House of M

アクセスカウンタ

zoom RSS ヴェネツィア映画祭コンペ部門受賞者発表。68th Venice FF last

<<   作成日時 : 2011/09/11 04:37   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

Photo Call of Prize Winners in 68th Venice Film Festival source:BiennaleChannnel


コンペ部門作品を観ても、なかなか渋いラインナップとなった今年の第68回ヴェネチア映画祭。今回は、我が師匠の新作『A Dangerous Method』や今秋の映画界の目玉になるであろうトマス・アルフレッドソン監督の『Tinker Tailor Soldier Spy』のお披露目、コンペ外作品でも画家への転向を発表したスティーヴン・ソダーバーグ監督のオールスターキャスト・パニック映画『Contagion』のお披露目などなど、華やかな話題もふんだんに振りまいてくれました。果たして、“世界最古の国際映画祭”の矜持を取り戻してくれたでありましょうかね。

本日の午前3時ごろ、注目の各部門の受賞作品の発表が行われました。上記した動画の中には、金獅子賞受賞のアレクサンドル・ソクーロフ監督(『Faust』)、銀獅子賞受賞のShangjun Cai監督(『Ren Shan Ren Hai(People Mountain People Sea)』)、最優秀女優賞獲得のDeanie Yip(『Tao jie (A Simple Life)』Ann Hui監督)、そして最優秀男優賞受賞の我らがミヒャエル・ファスベンダー(『Shame』Steve McQueen監督)の受賞後のフォトコールの様子が収められています。各人の喜びの表情をご覧下さい。

ちなみにスティーヴ・マックィーン監督とミヒャの『Shame』ですが、ヴェネチアでの大成功を弾みに、ついにアメリカでの配給先を勝ち取りました。幸先の良いスタートであります。これから来年のオスカー本番に向けて、今作への注目度がぐぐっとアップするといいですね。


List of prize winners of 68th Venice Film Festival

・Golden Lion for Best Film
Faust by Aleksander Sokurov (Russia)

・Silver Lion for Best Director
Shangjun CAI for the film Ren Shan Ren Hai (People Mountain People Sea) (China - Hong Kong)

・Special Jury Prize
Terraferma by Emanuele Crialese (Italy)

・Coppa Volpi for Best Actor
Michael Fassbender in the film Shame by Steve McQueen (United Kingdom)

・Coppa Volpi for Best Actress
Deanie Yip in the film Tao jie (A Simple Life) by Ann Hui (China - Hong Kong)

・Marcello Mastroianni Award for Best New Young Actor or Actress(マルチェロ・マストロヤンニ賞:最優秀新人賞のこと)
Shôta Sometani and Fumi Nikaidô in the film Himizu by Sion Sono (Japan)「ひみず」に主演した日本人俳優2名が受賞しました。おめでとうございます。

・Osella for the Best Cinematography(最優秀撮影賞)
Robbie Ryan for the film Wuthering Heights by Andrea Arnold (United Kingdom)

・Osella for Best Screenplay(最優秀脚色賞)
Yorgos Lanthimos and Efthimis Filippou for the film Alpis (Alps) by Yorgos Lanthimos (Grecia)

・Lion of the Future - “Luigi De Laurentiis”Venice Award for a Debut Film(ルイージ・デ・ラウレンティース賞:最優秀デビュー作品賞)
Là-bas by Guido Lombardi (Italy) - International Critics' Week
and a prize of 100,000 USD, donated by Filmauro di Aurelio e Luigi De Laurentiis, to be divided equally between the director and the producer


ORIZZONTI

・Orizzonti Award (full-length films)
Kotoko by Shinya Tsukamoto (Japan)

・Special Orizzonti Jury Prize (full-length films)
Whores' Glory by Michael Glawogger (Austria, Germania)

・Orizzonti Award (medium-length films)
Accidentes Gloriosos by Mauro Andrizzi and Marcus Lindeen (Sweden, Denmark, Germany)

・Orizzonti Award (short films)
In attesa dell'avvento by Felice D'Agostino and Arturo Lavorato (Italia)

・Special Mentions
O Le Tulafale (The Orator) by Tusi Tamasese (New Zealand, Samoa)
All The Lines Flow Out by Charles LIM Yi Yong (Singapore)


CONTROCAMPO ITALIANO

・Controcampo Award (for narrative feature-length films)
Scialla! by Francesco Bruni

・Controcampo Award (for short films)
A Chjàna by Jonas Carpignano

・Controcampo Doc Award (for documentaries)
Pugni chiusi by Fiorella Infascelli

・Special Mentions
to the documentary Black Block by Carlo Augusto Bachschmidt
to Francesco Di Giacomo for the cinematography of Pugni chiusi


・Golden Lion for Lifetime Achievement
Marco Bellocchio

・Jaeger-LeCoultre Glory to the Filmmaker Award 2011
Al Pacino

・Persol 3D Award for the Most Creative Stereoscopic Film of the Year
Zapruder Filmmakers Group (David Zamagni, Nadia Ranocchi, and Monaldo Moretti)

・L'Oréal Paris Award for Cinema
Nicole Grimaudo


68th Venice Film Festival - Awards Ceremony source:BiennaleChannel


上記が今回のヴェネチア映画祭が選出した全ての受賞作品及び受賞者のリストです。個人的には、地味ながらとてもバランスの良い内容であるとおもいますよ。前回のことを考えるとね(苦笑)。審査委員団を率いたペコちゃん…もとい…ダーレン・アロノフスキー監督の生真面目な性格が出た結果です。まあこれなら、映画狂たちも納得させられるでしょう。

画像

「ファウスト」という、演劇にもオペラにも映画にもなっている史上最も有名な物語を、舞台をロシアに移して新たに解釈しなおした意欲作を撮りあげました。ソクーロフ監督です。

画像

銀獅子賞は、なにも“2番目に良かった作品”という意味ではなく、“最優秀監督賞”を指します。相変わらず中国映画界の底力を感じますね。

画像

受賞した作品『Tao jie (A Simple Life)』の中では、髪もボサボサ、服もボロボロのホームレスに扮し、大変失礼ながら、この艶やかな熟女と同一人物だとは到底思えません(笑)。俳優さん女優さんの化けっぷりって凄いですね。

画像

そしてミヒャ。
この人の出演作品選びは一種独特で、しかもハズレも少ないとよく言われます。マックィーン監督とタッグを組んだ初めての作品『Hunger』でも、極限まで体重を落として命懸けで役柄に挑んだ彼の姿を見ていると、真摯に俳優という職業に向き合っていることが感じられますね。メジャーな作品では、ヒロインに恋される色男的な役が多かったのですが、そんなタイプキャストに腐らず、この『Shame』で一皮剥けた彼の今後の躍進に期待しましょう。

画像

ミヒャが、現在開催中のトロント国際映画祭(TIFF)における『A Dangerous Method』(ミヒャはユングを演じている)のプレミア上映に出席しない旨の一報が入った時、“これはひょっとして(ワクワク)!”と期待していました。予想通り、彼はヴェネチアでトロフィーを掲げるために残っていたのですね…。いや、それにしてもよかった。『A Dangerous Method』絡みではなかったのは正直残念でしたが、彼の真価が認められるのはとにかく嬉しいです。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
おめでと、ミヒャ。次は『A Dangerous Method』と『Shame』の日本公開だぜっ!!配給会社の皆さん、頑張るざますっ!!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
ヴェネツィア映画祭コンペ部門受賞者発表。68th Venice FF last House of M/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる