テーマ:愛の映画

「コッホ先生と僕らの革命 Der Ganz Groe Traum」…追記しました。

本日のお題は、「コッホ先生と僕らの革命 Der ganz grosse Traum」。 ドイツ版「いまを生きる」と称される本作、ドイツに初めて“サッカー”という概念を持ち込んだ、ドイツ・サッカーの父“コンラート・コッホ先生”の伝記映画ですね。ドイツ・サッカーの黎明期を探ると同時に、19世紀末のドイツでは当たり前でもあった、厳格…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「もうひとりの息子 Le fils de l'autre」Part2 (解説)

2012年に開催された東京国際映画祭は、この、ロレーヌ・レヴィ監督の長編第3作目にあたる「もうひとりの息子」にグランプリと最優秀監督賞を与えました。 もうひとりの息子 [DVD]Amazonアソシエイト by 今作がフランス人監督(ユダヤ系)の手によるフランス映画であり、だからこそ、イスラエルとパレスチナという複雑な遺…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「もうひとりの息子 Le fils de l'autre」Part1 (ストーリー)

“もう一人の僕へ。君は君が選んだ人生を成功させろ。僕は僕の選んだ道で絶対に成功してみせる” 「もうひとりの息子 Le fils de l'autre」(2012年製作) 製作:ヴィルジニー・ラコンブ他。 監督:ロレーヌ・レヴィ 原案:ノアム・フィトゥッシ 脚本:ロレーヌ・レヴィ&ナタリー・ソージェン&ノアム・フィトゥッ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

人の世の哀しみと喜び-「ブラック・ビューティー/黒馬物語 Black Beauty」

僕の目には、人間の喜びと哀しみが見えている。 「ブラック・ビューティー/黒馬物語 Black Beauty」(1994年製作・劇場未公開) 監督:キャロライン・トンプソン Caroline Thompson 製作:ピーター・マクレガー=スコット&ロバート・W・シャピロ 原作:アンナ・シュウエル「黒馬物語」 脚本:キャロ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マスター・オブ・無精髭―フランコ・ネロ Franco Nero

8年程前、映画館で観たラブ・ロマンス映画「ジュリエットからの手紙」で、フランコ・ネロ Franco Neroを久しぶりに観た。ロレンツォを演じるフランコの佇まいは、めっきり白髪の増えた頭髪同様、若い頃の野生丸出しのセックス・アピールがちょうど良い塩梅に熟成され、酸いも甘いも噛み分けた老齢の男の悲哀と懐の深さを感じさせていた。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ストレンジャー・ザン・パラダイス Stranger Than Paradise」

何も変わらないように見えて何かが為す術もなく変わってゆく、この不条理なるモノクロームの世界。 「ストレンジャー・ザン・パラダイス Stranger Than Paradise」(1984年) 監督:ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch 製作:サラ・ドライヴァー 製作総指揮:オトー・グローケンバーガー 脚本:…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

戦いを捨てた戦士―「ディーパンの闘い Dheepan」

スリランカ内戦 Sri Lanka Civil War(1983年~2009年) イギリス統治下にあったスリランカでは、総人口のうち2割弱を占める少数民族のタミル人住民を優遇する分割統治政策がとられていた。1948年にセイロン(現スリランカ)が独立すると、翌年にはこれまでの反動からタミル系住民の選挙権が剥奪された。1956年、総人…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ターナー、光に愛を求めて Mr. Turner」

「ターナー、光に愛を求めて Mr. Turner」が私の町で劇場公開されたのは、2015年に入ってからだった。この伝記映画は、英国の名匠マイク・リー Mike Leigh監督が12年の歳月をかけて練り上げたという、名匠念願にして入魂の企画である。作品そのものは2014年に完成し、世界中の映画祭でのお披露目を経て海の向こうでは同年中に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

全ての人々にとっての物語―「ハーヴェイ・ミルク The Times of Harvey Milk」

2009年6月26日、ついにこのドキュメンタリーのDVD再発が決定いたしました。ハーヴェイ・ミルクの物語を、少しでも多くの人たちに知っておいてほしいと願い、ここに記事を再掲しておきます。後年、ショーン・ペンがミルクを演じる劇映画「ミルク Milk」(ガス・ヴァン・サント Gus Van Sant監督)も製作され、ペンが2度目のオスカーを…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

家族を心から愛し続けた“結婚しない女”―ジル・クレイバーグ

派手ではなかったけれど、その控えめでクールな美貌は晩年も衰えを知らず、女優として息の長いキャリアを築いていた方だったと思います。ポール・マザースキー監督の名作「結婚しない女」で、“男から自立する女”の肖像を生き生きと体現した女優ジル・クレイバーグが11月5日、長年闘ってきた白血病に倒れました。享年66歳。ご冥福をお祈りします。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

あなたは何者なのだ?ー「ザ・マスター The Master」

“All great truths begin as blasphemies. すべての偉大なる真理は、最初は冒涜の言葉として出発する -- ジョージ・バーナード・ショー George Bernard Shaw ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ザ・マスター The Master」を観てきた。事前に出回っていた情報…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

茨の道をガラスの靴で歩め―「シンデレラ Cinderella」

この世界は残酷で、無知と憎しみと苦痛に満ち溢れている。しかし私達は自ら死を選ばない限り、生きていかねばならない。呪いの言葉を吐きながら他人を攻撃して生きるもよし、全てを忘れて無気力に、生きた屍になるのも勝手だ。だが中には、身も心もボロボロに傷つけられても、己の勇気と良心という甚だ心許ない武器だけでこの世界に立ち向かっていく人間もいるのだ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「スタンドアップ North Country」―ニキ・カーロ監督

真の男女同権とは何か。 「スタンドアップ North Country」(2005年製作) 監督:ニキ・カーロ Niki Caro 製作:ニック・ウェクスラー 製作総指揮:ヘレン・バック・バートレット&ナナ・グリーンウォルド&ダグ・クレイボーン&ジェフ・スコール 原作:クララ・ビンガム&ローラ・リーディー・ガンスラー 脚本…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ボクとおとんと時々おかん。ー「ネブラスカ Nebraska」

今日は、家族を描かせたら当代随一のアレキサンダー・ペイン Alexander Payne監督「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 Nebraska」(2013年)のお話。 私はこの作品を映画館で見ていたのですが、その時、物凄い人が映画館に押し寄せていたんです。尚且つ、彼らの平均年齢が明らかに私よりも上でさ(笑)。なに?どどどどう…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「欲望という名の電車 A Streetcar Named Desire」をリメイクするとしたら?

「今のハリウッドときたら、新作映画はアメコミ原作のスーパーヒーロー映画か、リメイク映画ばっかりとくらぁ。リメイク映画しか作る根性も才覚もねぇなら、私が見たいリメイク映画を作ってみやがれ企画」 1.ぜひリメイクしてほしい作品は?(映画・TVシリーズ) 2.主演は誰で? 3.共演者は? 4.監督は? この、過去に製作さ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ルトガー・ハウアー/危険な愛 TURKS FRUIT」

ただ一度の愛の物語。 「ルトガー・ハウアー/危険な愛 TURKS FRUIT」(日本劇場未公開)(1973年製作) 監督:ポール・ヴァーホーヴェン Paul Verhoeven 製作:ロブ・ホウワー 脚本:ジェラルド・ソエットマン 原作:ヤン・フォルカーズ『TURKS FRUIT』 撮影:ヤン・デ・ボン 音楽:ロジェ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

この、青春の、痛み―エリック・ゾンカと「さよならS Le petit voleur」

空を飛ぶ鳥のように自由で、かごの中の鳥のようにあがき続ける。…たぶん、それを“青春”と呼ぶ。 エリック・ゾンカ Erick Zonca 1956年9月10日生まれ フランス、オルレアン出身 ●フィルモグラフィー 2008年『Julia』(監督、脚本) 2000年「愛撫」(脚本のみ) 1998年「さよなら…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ブルー・イグアナの夜Dancing at the Blue Iguana」―マイケル・ラドフォード

踊り子たちの見る夢は、夜の闇に消えてゆく。 「ブルー・イグアナの夜 Dancing at The Blue Iguana」(2000年製作) 監督:マイケル・ラドフォード Michael Radford 製作:ラム・バーグマン&マイケル・ラドフォード他 脚本:マイケル・ラドフォード&デヴィッド・リンター 撮影:エリクソン・…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

美は惜しみなく奪う-「ヴェニスに死す Morte a Venezia」Part2

“ここでは、私の昔からのあこがれを実現することが重要だった。審美的な憧れを持つ芸術家(すでに名声を確立していたが落ち目の音楽家アッシェンバッハ)と、その生活の間に介在する対立。あきらかに歴史を超えたその存在と、彼の中産階級市民の身分(タッジオ少年を取り巻く社会)への接近との間に介在する不調和というテーマは、常に私をひきつけてきた”―ヴィ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

更年期障害と「ブロークン・フラワーズ Broken Flowers」

ここのところ、蒸し暑かったり急に肌寒くなったり、晴れていたかと思えば突然雨が降ってきたり…と、不可思議な天候が続いています。そういえばパリに住んでいた頃も、朝のうち雨が降ったかと思うと、午後から嘘のように晴れ間が広がったり、一日の中で天気が気まぐれに変化しておりました。“女心とパリの空”てなもんですね。 そして、そのような不安定極…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

2つの「王子と踊り子 The Prince and the Showgirl」物語。

誰にも言わないが、実は密かに愛しているロマンティック映画の一つがこれ。 ロマンティック系の映画は苦手であると以前告白したことがあります。いわゆる“ロマコメ romantic comedy”と称される作品を観ると尻が痒くなるんですわ(←もういい・笑)。でもまあしかし、なにをもって“ロマンティックな映画”と考えるか、その判断基準は人そ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「イル・ポスティーノ Il Postino」―マイケル・ラドフォード監督

いつか来た詩の道。 「イル・ポスティーノ Il Postino / The Postman」(1996年製作) 監督:マイケル・ラドフォード Michael Radford 製作:マリオ・チェッキ・ゴーリ&ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ他 原作:アントニオ・スカルメタ『バーニング・ペイシェンス』 脚色:アンナ・パヴィニャー…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

死を見つめよ、さらば生きられん―「50/50 フィフティ・フィフティ」

“人は死から目を背けているうちは、自己の存在に気を遣えない。死というものを自覚できるかどうかが、自分の可能性を見つめて生きる生き方につながる” ―「存在と時間 Being and Time」(マルティン・ハイデッガー Martin Heidegger著)より ガンだって?!じゃあ、それをネタにしてナンパしに行こうぜ! 「50…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ドン・ジョン Don Jon」ー“愛の運び手”は地獄に堕ちたのか?

先頃閉幕した第67回カンヌ国際映画祭では、ある視点部門に、人気俳優が監督を務めた作品が複数招待されておりました。マチュー・アマルリックの“La Chambre Bleue”、ライアン・ゴズリングの“Lost River”、アーシア・アルジェントの“The Misunderstood (INCOMPRESA)”ですね。 俳優から監督…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

女性が生きること-ニキ・カーロ(Niki Caro)

急遽再アップします。ニュージーランド出身の監督ニキ・カーロ(ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain主演のドラマ『The Zookeeper's Wife』が公開間近。実はこれ、以前から楽しみにしていた作品です)が、ディズニーによる壮大なライフワーク“ディズニーの名作アニメーション作品群の実写映画化”企画に参戦することが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

Deep in a Dream of 「ブルーに生まれついて Born to be Blue」2

現在のところチェット・ベイカー唯一の伝記本『Deep in a Dream: The Long Night of Chet Baker』(ジェイムズ・ギャビン James Gavin著)を紐解くと、この映画「ブルーに生まれついて Born to be Blue」が描いた時期以降のチェットは、復活を果たした後、やはり彼自身の肌身に合っ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more