エイリアン vs ターミネーター...もし闘わねばならないならどっち?

映画史の系統図の中には、“悪役史”という、王道から脇にそれた獣道的カテゴリがございます。これまでの映画作品に登場した中で、特に観客の記憶に残る恐ろしい、でも惹き付けられずにはおれない負の魅力も併せ持つ悪役達をまとめたカテゴリですね。


今日は、その悪役史の中でも著名なキャラクター2名にご登場いただきましょう。1979年のリドリー・スコット監督の処女作にして傑作SFサスペンス作品「エイリアン Alien」のタイトルロール、エイリアンと、1984年にジェームズ・キャメロン監督の手によって生み出された、これも傑作SFアクション作品「ターミネーター The Terminator」のターミネーターです。

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「エイリアン」も「ターミネーター」も、第1作目の内容が素晴らしかった上に興行的にも大成功を収め、それぞれでメガホンを取った監督両名の名声を一気に高めることにもなりました。そして作品はシリーズ化され、現在までに4作が製作されているという点でも、奇しくも2つの映画は似たような運命を辿っています。また、シリーズ第2作めまでは良い出来であったにもかかわらず、3作目以降は批評的な意味においても興行的な意味においても、失敗作の烙印を押されてしまっていることまで共鳴していますね(笑)。ちなみに“今度は戦争だ!”のキャッチコピーが強烈だった(笑)「エイリアン2」の監督はジェームズ・キャメロンです。なんだかんだで、この2つの作品はいろんな因縁を共有しているようですね。

さて、今回のお題です。

この映画史上に名を残す(しかも今だにバリバリの現役である)著名な悪役キャラクター、エイリアンとターミネーターに、もしも実際に遭遇してしまったとしたら?という、これまたとてつもなく希望のなさそうな状況設定でございます(笑)。エイリアンと遭遇しようがターミネーターと遭遇しようが、どちらもあっという間にやられてしまうのはわかっていますが、そこをあえて、どちらの方がより嫌かを選択する究極の選択ですね。


方やエイリアン。
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こちらはエイリアンのおかあちゃんがせっせと卵を産んで増殖しますし…

方やターミネーター。
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こちらの方はスカイネットがせっせと仲間を増産します…

どちらも、単体でも充分手に余る存在なのに、それ以上に無限に物量勝負をしかけてくる余力を持っているんですから、お手上げですわ(笑)。でも、もし本当に戦うとしたらどちらがいいかというと、館長はあれだな、ターミネーターと戦うことを選択すると思います。
エイリアンは未知の生命体ですから、どんな行動様式を持っていて何が弱点なのかといった情報が、まるでない状態でしょ?それに比べれば、ターミネーターは元を正せば人間が作り出したものなので、どこかに必ずウィークポイントがあるはずなんですよ。たとえ進化した人工知能を作っているとしてもね。そんなわけで、まだ対ターミネーター戦の方が、わずかながらでも勝機がありそうな気がします。
基本的にエイリアンの方は、あれが完成形の形態なのか、デザインの大幅変更は見られませんが、ターミネーターは機械の体が徐々に進化していることがわかります。

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映画俳優としてのシュワちゃんの印象を決定付けた「ターミネーター」。機械の体が人間の皮を被っているという設定は、ここから始まりました。あのごっつい身体でズンズン迫られたら、もう観念するしかないかも…と観客に諦めさせるだけの迫力(笑)がありましたよね。いくら、中身はスカイネットが大量生産で作り出したオートメーション機械だとわかってても、シュワちゃんの顔で追いかけられたら本能的に“負け”を覚えます。このシリーズが成功し、“ターミネーター”というキャラクターが歴史に名を刻んだのも、やはりシュワちゃんのおっかない顔とごつすぎる肉体あってのことだったのですね。


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ところが、そのシュワちゃんをも凌駕するもっと怖いヤツが現れました。T-2000ですね。だってこいつ液化するんだもん。反則ですわ(笑)。どうしようもないじゃん。人間型になったときの服装まで自前ですからね。至れり尽くせりです(笑)。でも、機械は機械なので、なんとかして溶鉱炉に放り込めばなんとかなりそうです。


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スットコドッコイな珍作となった第3作目。出るなと思っていたらやっぱり出やがった、女の子タイプのターミネーター。今作が失敗した原因は、敵役ターミネーターをおにゃのこ型にしたせいですよ。だって、全然怖くないんですもん。“こいつになら私でも勝てそうだ”と観客に思わせちゃダメです。しかも美人でスタイル抜群なターミネーターときたら、むしろ観客の反感を買うでしょう(笑)。シュワ型ターミネーターがこんな娘に負けること自体、笑えないギャグ。早いとこぶっ壊して差し上げる(←強気)。


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そして、さらに館長の殺る気を奮い立たせるのが、テレビ・シリーズ版の少女型ターミネーター。
……なんですか、この乳臭い小娘は!!オタ向けアニメじゃないんですから、“主人公と恋に落ちた華奢な美少女が実は機械の身体で悲劇的な最期を…云々”なんちゅう、ウザイ設定はいらないんだよ!!(注意:念のため、テレビ版本編はサラ・コナーを主軸に据えた物語で、至極真っ当で面白いSFアクション作品です。こんなアホ設定もありません・笑)館長、この小娘だけには絶対負けたくありません(歯軋り)。なんとしでも素手でぶっ壊し、溶鉱炉に放り込んでやらあ(青筋)。


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ただ、いろんなタイプのターミネーターがゾロゾロ出てくる4作目のターミネーターだけは、圧倒的な物量の前に敗北を喫しそうです(笑)。表向き、サム・ワーシントン君の顔なので、却って好感を持っちゃいそうだ(笑)。


…と思ってましたら、こないだスーパーでこんなのを見つけました。

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エイリアンが販促してる!

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口から流すのは機械をも溶かす体液ではなく、色とりどりのネクタイ…。いつの頃からエイリアンは、地球で出稼ぎするようになったのでありましょう…。哀愁すら漂うこのエイリアンになら勝てそうな気もしますが、そっとしておいてあげる方がいいですね。


ブログネタ:究極の選択! 闘うなら、どっちがイヤ?