“水族”館なのか“人族”館なのか、それが問題だ。

連休中、どこにも出かけないのもナンなので、近場で子供が楽しめるところとして名古屋港水族館(Port of Nagoya Public Aquarium)に突撃してまいりました。…追記完了!

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曇天で、いつ雨が降り始めるやらわからないお天気。そういうときには、屋根のある行楽地が人でいっぱいになるのはマーフィーの法則からも明らか(笑)。

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とにかく!

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せっかくのベルーガちゃんの写真が、もはや心霊写真にしか見えないほどのものすごい混みようだったんですわ。

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『いらっさ~~~~い♪♪』
実物大のクジラの頭部が子供たちをお出迎え。グリーンピースの皆様、これは模型ですので怒らないで下さいね。

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クジラのコーナーは、全体像の骨格(一部模型も含む)がどっかーんと展示してあって、結構迫力があります。

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ちょうど地上でイルカショーをやっていたのですが、会場に入りきれなかった入場客のために、水族館内から演技するイルカたちの様子を見られるようになってまして。うちの子豆ズ(小さいの、中くらいの、大きいの)が大喜びしてました(笑)。

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とにかく見渡す限り人・人・人・人。見たいコーナーがあっても、人の波に流されるまま歩くしかなく、思い通りに見学できないのがストレスでした。遠く離れた向こうでイワシの大群がえらいことになっていたのですが、その前にこのヒトの大群を何とかしてくれ!と、館長思わず絶叫。ここで、後ろから横から前から、いろんな人にどつかれたり服を引っ掛けられたりしましてね。ただでさえ短い館長の堪忍袋の緒が、さらに短くなりましたとさ。

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ヒトの大群に負けてられるかってんで、子豆1号をひっつかんだ館長、前後左右の人たちを蹴っ飛ばしつつ(すいませんね。私も結構どつかれたんでね)群れを掻き分け、ようやくイワシの大群の光景を身近で目撃。

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イワシの描く自然の驚異の素描に満足した1号と共に、別の場所に流れていくヒトの海流に乗った私たちは(笑)、水中トンネルをくぐりつつ移動。

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この水槽の中で見られる豊かな海の景色って、専門家による手厚い管理と保護があってこそのもの。本当の意味での自然のままの海の光景は、必ずしもこんな理想的なものではないでしょう。

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この、私達の頭上を飛んでたアーケロンだって(笑)、今や姿を消してしまった生き物なのですから…。

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これらの景色を見ていて怖くなったのは、様々な公害による汚染、放射能汚染等が進んでいけば、いずれ本物の海からは、サンゴもサンゴに住まう数え切れないほどの生き物も、姿を消してしまうのではないかということです。こんな色鮮やかな海の生き物なんて、それこそ、水族館でしかお目にかかれなくなるかもしれません。

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カクレクマノミがいた水槽では、産み付けられた卵をお父ちゃん(あるいはお母ちゃん)が一生懸命世話する様子が見られましたよ。ヒレで卵に新鮮な水を送っていますね。

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一口に海といっても、環境は場所によって多様です。その多彩な生活環境に合わせて、生き物達は独自の進化を行ってきました。

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あでやかな色も奇妙な形態も、相応の理由があってのもの。

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海が多種多様な生態系を維持できたのは、ある程度の自浄作用が備わっているからです。しかしそれも、許容範囲を超えた人工的な破壊活動が繰り返されれば、繊細な生態系はあっという間に壊れてしまいます。

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ねえ、子豆たち、今のうちにちゃんと見ておいた方がいいよ。あんたたちが大人になる頃には、こんな景色は地球上から消えてなくなっているかもしれないんだから。

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もっといっぱい写真を撮っておくべきだったね。

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子ウミガメたちのワタワタした泳ぎっぷりを見つめる子豆たち(笑)。

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小ちゃい頃はワタワタしてても、大人になればこちらが恐怖を覚えるぐらい巨大化します。

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私たちがウミガメのコーナーにやってきたとき、ちょうど彼らのお食事時間であったようで、飼育係の方がウミガメ一頭一頭に、丁寧にごはんをあげている様子が見学できました。個体の健康状態に合わせ、食べさせるものを微妙に調節しているそうです。

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…ということを解説しながら給餌している飼育係の方の様子を、魅入られたように見つけ続ける子豆たち(一部大きい豆も含む・笑)。いつも思うんですが、男の子(まれに大人も・笑)って生き物にごはんをあげることにやたら執着しますよね。

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ウミガメの水槽近くに、ウミガメに関する資料や標本が置いてありました。子豆たち(一部大きい豆も含む)がワキャワキャ言いながらそこにたむろっていると、先ほどの飼育係の方が、ひとつひとつに丁寧な解説をしてくださいました。お忙しいでしょうに、わざわざありがとうございました。

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“子供臨海科学相談室”、急遽オープン。…結構長い間子豆たち(大きい豆まで)の相手をして下さって、本当に申し訳ありません。

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ウミガメ臨時講座受講後、アメリカで発見されたという巨大亀の標本の前で記念撮影。

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所変わって、アマゾンなどの川に住む生き物を展示したコーナーへ。この辺りまで来ると、ヒトの群れはまばらになってきます。ようやく落ち着いて見学できる状態に。

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ミンククジラの案内で、極地に生きる生き物の展示コーナーへ。

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水族館と言えば、やはりペンギン。子供達のアイドルですね。ちょうどこのとき、飼育係のお兄さんたちが水槽のお掃除をしているところでした。時ならぬ、“ペンギン槽をお掃除しまショー”の始まり。子供達が大喜びでペンギンたちを見つめる傍らで、このお兄さんたちを観察しているお母さん方もちらほら(爆)。

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もとは寒い場所に生きるペンギン。猛暑となる名古屋の夏は、さぞかし試練でありましょう。冷暖房完備とはいえ、今夏は状況がどのように変わるかわかりません。なんとか事故もなく無事に名古屋の夏を乗り切って欲しいものです。

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ペンギンたちがモコモコと身を寄せ合って居眠り。……萌え……。

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我が家の子ペンギンたちも…

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モコモコワキャワキャと戯れておりましたとさ(笑)。


さて今回、常設展に加えて期間限定の特別展示も催されていました。

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何か分かります?

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ルックスだけは可憐な、しかしその実態は獰猛な肉食捕食者であるところの“クリオネ”です。水槽越しだとクリアに撮れませんねえ。

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クリオネを見るためだけに、実に20分近くも行列で待ち続けました(疲)。ついでのように隣に展示されていた“フウセンウオ”が、クリオネばかりに人気が集中している状況におかんむり。真っ赤になってぶんむくれていました(笑)。


結論:今回は、貴重な水生の生き物たちの観察以上に、ヒト族の多彩な行動法則のフィールドワークができた。じじばば、ヤンママヤンパパ、中年男女、子供、赤ん坊、大学生、若い社会人の男女…等々。それぞれが、密集した地域でどのような行動に走るのかを身近に観察できたのは、大きな収穫だった。いずれそれらの統計がまとめられれば、面白い結果が期待できるだろう。

最後に。ゴールデンウィーク中に、水族館になど出かけるものではない。


……以上。


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