞を授与されたトロント国際映画祭でのQ&A、プロデュースを務めたブラッド・ピット他裏方さんたちのインタビューなどを、当館でも整理しておこうと思いました。自分も見落としていたインタビューがいくつかあったので。


まずは、まだここではご紹介していなかった動画をいくつか。

Chiwetel Ejiofor becomes Solomon Northrup.
via Deadline Hollywood
作品撮影中の様子と劇中の映像を挟みながら、主役のソロモンを演じたチュウィテル・エジオフォールにスポットライトを当てつつ、映画の全体像を捉える動画です。それはさながら、奴隷制度が横行していた別世界に放り込まれてしまったソロモンという人物を中心に、その時代を生きた様々な立場の人々の生き様の波紋が、静かに広がっていくようです。ニューヨークで自由人として生まれ育った男が、南部の白人富裕層の世界で一度は叩き潰されてしまった誇りを再び取り戻すまでの物語は、決して過去の遺物などではなく、現在にも通用する普遍的な力を持っていると思います。マックィーン監督、チュウィテルはもちろん、ソロモンを中心とした群像劇を構成するマイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、サラ・ポールソン、新進女優ルピタ・ニョンゴ、大ベテラン女優のアルフレ・ウッダード、ブラッド・ピットの製作会社Plan Bを支えるプロデューサー、デデ・ガードナーなどのコメントも見られます。

12 YEARS A SLAVE Featurette: "A Portrait of Solomon Northup"
via FOX Searchlight
こちらは、作品を配給するFOX Searchlightが出したFeaturette動画です。上のものとだいぶ被るのですが、メイン・プロデューサーであるデデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、脚色を担当したジョン・リドリーなどのコメントも観られるので貼っておきますね。
こうしてみますと、ソロモンたち黒人奴隷を搾取する側であった白人富裕層社会にも、実にいろいろな考え方を持った人間がいることが分かりますよね。ファスが頑張って鬼畜演技を全開させたエップスのように、黒人全般に尋常でない憎しみを持ち、鋼のような反骨精神を持ち続けるソロモンに、理不尽な恐怖と怒りを爆発させる白人もおれば、ベネさんが演じるフォードのように、たとえ社会的立場が異なる相手であろうとも、一定の敬意を持って接するリベラルな精神の白人もいます。かと思えば、ソロモンの仲間である黒人たちの間でも、意見をや信念を異にする者がたくさんいて…という具合に、“白人富裕層=冷血な悪魔、黒人奴隷達=哀れな子羊”であると、一概に決め付けられない側面があります。その辺りも、この作品の非常に興味深い点であり、かつまた議論を呼びやすいデリケートな命題なのかなあと思いますね。


実は、ニューヨーク映画祭でのプレミア画像等々、たくさんネットに出回っているのでいくつか素敵な画像を貼りたいのですが、その前にトロント国際映画祭でのQ&Aの様子を振り返ります。Q&Aに参加された方が客席で撮影したものをYou Tubeに投稿したものですので、本来ならばここに貼ってはいけない映像でしょうが、参考までにご紹介。

TIFF13 - 12 Years A Slave - Q&A (1 of 3)

トロント国際映画祭(TIFF)開催中の9月7日、Ryerson Theatreで行われた「12 Years A Slave」Q&Aの模様。TIFFディレクターの一人キャメロン・ベイリー氏の司会で質疑応答が進められていきます。参加者は、マックィーン監督、ファス、アルフレ・ウッダード、ルピタ・ニョンゴ、チュウィテル・エジオフォール、サラ・ポールソン。

TIFF13 - 12 Years A Slave - Q&A (2 of 3)

プレス・カンファレンスではないので、出席者もリラックスした表情で観客とのコミュニケーションを図っている様子。皆さんかなり饒舌におしゃべりしてます。

TIFF13 - 12 Years A Slave - Q&A (3 of 3)

特にルピタちゃんが熱弁を奮ってます(笑)。…それにしても、キャメロン・ベイリーさん、素敵ですね(笑)。

もう一つ、TIFF期間中の取りこぼし動画をいくつかご紹介しておきます。

Michael Fassbender and Chiwetel Ejiofor Talk 12 Years A Slave TIFF13
via Variety
Variety提供のインタビュー動画です。ファス+女性キャスト陣、マックィーン監督+チュウィテルの二手に別れ、作品における自身の役割などを語ります。売り出し中の新人さんのせいか、ルピタちゃんが他の先輩女優2名にマイクをまわす暇がないほど熱弁…(笑)。そして、今回はマックィーン監督と引き離され、女の子チームに入れられてしまったファス…(笑)。

Brad Pitt and Jeremy Klein Talk 12 Years A Slave TIFF13
via Variety
こちらもVariety提供インタビュー動画。ブラッド・ピット、ピットのビジネス・パートナーであるデデ・ガードナー、若手プロデューサーのジェレミー・クライナーが作品について語ります。プロデューサー・チームでも、やはり最も熱弁を奮うのは、若手のジェレミー君です。

Michael Fassbender on "12 Years a Slave" at TIFF 2013
via Vanity Fair
そしてこれが、Vanity Fair誌の名物インタビュアー、Krista Smithさんとファスとのインタビュー動画ですね。あのー、このクリスタ・スミス女史、映画関連のイベントではVanity Fair代表として登場し、綺羅星のごとくのスター達にインタビューを行うのですが、押し出しが強いというか、何気に大変な迫力の持ち主ですね(笑)。ひよっこスターならビビリそうなド迫力ででーんと登場し、彼女がしゃべり始めると観ている我々も正直怖いんですが(笑)、インタビューそのものは手堅い内容です。

TIFF 2013: Brad Pitt on 'Slave'.
via The Globe and Mail
こちらは、レッド・カーペット上でのブラッド・ピットへのインタビュー動画です。デリケートな内容だけに、ハリウッドで多大なリスクを冒してこの作品の製作に踏み切った、彼自身の作品への思い入れが語られます。


そして、いよいよTVスポットが出ました。

12 Years A Slave (2013) Extended TV Spot #1 "Fight Back"

短い出番ながら、ソロモンの人生を大きく変える役どころに扮したブラッド・ピット(製作兼任)が登場するTVスポットです。


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