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zoom RSS “Pigeon: Impossible”ボンドは鳩相手でもスタイリッシュにキメます。

<<   作成日時 : 2015/12/11 16:49   >>

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アカデミー賞本番を前に、映画界では大小様々な映画賞が“今年を代表する映画はこれだ!”とばかりに、受賞作品を発表し始めております。

日本時間で昨日夜半になるのですが、ゴールデン・グローブ賞が今年のノミネート・リストを発表しました。ゴールデン・グローブ賞らしさを前面に出すためかどうか、若干偏りのある選出内容が議論を呼んでいるようですよ。

そろそろ映画界全体が、本番を前にざわざわと浮き足立ってきたような印象を受けますね。

先日、やっとクレイグ=ボンドの最新作「007 スペクター Spectre」を見てきました。ダニエル・クレイグ Daniel Craigに代替わりしたボンド・シリーズの総決算といった趣きでしたね。個人的には、前作の「007 スカイフォール Skyfall」を非常に気に入っていただけに、純然たる作品の出来を比較すると、今回の「007 スペクター Spectre」が前作から見劣りしてしまうのは仕方ないかなあとは感じました。まあでも、ホンモノの火薬を惜しげもなく爆破して構築されたゴージャスな映像、天下のモニカ・ベルッチ様を贅沢に配したキャスティング、冒頭のメキシコ・シティにおける空中戦などなど、見所はいっぱい。豪華なディナーを堪能したような満足感を得られるでしょう。

これで、私は結局007を含め、「キングスマン Kingsman: The Secret Service」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション Mission: Impossible / Rogue Nation」、そして「コードネーム U.N.C.L.E. The Man from U.N.C.L.E.」とまあ出るわ出るわ、ジェームズ・ボンドに勝負を挑まんと、新しい趣向を凝らしたスパイ・アクション映画を全て見たことになります。結論から書くと、この4作品とも全て面白かった!私自身は、巷の評価には関係なく、それぞれに個性的な作品に仕上がっていたことに大満足でした。

てなわけで、今年も映画界もいっそボンド映画一色になっちまえばいいよっ!というわけで、徹頭徹尾“…ボンド、ジェームズ・ボンド…”な007映画に五体投地しつつ、「ミッション:インポッシブル Mission: Impossible」シリーズにもオマージュを捧げまくったご機嫌なショート・アニメーション映画をご紹介。

“Pigeon: Impossible”(2009年)

directed by Lucas Martell, shared from his You Tube channel Lucas Martell
j公式サイト:www.pigeonimpossible.com

真っ黒のスーツに身を固めたひょろりと背の高い男が、核ミサイルのスイッチの入ったブリーフケースを仲間から受け取った。簡単に遂行できる任務のはずだったが、彼が手に持っていたベーグルが運の尽き。一羽の鳩がそのベーグルを狙って、運悪く彼のブリーフケースの中に入ってしまったからさあ大変。ブリーフケースの中には、絶対手を触れてはならない国家機密が入っているのだ。男は持ち前の身体能力と頭脳と冷静さをフル回転して、不死身の鳩と対決する。


いやー、面白いですわこれ!実は某方がご紹介くださったショートムービーでして、何度も観返しては大笑いしておりました。ありがとうございます。

セリフも一切なく、些細な動作が思わぬ運命を手繰り寄せる様子を、007映画をもろ意識したBGMに乗って畳み掛けるように描いています。そのテンポの良さこそ、この手のアクション・アニメの真骨頂でしょうし、ピンチがピンチを呼ぶ奇想天外な展開とラストのオチまで綺麗に決まる流れも、実にスタイリッシュ。情報部のエージェントが、たかが一羽の鳩相手に身体を張って世界を救うという内容もシュールで秀逸ながら、そんなアホらしい展開であっても、やはりボンド・リスペクトなエージェントは最後までスタイリッシュさを崩さないというところが、また感動的ですね(笑)。

従来の007映画のボンド像は、原作に拠るならば、“細身で背の高いハンサム、貴族的で優雅なチャームと、完璧な紳士としての振る舞いが身についた男性”だそうで、このショートムービーの“エージェント”は、さながらそんなボンド像を踏襲したキャラクターでありましょう。

ボンド映画史上最高の興行成績を記録し、50年の歴史を誇るボンド映画の中でもトップ5内に入る上出来な作品だった「スカイフォール Skyfall」では、そんなボンド像を現代風に捻った解釈のクレイグ=ボンドが、私には却って新鮮に感じられました。こんな泥臭くて不器用な一面もあるボンドもいいんじゃないかと気に入っていたのですが、古いシリーズがお好きだった方の中には、“ちょっとイモ臭過ぎてダメだわー”という向きもあると思いますよ。

まあ、どの世代のボンド役者が好きかは、観客個々の年齢層や好みの違いによっても大いに変わってくるでしょうが、共通して言えることは、“ボンド役者はその時代が要求する理想の男性像を反映している”ということです。映画が時代を映す鏡だということが、こんな場面でも感じられますね。


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