テーマ:アニメ・コミック、SF映画

ゾンビの絨毯。ー「ワールド・ウォー Z World War Z」

お盆休みもとうに終わりまして、情け容赦なく通常モードでお仕事の日々が戻ってきた方も沢山いらっしゃると思います。朝夕は少し凌ぎやすい気候になったとはいえ、日中の暑さはまだまだ尋常じゃござんせん。夏の間の疲労が蓄積された身体は、病気にもかかりやすいものです。皆さん、お気をつけくださいませね。 お盆休みの間、我らザ・豆ーズは二つの水…
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死せる魂との対話―「Solus」(short film animated)

フランス生まれの哀感漂うショートアニメーション映画です。細部まで緻密に作りこまれた、非常に完成度の高い美麗なCGで綴られる近未来の物語は、しかしあまりに根源的な悲しみを揺さぶります。 “Solus” Solus from Solus LeFilm on Vimeo. 「SOLUS」 監督:Robin Bersot&…
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終末の中のバベルの塔―「The Origin of Creatures」

【バベルの塔】 元々人々は同じ一つの言語を共有してコミュニティーを作り、一緒に暮らしていた。肌の色や顔立ちが違っていても、皆同じ言葉をしゃべっていたから争いが起こることもなく、彼らが形成する社会は繁栄し、技術も進化し、文明も高度に発達した。ところが、生活が豊かになって力を得るようになると、彼らは慢心し、父なる神を侮るようになった。誇り…
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“鋼鉄の男”の作り方―「アイアンマン Iron Man」

「アイアンマン Iron Man」は、フランス語バージョンで観ても、やっぱり面白かったよ…。 「アイアンマン Iron Man」(2008年製作) 監督:ジョン・ファヴロー Jon Favreau 製作:アヴィ・アラッド&ケヴィン・フェイグ キャラクター創造:スタン・リー他。 脚本:マーク・ファーガス他。 撮影:マシュー…
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茨の道をガラスの靴で歩め―「シンデレラ Cinderella」

この世界は残酷で、無知と憎しみと苦痛に満ち溢れている。しかし私達は自ら死を選ばない限り、生きていかねばならない。呪いの言葉を吐きながら他人を攻撃して生きるもよし、全てを忘れて無気力に、生きた屍になるのも勝手だ。だが中には、身も心もボロボロに傷つけられても、己の勇気と良心という甚だ心許ない武器だけでこの世界に立ち向かっていく人間もいるのだ…
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高齢化社会のアクション映画―「RED/レッド」

以前、故赤瀬川原平氏の「老人力」という本を読んだことがありましてね。この本が発売された当時は随分流行りましたから、今も覚えてらっしゃる方も多いと思います。流行語にまでなった“老人力”という言葉は、創作者(笑)の赤瀬川氏の手を離れ、勝手に独り歩きをはじめました。 しばらく経って赤瀬川氏のエッセーを読むと、この“老人力”という言葉が多…
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掃き溜めに咲くブリキの花―「第9地区 District 9」

“人間”と“エイリアン”を隔てるものは何か。 「第9地区 District 9」(2009年製作) 監督:ニール・ブロンカンプ 製作:ピーター・ジャクソン&キャロリン・カニンガム 脚本:ニール・ブロンカンプ&テリー・タッチェル 撮影:トレント・オパロック プロダクションデザイン:フィリップ・アイヴィ 衣装デザイ…
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“運命”を変えるのは9番目―「9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~ 9」

世界は一度終わり、一回りしてまたゼロから始まるんだ。 9&amp;lt;ナイン&amp;gt;~9番目の奇妙な人形~ スタンダード・エディション [Blu-ray]Happinet(SB)(D) 2013-02-02 Amazonアソシエイト by 「9&amp;lt;ナイン&amp;gt;~9番目の奇妙な人形~ 9」(2009年) 監督:シェーン・アッカ…
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夢のまた夢―「インセプション Inception」

“夢から醒めて、現実と向き合え” 「インセプション Inception」(2010年) 監督:クリストファー・ノーラン Christopher Nolan 製作:エマ・トーマス&クリストファー・ノーラン 脚本:クリストファー・ノーラン Christopher Nolan 撮影:ウォーリー・フィスター Wally Pfi…
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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーGuardians of the Galaxy」

私が生まれて初めて映画館のでっかいスクリーンで観た映画は、「スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲 Star Wars: Episode V - The Empire Strikes Back」でした。結局私自身は熱心なスター・ウォーズ信者にはなれなかったクチですが、最初の映画館体験が「スター・ウォーズ」だったのは、自分にとって本当…
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ゴジラは辛いわ~「Godzilla ゴジラ」起きただけで“世界が終わる”言われんやで?

…いや、ホンマにな、よーく考えてみて?この星がもっと若かった頃、気が遠くなるぐらい大昔に生まれて、全生態系の頂点に君臨しとったのはワタシの方ですよ?!…長い間に地球の環境が変わったし、ワタシ体でっかいですやん、せやから遠慮して地下深いところで寝てたんですわ。でもまあ、たまには地上に出てパトロールせなアカンなぁ思うて起きてみたらね。 …
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「ウォーキング with ダイナソー タイムスリップ!恐竜時代」

文字通り世界中を飛び回って野生動物たちの生態を探ってきた、動物学者にして冒険家のナイジェル・マーヴェン。彼はこのたび壮大な使命を帯びて太古の地球に降り立った。それは、数千年前に滅んだ恐竜たちに直に接近、遭遇することだ。 「ウォーキング with ダイナソー タイムスリップ!恐竜時代 Walking with Dinosaurs…
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「アバター」の元ネタの一つ?―「エイリアン・プラネット地球外生命との遭遇 Alien Planet」

実は今、Netflixで「新スタートレック Star Trek: The Next Generation」を見直しているところでして。1987年から1994年まで続いた、スタートレックの2番目のTVシリーズですね。今からざっと30年ほど前のテレビ番組ですから、SFXや映像そのものはさすがに古さを感じてしまいます。しかしながら、このシリー…
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妖精は何処へ行った―「となりのトトロ My Neighbor Totoro」

モーリス・センダックの名作絵本を、「アダプテーション」のスパイク・ジョーンズ監督が大胆なイマジネーションと独自の解釈を施して映画化した「かいじゅうたちのいるところ(Where The Wild Things Are)」。フランス在住時に当地で劇場公開されており、私も子豆たちを連れて観に行ったものです。 実はこの「かいじゅうたちのいると…
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死が私達を分かつまで―「The End」(short film animated)

実は数年前にご紹介したモノクロ、台詞なしの短編アニメーション作品“The End”についての記事を再投稿します。これ、すごく良くできた作品でしてね。ぜひご覧になってみてください。 死が私達を分かつまで… “The End” 「The End」(2005年) 監督:Maxime Leduc, Michael S…
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「レッドタートル ある島の物語 The Red Turtle」と生きる。

“…空と海の永遠に連なる暦では計れない時、世界は言葉では答えない。もうひとつのいのちで答える。”―谷川俊太郎「Red Turtleに寄せて」より抜粋 “…だからこそ、『言葉を失うことを恐れてはいけない』のだ。呼吸すること、食べること、働くこと、誰かと寄り添うこと、それらすべてが生きることそのものであり、言葉で説明できることではない…
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「ジャングル・ブック The Jungle Book」を読み解く。

“ジャングルの掟は青空のように古い真実 掟を守るオオカミは栄え、破れば死あるのみ 木に巻きつく蔓のように掟はゆきわたる 群れの結束はオオカミの力 オオカミの結束は群れの力” 「ジャングル・ブック The Jungle Book」(2016年) 監督:ジョン・ファヴロー John Favreau 原作:ラドヤード・キプ…
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新世界と「アバター Avatar」。

映画が公開された当時の今作の公式サイトには、“映画の歴史が変わる”という謳い文句がありました。 今では3Dによる劇場公開がすっかりデフォルトになっていますが、思い返せば、映画そのものが“3D”をスタンダードに加えるようになったのは、この作品がきっかけでありましたよね。その意味で「アバター Avatar」は、映画の歴史を確かに変えた…
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粘土に命が宿るとき―ニック・パーク Nick Park

彼らは友達…ニック・パークと“ウォレスとグルミット” Nick &amp; Wallace &amp; Gromit, they are best friends. ニック・パーク Nicholas Wulstan Park 1958年12月6日生まれ イングランド・ランカシャー州プレストン出身 1997年にCBEの称号を贈られた。 …
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おもちゃの冒険から、おもちゃと人の絆へ―「トイ・ストーリー3 Toy Story 3」

「トイ・ストーリー Toy Story」「トイ・ストーリー2 Toy Story 2」は、観る人をことごとく童心に帰らせてくれる、楽しく痛快なシリーズものではあるけれど、その背後にはシリアス且つ大きなテーマを一貫して背負っていたと思います。それは、“大人になることの本当の意味”でありますね。 前作「トイ・ストーリー2 Toy St…
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「フューチャー・イズ・ワイルド The Future is Wild」

映画という芸術媒体における3Dの意義を、根底から覆す結果となった「アバター Avatar」(2009年、ジェームズ・キャメロン James Cameron監督)。今や、近年の映画史を語る上で避けては通れない重要な作品となりましたね。私もパリにいた時に映画館で初めて今作を観賞したのですが、その際、真っ先に思いついたのが、以前旧ブログでも書…
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「スタートレック イントゥ・ダークネス Star Trek Into Darkness」

日本時間で昨日未明、俳優アントン・イェルチン Anton Yelchinが自動車事故で急逝したというショッキングな訃報が世界中に広まりました。イェルチンはまだ27歳の若さでした…。アート・シアター系のインディペンデント映画を中心に、ここ数年の間で主演、助演含め急速に出演作品を増していた若手有望株の俳優さんでしたのに。彼と一緒に仕事をした…
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輪廻する魂―「Grounded」 (short film)

さて、カンヌ国際映画祭も無事に終了し、映画祭シーズンも一つの大きな山場を越え、全体的にやれやれと安心したような雰囲気です。本日は約4年目、2012年9月に書いた記事を再投稿いたしましょうかね。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 今日は、SF、ホラー、フ…
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折れた翼を広げて―「Broken Wing」(short film animated)

これからは、僕が君の翼となろう。 “Broken Wing” (short film animated) Broken Wing [Film] from amossussigan on Vimeo. 誰にでも、あんまり思い出したくない過去ってのがあるだろう。 僕にとっては子供の頃の自分自身かな。チビで太っていて…
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「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ Captain America: Civil War」

…ところで、気になってたことを一つ。タイトルの“シビル・ウォー Civil War”というのは、アベンジャーズをはじめとするスーパーヒーロー軍団 vs. ヒーローたちが助けたと思っていたけれど、実はヒーローたちの大暴れに大きな被害を被っていた一般市民の皆さんという対立構造だという解釈で合ってますか?これは、この作品の背骨を支える大きなテ…
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相互理解は幸せの第一歩―「ヒックとドラゴン How to Train Your Dragon」

今、子豆2号が、英国の児童作家クレシッダ・コーウェル Cressida Cowell女史原作の「ヒックとドラゴン How to Train Your Dragon」シリーズに大ハマリしております。思えば子豆1号も、ちょうど現在の子豆2号の年齢の時にヒックとトゥースレスの冒険譚に夢中になっていました。クレシッダ・コーウェル Cressid…
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愚か者の道標―「ALTNEULAND」(short film animated)

“自由諸国では、国民の大半は自由ではない。彼らは少数者によって彼ら自身にも知られていない目的へと駆り立てられている。” ―サー・ラビーンドラナート・タゴール Sir Rabindranath Tagore 彼らの行動を馬鹿だと嘲笑うことは誰にもできないと思う。今の私もあなたも似たようなものだ。どの国に住んでいようが、何を信仰し…
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「ザ・ウォーカーThe Book of Eli / Le Livre d'Eli」世紀末を歩く人。

さて、不安定で不穏な世界情勢を反映してか、映画界では相も変わらず“世紀末映画”の製作が人気です。以前公開されたデンゼル・ワシントン主演SF世紀末映画「ザ・ウォーカー The Book of Eli」は、残念ながら巷の評価は奮わなかったのですが、今後、類似したテーマ性を持つ作品がお目見えするだろうことを予想して、パリ滞在中に書いた2009…
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火星の人の「オデッセイ The Martian」

【他の惑星にたった一人取り残された際のサバイバル心得】 1)決して諦めない。 2)一時的にパニック状態に陥るのは仕方がないが、ずっとパニクったままではいけない。 3)自分1人きりだからといって食料を食べ過ぎてはいけない。 4)命綱ともなる家庭菜園を甘く見てはいけない。 5)DIY精神をフルに発揮せよ。 6)使えるものは何…
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