写真と人生。

画像

写真は何を語るのか?




AFPの報道カメラマンがとらえた、1月9日から15日までのベストショット集。

画像

確かに素晴らしい写真ばかり。これはパリ=ダカール・ラリー中の一こま。良いショットだわ、これは。

画像

世界では色んなことが起こっています。デヴィッド・ボウイ死去のニュースは、世界中に大きな大きなショックを与えました。

画像

しかし、ちょっと目を外に向けるや、警官隊がテロ犯と銃撃戦を繰り広げている真っ最中であったり…

画像

ダマスカスの東部の町ドゥーマ Doumaで行われた空爆の結果、瓦礫の山と化した街中で、救助活動を行う人々を呆然と見つめる子供達がいたり…

画像

女性兵士達が実戦さながらの訓練を受けていたり…

AFPのカメラマン達は、怪我をして恐怖のために硬直する子供達や、死んだ子供を抱える親の呆然とした表情をとらえた写真を撮っています。為すすべもなく、それはもう沢山。毎回毎回同じことを書いていますが、見ていると絶望するような写真が多いですよね。

画像

こんなときこそ、美しい写真を見たり(AFPベストショットの中にももちろんそういう類の写真はあります)、楽しい気分になるようなものを見たほうがいいと思います、断然。世界中の情報が絶えず飛び交う社会ですから、辛い情報も毎日毎時間毎分毎秒、私たちのもとに間断なく流れ込んでくるわけで、どこかで一度その流れを断ち切らないと、こちらの神経が擦り切れます。

画像

最近、よく作品を見ているニューヨークの写真家ソウル・ライター Saul Leiter(既に故人)は生前、報道写真家のように世界中の悲劇や衝撃的な出来事を撮り続ける生活は自分にはとてもできないと発言していました。身近な日常生活の中に隠れている美を探し出す方が幸せだし、自分の性に合っているし、そうやってカメラ越しに見つけたささやかな美が、戦場で泣き崩れる子供達の顔より価値が低いとは思わない、と。
この彼の言葉は、情報共有社会が、怒りや悲しみ、憎しみといった感情までも瞬時に共有することを私たちに強いてくる現状において、その盲点を鋭く突くものです。……この言葉には反論できないね、確かに。


画像

私が美しいと思うものも、また日常生活の中にたくさん埋もれています。

画像

…おそらく、私以外の人間にとっては、どうでもよい物、何の価値も持たない物ばかりでしょう。

画像

しかし私もまたソウル・ライターと同じく、自分が美しい、面白いものだと感じる日常生活の中の美が、世界の最果ての絶景より劣っているとは思いません。

画像

愛でる対象がなんであれ、そこに私が確かに生きていた跡が残っているからでしょうね。


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)