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zoom RSS 予測不可能な“実験”の結果としてのアート。―Johan Rijpma

<<   作成日時 : 2015/12/04 12:29   >>

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つい先日、設立25周年を迎えたという(凄い!)Laughing Squidは、世界中で日々生み出される様々な形態のアートや、面白現象を紹介するサイトです。私も何年も前から日参しているこの面白発見サイトで紹介された驚くべきクリエイターと、彼が制作したアートをご紹介します。

えー、その前に。

1.まずは、一枚の白い紙をご用意ください。指で破りやすいように、あまり分厚いものでない方が良いでしょう。


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2.次に、その紙を指でビリビリと破ります。どんな風に破っても良いですが、ここでは後のことを考えて十字になるように破りますね。


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3.破った状態の紙の紙片を、それぞれ元の位置より少しずらして置き直します。置いたら、その十字に破った紙の写真を撮影しますよ。


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4.今度は、3の作業で出来た紙を、最初と同じように十字の形に破りますね。破った紙片を、またまた元の位置から少しずつずらした位置に置き直し、それをもう一度写真に収めます。


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5.2〜3の作業工程を繰り返していくと、紙にはこんなアートな模様が出来上がっていきます。


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6.目がちかちかしてきたり、肩こりが酷くなったら休憩を取りましょう。さらに2〜3の作業工程を根気強く続行します。…そうそう、作業途中でくしゃみしたくなったら、急いでその場を離れてください。だいぶアート作品っぽくなってきました。

それでは、本編へGO!!!…このページにある画像をクリックしてくださいね。驚くべきアート世界があなたの眼前に広がります。


本当に面白い、誰も見たことがないような芸術作品とは、それを作っている張本人が全く予期していなかった意外なハプニングから生まれることが多い。だから僕はいつも、クリエイティヴな作業工程と、その途中で起こった予期せぬ出来事といったものに、心底魅了される。 ―Johan Rijpma


Johan Rijpma
1984年生まれ、オランダ出身。ユトレヒト美術学校で芸術とメディア&テクノロジーを学ぶ。細かい作業を繰り返し、その工程を多くはストップモーション・アニメの手法を用いてデザインした、独創的なショート・フィルムやミュージック・ビデオを制作するようになる。

Johan Rijpmaというアーティストが、どれほどユニークで圧倒的な作品を生み出してきたか。とにもかくにも、まずは彼の公式サイトへ飛び、実際にその目でご覧になっていただいた方が話は早い。どのショート・フィルムも時間にして3分にも満たないほどの短い作品ですが、その一こま一こまに込められているイマジネーションとアイデア、日常生活の裂け目に見え隠れする“芸術”への愛情の深さに感嘆いたします。

Johan Rijpmaの公式サイトはこちらから。→Johan Rijpma

彼の作品の中で、私が最も気に入ったフィルム作品を一つだけ共有させてください。

“Tape Generations”(2011年) by Johan Rijpma


そして、ラッパーのPAX AND PRYの“B(ack) Again”というナンバーのミュージック・ビデオに、Johan Rijpmaのアート作品が取り上げられています。

“B(ack) Again” performed by PAX AND PRY


映画界でも、“アイデア枯渇”なんて言葉がデフォルトになりつつある昨今ですが、やっぱり思うのは、芸術が完成するまでの作業を、どんなに面倒でも手間暇かけて、丹念に積み重ねていかねばならないなあということです。猫も杓子もコンピューターで立体化すればいいってもんじゃありません。ニック・パーク監督の名作クレイ・アニメ「ウォレスとグルミット」を観たときにも感じましたが、丁寧な手作業には、それこそ“予期せぬ”作品が生まれる可能性が、まだまだ充分に残されているものなんですねえ。


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