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zoom RSS 「Cosmopolis」プレミアの旅―リスボン、パリ、ベルリンとカンヌ拾遺記。

<<   作成日時 : 2012/06/01 17:58   >>

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今日も今日とてデヴィッド・クローネンバーグ師匠にまみれる日々(笑)。幸せでござるよ。

カンヌ国際映画祭で初お披露目された「Cosmopolis」は、その後すぐにヨーロッパ各都市でプレミアが開催されています。主要キャストと原作者ドン・デリーロを集めたカンヌの後は、デヴィッド・クローネンバーグ監督と主演のロバート・パティンソン、プロデューサーのパウロ・ブランコ(Paulo Branco)の3名チームがヨーロッパを廻っているようですよ。
そろそろあちこちのサイトから、パリ・プレミアやベルリン・プレミアの画像が出回り始めていますので、気に入った画像を随時追加していきます。


・「コズモポリス Cosmopolis」とは?

コズモポリス
新潮社
ドン・デリーロ

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「コズモポリス」
ドン・デリーロ著
上岡 伸雄 訳

現代アメリカ文学の巨匠ドン・デリーロの、シニカル極まるサスペンス小説「コズモポリス」。これを、デヴィッド・クローネンバーグ監督と主演ロバート・パティンソンのコンビで映像化した作品が「Cosmopolis」です。何もかもが歪んだ、夢か現か幻かはっきりしない空間の中を、リムジンで彷徨うウォール・ストリートの申し子エリック・パッカー。彼に迫りくる狂気を饒舌に物語る小説ですが、かのブレット・イーストン=エリス著の「アメリカン・サイコ」を思わせる雰囲気も漂います。

ハイテク設備を備えたバカでかいリムジンに乗って、NYの街中を移動する若者エリック・パッカーは、秒単位で巨額の金を投資し巨万の富を得た時代の寵児だった。だが、ある投資に失敗したことから全財産を失う危機に瀕している。実体の無いカネの動きに一喜一憂しつつ、まともに生きる感覚が麻痺してしまったエリックは、婚約者がいながら常軌を逸した乱痴気騒ぎに興じて不安から逃れようとする。彼のリムジンの行く手を邪魔するのは、様々な変人、奇人たちだ。しかし、密かにエリックの命を狙うストーカーが、彼の背後に忍び寄っていた。



「Cosmopolis」ポルトガル、リスボン・プレミア “Centro Cultural de Belém”

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All photos by Joana Linda www.joanalinda.com
リスボンのCentro Cultural de Belémという会場にレッド・カーペットが敷かれ、ポルトガルのロブ様ファン達が熱狂する中、クローネンバーグ監督、ロブ様、パウロ・ブランコが登場。しばしのファン・サービスの後、会場内でプレミア上映が行われました。この画像は、プレミア当日会場にいた、リスボンを拠点に活動するカメラマン兼映画監督のJoana Linda女史が撮影したものであり、彼女のサイトからお借りしています。その他のロバート君の画像は、こちらのサイト(ポルトガル語)こちらのサイト(ポルトガル語)にも掲載されていますよ。

「Cosmopolis」フランス、パリ・プレミア  5月30日“Le Grand Rex”

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カンヌでも相当な蜜月っぷりでしたが、他のキャストがいないリスボン、パリ、ベルリンでは、既に“世界は二人のために”状態の(大笑)師匠とロブ様。

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まだ26歳の若さで「トワイライト・サーガ」という大ヒット作を持ち、世界のアイドル俳優になってしまったら、その後のキャリアをどのように築くべきか、方向性に大いに悩むことでしょう。お察しします。ですがちょっと不安なのが、彼ロバート君がやはりこの若さで師匠と出会い、師匠の作品の中でもアヴァンギャルドを極めるリスキーな作品に主演してしまったのは、やはり時期尚早だったのではないかということ。インタビューを見る限り、ロバート君は「Cosmopolis」をあんまり理解できていない(笑)みたいですしね。仕方ないですけどね。まあ、この作品に関しては、師匠が手取り足取りで、ロバート君から“エリック”という魅惑的で危険なキャラクターを引き出したのでありましょうが…。

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ま、この様子では、きっとロバート君は、最初から最後まで何がなんだかよく分からん状況で、師匠の手のひらの上で転がされていた(笑)のでしょうね。ま、そのまま素直に転がされとけ、ロバート君。

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この作品では、ロブ君演じるキャラクターは主人公であり、画面に出ずっぱりであり、かつ物語の上で何もかもをさらけ出すことを要求される、難しい役どころです。ヴィゴ・モーテンセンは「イースタン・プロミス」で、文字通り男裸一貫の状態でサウナ内でのファイト・シーンに挑みましたし、ミヒャエル(マイケル)・ファスベンダーは「Shame -シェイム-」で心も身体もさらけ出すようなキャラクターを演じました。
ただ単に服を脱ぐことが、役者としての勇気に繋がるわけではありませんが、演者として“後一歩”を踏み出せる人は、大抵の場合、無意識のうちに自分自身の心に掛けているブレーキをはずし、いつでも無我の境地に飛び込むような姿勢で演技に臨んでいますよね。理性を持つ生き物である人間にとって、それはある意味非常に恐怖を伴う行為であります。ですが、“他の者になりすます演技”って、突き詰めれば自分のエゴを消して他者の魂の中に入り込むこと。最良の演技は、架空のキャラクターになりきって、その中に真実を吹き込む作業なんですよね。

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ロバート君には良い演技者になれる資質があると思います。それを生かすも殺すも、彼自身の演技への献身がどれほどのものであるか次第でしょう。

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このデヴィッド・クローネンバーグという映画作家は、自身のアルターエゴである主演俳優に、常に“キャラクターへの究極の献身”を求めます。それが理解できない役者は、残念ですが、この監督と再び共に仕事をすることはありません。


「Cosmopolis」ドイツ、ベルリン・プレミア 5月31日“Kino International”

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パリでのプレミアの後、「Cosmopolis」御一行様…実質約2名様(爆)は、ドイツのベルリンに移動。ベルリンのKino Internationalで5月31日、プレミアが持たれました。

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ウォルター・サレス監督の「On The Road」に出演したガールフレンドのクリステン・スチュアートちゃんも、ロバート君と同じくカンヌに登場していましたが、彼女がテレビ出演した際に“彼(ロバート君)の「Cosmopolis」での演技はすっごいの!どうやってあんな風に演技できたかわかんないぐらい!!”と微笑ましい援護射撃をしていたとか。ヨーロッパでは、既に上映が始まっている国もいくつかあり、そろそろ出てくるであろうレビューの内容が気になるところでありますね。

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でも、ヨーロッパ蜜月旅プレミア旅中のロバート君と師匠の画像は、クリステンちゃんにはあんまり見せられないなあ。

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クリステンちゃん、ごめんね。私がここで謝ってもしょーがないのですが(笑)、師匠の信者として一応ね。


さて、カンヌ国際映画祭におけるデヴィッド・クローネンバーグ監督の「Cosmopolis」が巻き起こした大小様々の逸話の中から、ぜひ皆さんに見ていただきたい記事を一つご紹介。師匠の実娘ケイトリン・クローネンバーグがカンヌで「Cosmopolis」御一行様に密着して撮影した写真です。

The New York Times Style Magazineのサイトに掲載された、PHOTOS OF THE MOMENT by Caitlin Cronenberg (Caitlin Cronenberg’s Cannes Film Festival photo diary.) がそれですね。

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Photos of the Moment | Robert Pattinson at Cannesからの一枚。カンヌでのクローネンバーグ監督とブランドン・クローネンバーグ監督、及び周辺の人たちの表情をモノクロで捉えた写真が収められています。ケイトリンちゃん、良い写真撮ってます。

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Photos of The Moment | The Cronenbergs on Set at Cannesから、思わず胸が熱くなった一枚を。ジェレミー・アイアンズと師匠です!!テンション上がりましたーっ!!グッジョブ!ケイトリン!!

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Photos of The Moment | The Cronenbergs on Set at Cannesからもう一枚!師匠がカメラマン、ピーター・リンドバーグとフォトセッションしている模様を捉えたもの。こっこっこっこれはさっ、どこか雑誌かなんかに載るんでしょうね、きっと!格好良いよ師匠が!

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Photos of The Moment | ‘Antiviral’ at Cannesから、館長的ライジング・スターの写真を一枚。ブランドン・クローネンバーグ監督の「Antiviral」に主演したケイレブ・ランドリー・ジョーンズ君の、オフステージの表情。「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」では、なんやらgeekっぽいクセのある存在感で、妙に私の目を引いていたのですが。この子は化ける(予言)。

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Photos of The Moment | Cannes Film Festivalから…師匠とブランドン♪

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Photos of The Moment | Cannes Film Festivalから、もう一枚。くどいようですが、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ君は化けます(予言)。…それにしてもケイトリン、良い写真撮るなあ…。

…to be continued.

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