テーマ:愛の映画

「二十四時間の情事 Hiroshima Mon Amour」Part1―アラン・レネ監督

故アラン・レネ監督の名作「二十四時間の情事 Hiroshima Mon Amour」のレストア版が、現地時間で26日から始まるニューヨーク映画祭(The 52nd NY Film Festival)でリバイバル上映されるそうです。観たあぁぁぁいぃぃぃ(悶絶)。そんなわけで、急遽今作の解説記事を再アップしておきます。これを機会に、1人でも…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

妖精は何処へ行った―「となりのトトロ My Neighbor Totoro」

モーリス・センダックの名作絵本を、「アダプテーション」のスパイク・ジョーンズ監督が大胆なイマジネーションと独自の解釈を施して映画化した「かいじゅうたちのいるところ(Where The Wild Things Are)」。フランス在住時に当地で劇場公開されており、私も子豆たちを連れて観に行ったものです。 実はこの「かいじゅうたちのいると…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

紫煙とクリスマスの関係―「スモーク Smoke」

映画界では、巨大遊園地を思わせるメジャー大作映画と、小規模ながらリスクを厭わない刺激的なインディペンデント映画の二極化がどんどん進んでいます。その中間を埋めるのが、Netflix、Amazon、Huluといった配信会社になりつつある昨今。映画界の激変に伴い、テレビ、音楽その他の業界も変化を余儀なくされている状況です。 古き良き時代…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「25年目の弦楽四重奏 A Late Quartet」

“私は音楽を、愛という以外の形では、理解できない。”―ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー 「25年目の弦楽四重奏 A Late Quartet」(2012年) 監督:ヤーロン・ジルバーマン 脚本:ヤーロン・ジルバーマン 撮影:フレデリック・エルムス 音楽:アンジェロ・バダラメンティ 美術:ジョン・キャサーダ 衣装…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「愛についてのキンゼイ・レポート Kinsey」―ビル・コンドン監督

コンドンは、前作「ゴッドandモンスター」で映画界の注目を集めたあと、その作品でも苦楽を共にした作家クライヴ・バーカーの初期の傑作「血の本」シリーズを映像化するという企画に携わりました。しかし企画は頓挫。そこで、ボブ・フォッシー原作の舞台「シカゴ」(2002年)を映画化するロブ・マーシャル作品に、脚本家として参加したのです。この映画は興…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

孤独な魂に寄り添う―ジョン・シュレシンジャーJohn Schlesinger

-私がなにより興味を引かれるのは、ヒーローではなく負け犬、成功ではなく失敗だ- ジョン・シュレシンジャー John Schlesinger, CBE (本名:ジョン・リチャード・シュレシンジャー John Richard Schlesinger) 1926年2月16日生まれ 2003年7月24日没(アメリカのカリフォ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「レッドタートル ある島の物語 The Red Turtle」と生きる。

“…空と海の永遠に連なる暦では計れない時、世界は言葉では答えない。もうひとつのいのちで答える。”―谷川俊太郎「Red Turtleに寄せて」より抜粋 “…だからこそ、『言葉を失うことを恐れてはいけない』のだ。呼吸すること、食べること、働くこと、誰かと寄り添うこと、それらすべてが生きることそのものであり、言葉で説明できることではない…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「モーターサイクル・ダイアリーズ The Motorcycle Diaries」の旅。

現在でも、“反体制のイコン”として世界中の人々の精神的支えとして君臨する革命家チェ・ゲバラ(本名:エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ Ernesto Rafael Guevara de la Serna、1928年6月14日生まれ1967年10月9日没)。彼がまだ“チェ・ゲバラ Che Guevara”として覚醒する前、学生…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ジャングル・ブック The Jungle Book」を読み解く。

“ジャングルの掟は青空のように古い真実 掟を守るオオカミは栄え、破れば死あるのみ 木に巻きつく蔓のように掟はゆきわたる 群れの結束はオオカミの力 オオカミの結束は群れの力” 「ジャングル・ブック The Jungle Book」(2016年) 監督:ジョン・ファヴロー John Favreau 原作:ラドヤード・キプ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

幸せは泡となる―「ムード・インディゴうたかたの日々 L'Ecume des jour」

ジャズと映画。この2つは、映画の黎明期から切っても切れない深い関係にあります。ボリス・ヴィアンの近未来デストピア風SF悲恋小説を映画化した、ミシェル・ゴンドリー監督の新作「ムード・インディゴ うたかたの日々 L'Écume des jours」(ディレクターズ・カット版)では、ジャズ界の巨人デューク・エリントンの音楽がフィーチ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

身も心も…-「カラヴァッジオ Caravaggio」

“カラヴァッジオはおそらく犠牲者ラヌッチオと親密な関係にあり、争いの原因も、通説になっているような金をめぐるいさかいではなく、むしろ恋をめぐるものではなかったろうか。ここからカラヴァッジオの全生涯を俯瞰することにしたのだ。私はラヌッチオのキャラクターを『聖マタイの殉教』という作品に結びつけた。カラヴァッジオはこの絵の中央に、最終的に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ブロークバック・マウンテンBrokeback Mountain」からの情景とヒース。

突出した才能に恵まれた美しい人間というのは、神に早く召されてしまうのでしょう。2016年、私たちは数多くの偉人、才人を喪いました。天寿を全うした人もいれば、早すぎる死の運命を受け入れざるを得なかった人も。しかし、早逝する人間というのは、他人とは違う何かを持っている場合が多いと思いますね。 2009年に突如この世を去ったヒース・レジ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「普通の人々 Ordinary People」―ロバート・レッドフォードRobert Redford

「今生きていることを感じろ」 「辛いだけだ」 「いや、快い」 「なぜわかる」 「…友達だからだ」 「普通の人々 Ordinary People」(1980年製作) 監督:ロバート・レッドフォード Robert Redford 製作:ロナルド・L・シュワリー 原作:ジュディス・ゲスト「普通の人々」 脚本:アルヴィン・…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「シングルマン A Single Man」―トム・フォード Tom Ford監督

“…全てがありのままに清新に見えた時、“それ”もまた訪れるべくして訪れた。” 「シングルマン A Single Man」(2009年) 監督:トム・フォード Tom Ford 製作:トム・フォード&アンドリュー・ミアノ&ロバート・サレルノ&クリス・ワイツ 脚本:トム・フォード&デヴィッド・スケアス Tom Ford 原作:…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

愛を請う人―「さすらいのカウボーイ The Hired Hand」Part2

“西部劇はアメリカの神話なんだ”-ピーター・フォンダ 時間の海の中に埋没してゆく記憶は、時として痛みをそぎ落とすため、幻のような陶酔を自ら纏う。そうすることで、人は昔を懐かしく思い起こすことができるのだ。記憶の断片は、まるでオーバーラップのように幾重にも重なり合い、その輪郭を徐々になくしていく。見つめていると、それは人が輝く陽…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

愛を請う人―「さすらいのカウボーイ The Hired Hand」Part1

家は人生の出発点で、大切な場所だ。 「さすらいのカウボーイ The Hired Hand」(1971) 監督:ピーター・フォンダ Peter Fonda 製作:ウィリアム・ヘイワード 脚本:アラン・シャープ 撮影:ヴィルモス・ジグモンド 音楽:ブルース・ラングホーン 出演:ピーター・フォンダ Peter Fonda(ハ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「Cargo」(2013)(short film)

だいぶ前に一度ここでご紹介した、ゾンビものの変形秀作短編「Cargo」。ゾンビものっていうのは、ジョージ・A・ロメロの聖典をはじめとして、その続編、亜流含め、星の数ほど映画が作られているジャンルですが、この「Cargo」は中でも大変よくできた作品でした。が、これがなんとマーティン・フリーマン氏の主演で長編映画として製作されるらしいという…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

子供の声を聞いてー「トムとトーマス Tom & Thomas」

ショーン・ビーンの出演作品の中でも、家族でご覧になれる数少ないものを(自虐)ご紹介。…そろそろ「Bravo Two Zero」(この作品のタイトルだけは、日本語表記あるいは邦題にするのが凄くイヤ・笑)か「The Field」(国内版DVD出してください)の話もしたいですねえ。 僕らのパパは世界一! 「トムとトーマス Tom …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「クリムゾン・ピーク Crimson Peak」

【ご注意】私はノベライズ版の「クリムゾン・ピーク Crimson Peak」は一切読んでいません。 幽霊は実在する。私には分かる。この目でずっと見てきた。 Ghosts are real, that much I know. I've seen them all my life. 「クリムゾン・ピーク Crimson P…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マイケル・ファスベンダーの「SHAME -シェイム- Shame」

What's the 'shame'? マイケル(ドイツ語読みではミヒャエル)・ファスベンダー Michael Fassbender 1977年4月2日生まれ ドイツ、ハイデルベルグ出身 父親はドイツ人、母親は北アイルランド出身。姉が一人という家族構成。生まれはドイツのハイデルベルグだが、子供時代をアイルランドの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

愛は田園の彼方に―「ミス・ポター Miss Potter」

20世紀初頭。ヴィクトリア調の古い封建制度を色濃く残すここロンドンでも、新しい時代への潮流は起こり始めていた。 裕福な法廷弁護人のルパート・ポターを父に持つビアトリクスは、上流階級の女性は結婚して家庭に引きこもるのが当前とされた時代に、アーティストとして自立する術を模索していた。彼女は、子供時代を過ごした美しい湖水地方に住む動物達を主…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「かいじゅうたちのいるところWhere The Wild Things Are」と母性。

モーリス・センダックの名作絵本を、「アダプテーション Adaptation」のスパイク・ジョーンズ監督が大胆なイマジネーションと独自の解釈を施して映画化した「かいじゅうたちのいるところ Where The Wild Things Are」(2009年)。私はパリ滞在中に映画館で見ました。確か、「アバター Avatar」と同時期に劇場公開…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ありえないほど悲しい時。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Extremely Loud & Incredibly Close」を観てきました。「リトル・ダンサー」のスティーヴン・ダルドリー監督でしたね。 妙に奇をてらったか、もしくは、てらう気力もなくて派手なCGや3Dにおんぶに抱っこの映画ばかりでウンザリする昨今、ストーリーの面白さと演技者…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「高野聖 Koya Hijiri」ーシネマ歌舞伎 Kabuki in cinema。

“シネマde歌舞伎”をはじめ、コンサートや他の演劇を映画館で見るという習慣も、今やすっかり根付いた感があります。そんな中、坂東玉三郎 Tamasaburo Bando氏が泉鏡花の幽玄の世界を体現した「高野聖 Koya Hijiri」を数年前に映画館で見た時の衝撃は、やはり筆舌に尽くしがたいものがありました。私のつたない言葉では到底表現で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

女と男とイタリアの街の物語-「昨日・今日・明日 Ieri, Oggi, Domani」

イタリアの空の下、男と女は生きる。 「昨日・今日・明日 Ieri, Oggi, Domani」(1963年製作) 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ 製作:カルロ・ポンティ 脚本:エドゥアルド・デ・フィリッポ&ヴィラ・ヴィラ&チェザーレ・ザヴァッティーニ 撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ 音楽:アルマンド・トロヴァヨーリ 出…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

最も美しい“最悪の”夜―「マラノーチェ Mala Noche」

映画や小説、音楽など、どんな芸術形態であっても、私は“処女作”を観るのが大好きだ。処女作にはその作家のあらゆる要素の萌芽を感じることが出来るし、なにより、初々しい緊迫感と瑞々しさの絶妙な均衡があるから。相反する要素が、反発しあいながらもこれ以上ない配分で危うくバランスを保っている部分に、大抵その作品の魅力が潜んでいる。 僕が恋した…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

舞台裏の「スティーヴ・ジョブズ Steve Jobs」(2015年)

『いずれ、世界中の人々が同時に瞬時に情報を共有する時代がやってくる』 スティーヴ・ジョブズは、アップルCEOに返り咲く直前の1995年に受けたロング・インタビュー「スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~ Steve Jobs: The Lost Interview」の中で、はっきりとそう予言していた。いや、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more