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zoom RSS “干支 de シネマ”ー鼡、丑、寅 Movies about animals

<<   作成日時 : 2015/06/16 00:04   >>

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干支にちなんだ映画を挙げていこうという“干支 de シネマ”バトンが、大昔流行ったことがありましてん。それから派生した、干支、つまり動物にちなんだ映画を挙げてみっぺか、というお遊びをいたしましょう。本日は、ねずみ、うし、とらの段。


【子】ねずみ rat, mouse

ね〜ず〜み〜から。

まず頭をよぎったのはB級ホラーの「ウィラード Willard」(1971年)なんですが、いきなりこれを持ってくるのはさすがに憚られます。でもまあアメリカにはディズ●ーという文化が根付いていますから、ねずみが登場する映画やアニメって意外とあるようです。2007年度大ヒットしたアニメ映画「レミーのおいしいレストラン Ratatouille」などもそうですよね。
そうそう、日本でも1973年にテレビ放映されていた「山ねずみロッキーチャック」なんていうアニメ作品がありましたねえ。覚えてますよ。
そしてここでは、そのディ●ニーの大スター、ミッキー・マウス Micky Mouseが狂言回しを務めるクラシック映画「ファンタジア Fantasia」を推してみます(笑)。

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「ファンタジア Fantasia」(1940年製作)
製作:ウォルト・ディズニー
脚本:ジョー・グラント&ディック・ヒューマー
ライブアクション撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
音楽:レオポルド・ストコフスキー、フィラデルフィア交響楽団
音楽監督:エドワード・H・プラム
音楽編集:スティーヴン・シリング
ナレーション:ディームズ・テイラー
ミッキーマウスの声:ウォルト・ディズニー

●収録曲
「トッカータとフーガ」(バッハ)
監督:サミュエル・アームストロング
「くるみ割り人形」(チャイコフスキー)
監督:サミュエル・アームストロング
「魔法使いの弟子」(デュカス)
監督:ジェームズ・アルガー
「春の祭典」(ストラビンスキー)
監督:ビル・ロバーツ&ポール・サターフィールド
「交響曲/田園」(ベートーベン)
監督:ハミルトン・ラスク&ジム・ハンドリー&フォード・ビーブ
「時の踊り」(ポンキエルリ)
監督:T・ヒー&ノーム・ファーガソン
「はげ山の一夜」(ムソルグスキー)
監督:ウィルフレッド・ジャクソン
「アベ・マリア」(シューベルト)
監督:ウィルフレッド・ジャクソン

地球誕生から恐竜闊歩する時代、悪魔に弟子入りするミッキーが大活躍する時代など、8つの時代を背景に展開するアニメーションによるバレエ劇を、8つのクラシック音楽に合わせて描いていく。

この作品を製作中のウォルト・ディズニーは、クスリでハイになった状態であった…。などという、都市伝説みたいな逸話がまことしやかに流布するほど、イマジネーションの限界を軽く超えたアニメ映像の奔流に圧倒されます。多くの方が思われたことでしょうが、やはり「くるみ割り人形」の創造性ならびに完成度は、他の追随を許しません。ベースとなる音楽は、誰でも一度は耳にしたことがある有名なクラシック組曲ですが、本作を観る限り、それら音楽から喚起されたイマジネーションに留まらぬものを感じさせますよね。技術が飛躍的に向上した現在の目で観ても、これを凌駕するものを作るのは困難でしょう。当たり前のことですが、映画はやはり本物の優れた才能によって製作されるべきなのです。今観ますと、悪魔やら幽霊やら骸骨やらが登場するシークエンスもあり、子供向けというにはいささかグロテスクな描写もあるんですよね。しかしなんといっても、音と映像の相乗効果に我を忘れて見入ってしまいます。


【丑】うし cow

ウモ〜♪ 牛。
意外と難しい。なので、変則技を早くも活用(笑)。純然たる牛ではないのですが、牛の怪物ミノタウロス Minotaurをモチーフにしたモンスターが登場するこの珍品を。

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「シンドバッド虎の目大冒険 Sinbad and the Eye of the Tiger」(1977年製作)
監督:サム・ワナメイカー
製作:チャールズ・H・シニア&レイ・ハリーハウゼン
脚本:ビヴァリー・クロス
撮影:テッド・ムーア
特撮:レイ・ハリーハウゼン Ray Harryhausen
音楽:ロイ・バッド
出演:パトリック・ウェイン(シンドバッド)
ジェーン・シーモア(王子の妹)
タリン・パワー(ディオーヌ)
マーガレット・ホワイティング(王妃ゼノビア)
ピーター・メイヒュー(ミナトン)

チャールズ・H・シニアの製作、レイ・ハリーハウゼン Ray Harryhausenのストップモーション・アニメーション技法が用いられた、シンドバッドの冒険譚シリーズ第3弾。魔女でもある義母、王妃ゼノビアによってヒヒの姿にされてしまった王子を元に戻すべく、シンドバッドは王子の妹らとともに極北の神殿へ出発する。

ストーリーはわずか3行で説明できます(笑)。
このシンドバッドのシリーズも、第1作目と第2作目は、かの有名な骸骨のチャンバラシーンに代表されるようなハリーハウゼンのダイナメーション、想像力豊かな造形の数々で映画史に名を残しています。
しかし残念なことに、この3作目はアイデアも特撮もジリ貧状態であるのは否めません。ジョン・ウェインの息子パトリックとタイロン・パワーの娘タリンを引っ張り出してきて、往年の活劇映画ファンに目配せする色気を出しているものの、劇中のお色気担当はむしろ若き日のジェーン・シーモアであります(笑)。役者陣の力不足もあり、この手の娯楽映画には必須のゴージャス感も、胸躍るファンタジー性も、今ひとつ“足りん”という結果になってしまいました。まあしかし、前2作に比べればB級映画臭さは濃厚に感じられるものの、コアな作品ならではの楽しみもありますよ。
ハリーハウゼン映画の一番のお楽しみは、子供の頃に胸をわくわくさせたおとぎ話が、そのまま目の前で再現されているようなある種の既視感だともいえます。異形の巨大モンスターが突如ヒーローの前に立ちはだかったり、それこそ骸骨たちが突然動き出して剣を振るったり。前2作でも、6本腕の魔物やサイクロップスなど、思わず童心に返ってしまうような奇抜なアイデアに支えられた造形が多数登場いたしました。この第3作目でも、巨大セイウチ、1本角の原始巨人、ミノタウロス Minotaurをイメージしたという黄金色に輝く怪物像ミナトン Minotonなど、マニア心を刺激するモンスターが現れます。もっとも、モンスターたちの多くは、実際の動物を単に巨大化しただけじゃないかとも言えますが(笑)。しかしながら、ストップモーションによって生み出されたそれら巨大生物たちの独特な動きは、病み付きになるほどインパクトがありますね。最近の、精緻になるばかりのCGやSFXに内心ついていけないものを感じている私としては、非常に愛おしい“手作り”の味わいです。

それら愛すべきモンスターたちの中でも、特撮も造形も出色の出来であるのがミナトンです。ミナトンは、王妃ゼノビアの家来で怪力の持ち主というおいしい設定にもかかわらず、劇中ではその怪力を華々しく披露するチャンスがありません(笑)。おどろおどろしく登場した割には、舟漕ぎ要員としてこき使われたあげく、一行のために神殿の入り口をこじ開けたところで岩に押しつぶされてジ・エンドなんて(涙)。ミナトンの撮影はストップモーションと着ぐるみで構成されており、ミナトンのスーツアクターがあの「スター・ウォーズ」シリーズでチューバッカを演じていたピーター・メイヒュー Peter Mayhewさんです。で、良く考えると、この映画が製作されたのと同じ年に「スター・ウォーズ Star Wars」も作られているんですよねえ。当時の最新技術の結晶である「スター・ウォーズ Star Wars」と、この昔ながらの特撮映画「シンドバッド虎の目大冒険 Sinbad and the Eye of the Tiger」。この2作品からは、映画の世代交代のようなものを感じてなにやら感慨深いものがあります。


もうひとつ、牛が大切なシンボルとして登場するこのロマンチック・コメディも挙げておきますね。

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「ミルクのお値段 The Price of Milk」(2000年製作)
監督:ハリー・シンクレア
製作:フィオナ・コップランド
製作総指揮:ティム・サンダース
脚本:ハリー・シンクレア
撮影:レオン・ナービー
演奏:モスクワ・シンフォニー・オーケストラ
指揮:バレリー・ポリャンスキー
出演:ダニエル・コーマック(ルシンダ)
カール・アーバン(ロブ)
ウィラ・オニール(ドロソファラ)
マイケル・ローレンス(バーニー)
ランジ・モツ(アンティー)他。

手付かずの大自然が残るニュージーランド。ルシンダとロブの若いカップルは、117頭の牛たちと内向的な犬1匹と共に、この地で牧場を営んでいる。彼らは幸せだったが、穏やかに流れる平和な日々に、ルシンダはふと魔が差してしまう。そんな心の隙を見透かされたように、彼女は親友ドロソファラの甘言に惑わされる。ロブの愛情を試すため、彼に対してとんでもないいたずらを仕掛けたのだ。ロブはしかしルシンダの行状に激怒し、ドロソファラに気持ちを移してしまう。これは、最初からドロソファラに仕組まれた罠であったのだ。ルシンダは果たしてロブを取り戻すことができるのか。

実はこの作品は、私の最も苦手とするジャンル“ロマコメ”にカテゴライズされるかも知れないものです。いや、私だって「或る夜の出来事」とか「ニノチカ」とか、昔のエレガントなロマンス映画は観てますし、嫌いではありませんが。ぶっちゃけ、この作品を観たのも、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでブレイクしたニュージーランド俳優カール・アーバン君を見たいが故でした。白状すると、尻がかゆくなるのを承知の上で観賞と相成りました。
しかし、ニュージーランドというロケーションが幸いし、普段余りお目にかかることのない美しい風景やスピリチュアルな雰囲気が、作品全体になんとも不思議な感慨を呼び起こしており興味深かったです。ストーリーそのものは他愛もないものです。このお話を、例えばテキサスのど真ん中でやられたひにゃ、“エエ加減にせえやゴルァ”ともなりましょうが(笑)、ニュージーランドという特異な背景があったからこそ、奇跡的に“ファンタジー”として成り立っているという、本当に不思議な映画でしたわ。
でもさ、みなさんどう思います?いくらそそのかされたからといえ、ロブが大切にしている牛達を売り払ってしまったり、大事な商品である絞りたてのミルクの中でじゃぶじゃぶ泳いだりするルシンダを。“いやん、本気じゃなかったの、うふん♪”で済まされるレベルのいたずらじゃなかろうがと感じますわ。まあもっとも、“親友”の彼氏を奪いたいが為に、姑息な策を弄するドロソファラもどうかと思いますが。なんだか、いらんところで気持ちが冷めてしまう作品でしたねえ。でも、“牛”が大きな役割を果たす映画として、これを挙げておきます。

それから、もし闘牛関係も加えていいのなら、マタドールが重要な鍵を握る作品として、テレビ・シリーズ「刑事コロンボ」の第35作目「刑事コロンボ/闘牛士の栄光 Columbo: A Matter of Honor」(1975年製作)を挙げておきますね。
引退した高名なマタドール、モントーヤが、親友を背中から撃ち殺すような卑怯な殺人をなぜ犯したのか。メキシコに休暇旅行中であったコロンボが執拗な捜査を開始します。このエピソードでは、モントーヤを殺人に駆り立てた動機が最大のポイント。しかしいざそれが明らかになると、ご覧になった方の中には、“え?そんな理由で?”と拍子抜けなさった向きもあるかと思われます…。まあ、メキシコの気風に敬意を払ってということなのでしょう。リカルド・モンタルバンなどメキシコ出身の俳優が多く出演し、コロンボ・ドラマの中では異国情緒溢れる一遍ですね。


【寅】とら tiger

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「ドクター・ドリトル Dr. Dolittle」(1998年製作)
監督:ベティ・トーマス
製作:ジョン・デイヴィス&デヴィッド・T・フレンドリー
原作:ヒュー・ロフティング
脚本:ナット・モールディン&ラリー・レヴィン
撮影:ラッセル・ボイド
音楽:リチャード・ギブス
SFX監修:ジョン・ファーハット
アニマトロニック・クリーチャー:ジム・ヘンソンズ・クリーチャー・ショップ
出演:エディ・マーフィ(ドクター・ジョン・ドリトル)
オシー・デイヴィス(アーチャー・ドリトル)
カイラ・プラット(マヤ・ドリトル)
オリバー・プラット(ドクター・マーク・ウェラー)
レーヴェン=シモーヌ(シャーリース・ドリトル)
ノーム・マクドナルド(犬のラッキーの声)
アルバート・ブルックス(トラのジェイクの声)
クリス・ロック(モルモットのロドニーの声)他。

実はジョン・ドリトルは、幼い頃、大好きな動物と会話できるという特殊な能力を持っていた。しかし、その様子を見た父親アーチャーは彼の行く末を案じ、動物と接触することを一切禁じてしまう。それ以来ジョンはその能力を用いることもなく、そのうち動物と意思疎通する喜びも忘れていった。
長じて腕の良い医者となったジョンは、美しい妻リサと2人の娘達マヤとシャーリースに恵まれ、平凡ながら幸せな生活を営んでいた。マヤは内向的な性格で、かつてのジョンと同じく動物が大好きなちょっと風変わりな子供だった。しかし今や勝ち組の人間であるジョン自身は、そんな“落ちこぼれ”なマヤにもそっけない。
ところがある日、車と衝突した野良犬の怒鳴り声(鳴き声)を耳にした彼は、封印したはずの動物と会話できる能力を蘇らせてしまう。そして望んでもいないのに、その犬ラッキー、モルモットのロドニーという仲間を得、“動物の言葉を解する人間”の噂はたちまち動物界に広まっていく。挙句、ジョンの家には、診察を求めてアヒルだのヤギだのが押し寄せるようになる。またロドニーを介して、深刻な鬱症状で自殺願望を抱えたサーカスのトラの存在まで知るに至り、彼は医者としての本能から悩める動物たちを捨て置けなくなる。
だが、彼が動物と会話する光景は、同僚の医師には精神異常としか映らず、彼はついに病院送りとなった。社会復帰のため、動物との会話をやめることを固く決意するジョンであったが、理解者を得られず死に瀕したトラのジェイクを救うため、無理を承知で彼を自身が働く病院に搬送する。病院の買収を進める同僚医師は、ジェイクの脳の手術を敢行しようとするジョンを妨害するが、動物たちの結束に阻まれる。夫の変化についていけないリサを、アーチャーが静かに諭した。彼は、息子が天から授かった能力を理解しようとしなかった、過去の自分を恥じたのだ。ジェイクの手術は無事成功し、ジョンを変人扱いしていた人々もようやく真実を知る。ジョンもまた、かつての自分そっくりの娘マヤを心から理解することができたのだった。

エディ・マーフィが現代版ドクター・ドリトルを演じるこのコメディ、一般受けは非常に悪いですね(笑)。ロフティングの原作を映画化したものには、他に「ドリトル先生不思議な旅」という作品もあるにはあるのですが、私はこの現代版の方が好き。わらわらと登場する動物たちの “しゃべる”SFXを担当したのが「ベイブ」のチームということもあり、ドリトルと動物たちの交流が本当に自然。もちろん、ジム・ヘンソンズ・クリーチャー・ショップのアニマトロニクス技術も、その映像をさりげなくリアルに見せることに貢献しています。

そういう面でのリアリティも好印象なのですが、なにより、ドリトルが己の摩訶不思議な能力に懐疑的なのがいい。せわしなく、また超現実主義的現代社会では、動物と会話できる力なんて無用の長物だと割り切ってしまっているわけですね。社会的な成功ゆえにごくドライな人間になった彼が、再び戻った能力と動物たちに振り回されながらも、忘れかけていた医者のプライドを取り戻していく過程こそが、このお話の主意であるのです。動物によって人間らしい感情をよみがえらせる男の物語を、ドリトルと娘マヤとの和解というさりげない伏線の中に読み取ると、なかなかどうして味わいのある作品ですよ。また、妙に人間くさい動物たちの習性や、ドリトルと動物たちとの掛け合い漫才に笑いつつ、人間界と動物界の間にある相互無理解と対立の構造にふと考えさせられてしまいますね。

さて、この作品に登場するトラは、脳に腫瘍を抱えているために鬱状態になりました。美しく雄々しい彼が為すすべもなく衰弱してゆく様子の痛切さ、そしてその彼の症状がストーリーの鍵を握るという意味において、実に印象的なトラ君でした。

余談ですが、この作品には“誰かの同僚俳優”ことオリヴァー・プラットと、遂にブレイクした“ついに脇役卒業リスト、トップ俳優”ことポール・ジアマッティが出演しています。まあ典型的な憎まれ役ですが、彼らが出ているとなんだか映画にも安心感が生まれます。ハリウッドの脇役の層の厚さを感じますね。

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