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zoom RSS オージーは美味しい。―エリック・バナとリチャード・ロクスバーグ

<<   作成日時 : 2009/11/04 04:21   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

ハリウッドでは、オージー産の俳優(男女とも)はなぜか重宝される傾向にありますが、おおらかな気候が育むのか、かの地の俳優は美形が多いです。まあ、元々が移民で構成される国ですから、世界中の人種の血が混じり、美しい男女が生まれる確率も高いのでしょう。

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リチャード・ロクスバーグ

1962年1月1日生まれ
オーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズ州のオルバリー出身

愛称:ロックス

リチャード・ロクスバーグは、1962年の元旦に6人兄弟の末っ子として生まれました。俳優を志す前はキャンベラ大学で経済学を学んでいたそうですが、オーストラリア国立演劇学院(NIDA)を1986年に卒業後は、オーストラリアの演劇界、テレビ、映画の世界で活躍を続けています。
英国内で製作されたテレビドラマや映画にも出演したことがあり、その完璧なブリティッシュ・アクセントから、英国人俳優だと勘違いされていたこともあります。トム・クルーズ主演のシリーズ「Mission: Impossible II」で悪役に扮したことからハリウッドでも顔を知られるようになり、バズ・ラーマン監督の「ムーラン・ルージュ」、ショーン・コネリーが主演した「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」、同じオーストラリア出身のスター、ヒュー・ジャックマンと共演した「ヴァン・ヘルシング」など、ビッグ・バジェットの企画にも参加して知名度を上げています。
しかし活躍の基礎はあくまでも舞台に置いていて、オーストラリアで上演された舞台の演出も手がけました。2007年には、映画監督に初挑戦した作品「Romulus, My Father」が公開される予定です。この作品には、同郷の俳優エリック・バナが主演していますね。他にも、「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフのケレボルンを演じたニュージーランド出身の俳優マートン・チョーカシュも登場します。
さて、ロクスバーグは一時期同郷の女優ミランダ・オットーと交際していましたが、「ヴァン・ヘルシング」で共演したイタリア人女優シルヴィア・コロカ(ドラキュラ伯爵の花嫁役)と、2004年9月25日にイタリアのトスカーナでゴールイン。息子ラファエルが2007年2月に誕生しています。
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初めてこの人を認識したのは、実はデイヴィッド・ウェナム目当てで観た「ヴァン・ヘルシング」です。早口で挙動不審気味な(笑)デイジーのコミカル演技もなかなか良かったのですが、ルーマニア訛りの英語がセクシーだったドラキュラ伯爵役のロクスバーグに惚れ惚れ。ドラキュラのイメージは、かのクリストファー・リー御大が確立した、“冷ややかで知的な初老のハンサム男性”というものでしたが、彼が目指したドラキュラ伯爵像は、15世紀のルーマニア、トランシルバニアに実在したワラキア公ヴラド・ツェペシュ(串刺し王)から多大なインスピレーションを得ているようです。まあ映画自体は、様々な伝説や小説に登場するモンスター達を一堂に会した、まるでアミューズメントパークのようなにぎやかなアドベンチャーもので、別にどうということもありません(笑)。吸血鬼が出てくるせいか、やたらと人が空中に振り回されるシーンがあってうんざりしましたねえ。
ロクスバーグはこのとき、役作りで黒髪のウィッグをつけていたため、彼の地毛がきらきらの金髪だったなんて全く知りませんでした。後に過去作である「M:I-2」「ムーラン・ルージュ」「ラブ・ファクトリー」「バスカヴィルの獣犬」等を続けて観て、素顔はショーン・ビーン系の“金髪&碧眼”であることを確認。即、お気に入りリストにロクスバーグの名前が追加されることになりました(笑)。

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日本で公開された出演作があまりないので、彼の演技の真髄に触れるまでには至らないのが口惜しいですが、ダンディで知的な悪役に扮することが多いですかね。金髪の地毛のままでシャーロック・ホームズに挑戦した「バスカヴィルの獣犬」でも、原作にあったホームズの怜悧さ、知的さ、ダンディさにプラスしてちょっぴり意地悪で毒舌な部分もうまく表現できていたのではないでしょうか。名相棒ワトソン君は、ロクスバーグと同世代のイアン・ハートで、この2人のかけあい漫才的なやりとりもたいそう面白く、ワトソン君の見せ場も豊富なのがうれしい驚きでした。原作のおどろおどろしい雰囲気を表出しつつ、映像向けにプロットの破綻をうまく修正した脚本もなかなかのものでしたね。元は英国産テレビドラマだそうですが、意外な拾い物といったところ。
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このドラマを観ていて感心したのが、ロクスバーグが純血英国俳優に囲まれていても全く違和感なく溶け込んでいたことです。ことさら気取ったブリティッシュ・アクセントも、嫌味なぐらい決まっていましたしね(笑)。そう、すっかり英国女優だと信じていたケイト・ブランシェットが、実はオーストラリア出身だと聞かされて意外に思うのと同じようなものですね(笑)。役柄に合わせて、アクセントやしゃべり方、身にまとうオーラをもがらりと変えることができる俳優は、案外少ないもの。どんな名優でも、演じる役柄にどこかしら素の自分が透けて見えてしまうことがあるのです。してみると、カメレオンのように自在に自身のキャラクターを変化させていくロクスバーグは、今後もクセモノ俳優としてしぶとく活躍してくれるのではないでしょうかね。
彼の出演作の中でもお気に入りは、英国産のロマンチック・コメディ「ラブ・ファクトリー」なのですが、これについてはまた後日触れてみたいと思います。ここでは彼はまた、シャーロック・ホームズとは180度イメージを変えた、なんともキュートな男性を演じています。映画そのものも、ストーリーが強引に展開する部分はあるものの、 “男女の一目惚れ”と“女の自立”の狭間に立たされたヒロインの成長振りがさわやかな好篇でした。

●フィルモグラフィー

2010年『Ice』
2010年『Matching Jack』
2009年『False Witness』(TVシリーズ)
2009年『East of Everything』(TVシリーズ)
2007年「ディア・マイ・ファーザー」(未)監督のみ
2006年『Like Minds』
2006年『The Silence』(TVムービー)
2005年「機械じかけの小児病棟」
2005年「ステルス」
2004年「ヴァン・ヘルシング」
2003年「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」
2002年「バスカヴィルの獣犬」(TVムービー)
2002年「ラブ・ファクトリー」
2002年『The Touch』
2002年『The Road from Coorain』(TVムービー)
2001年『Blonde』(TVムービー)
2001年「ムーラン・ルージュ」
2000年「M:I-2」
1999年「パッション パーシー・グレインジャー、その秘密の生活」
1999年『The Last September』
1998年『In the Winter Dark』
1998年『A Little Bit of Soul』
1997年「オスカーとルシンダ」
1997年『Thank God He Met Lizzie』
1997年『Doing Time for Patsy Cline』
1997年『The Last of the Ryans』(TVムービー)
1997年『Frontier』(TVシリーズ)
1996年「革命の子供たち」(TVシリーズ)
1995年『Blue Murder』(TVシリーズ)
1995年『Hayride to Hell』
1995年『Billy's Holiday』
1995年『Lessons in the Language of Love』
1994年『Halifax f.p: Lies of the Mind』(TVムービー)
1994年『Talk』
1993年『Police Rescue』(TVムービー)
1993年『Seven Deadly Sins』(TVシリーズ)
1993年『CrimeBroker』(TVムービー)
1992年『Tracks of Glory』(TVムービー)
1991年『Dead to the World』
1990年「勝利への疾走(前後編)」(TVムービー)
1989年『The Saint: Fear in Fun Park』(TVムービー)
1987年『The Riddle of the Stinson』(TVムービー)


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エリック・バナ

1968年8月9日生まれ
オーストラリア、ヴィクトリア州のメルボルン出身

本名:エリック・バナディノヴィッチ

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エリック・バナをはじめて知ったのは、初主演作「チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼」がサンダンス映画祭に出品されたことから。この作品のときには、犯罪史上最悪とも称された実在の連続殺人鬼の外見に似せるため、素顔から程遠い太りようでした。この迫力ある体躯で、無表情に人を殺して殺しまくるわけです。オーストラリアの果てしなく広がる荒野が、殺伐とした味付けを映画にプラスしておりました。なんとも世紀末的な暗澹たる一遍です。バナの身体から染み出るような諦念観、血なまぐさい殺人への欲求は注目に値しますね。
その後彼もハリウッドに進出。リドリー・スコット監督の「ブラック・ホーク・ダウン」ではおいしいとこ取りのかっこいいフート軍曹役を好演し、ハリウッドに鮮烈な印象を与えました。マーヴェル・コミックの緑の怪人を演じた「ハルク」(アン・リー監督)では、チョッパー・リードの面影もないぐらい繊細に細くなってみせ、怒りによって怪人に変貌するヒーローの哀しみを体現していました。そうそう、この頃のインタビューで、“成功するダイエット法”について本でも書こうかと冗談をこいていましたが、そんなジョークが笑えないぐらい過激なダイエットを敢行したようですよ。

トレジャー・ハンター 一攫千金を狙え! [DVD]
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以前DVDで観た「トレジャー・ハンター 一獲千金を狙え!」(2002年、本邦未公開オーストラリア映画)では、宝くじのロトにハマっているふがいない男 (ニックネームも“ロト”)を演じてました。邦題通り、ダメダメ男3人組のトレジャー・ハンティングものですが、オーストラリア独特ののんびりした背景もあって、彼らがせっぱつまった状況に陥ってもどこかほんわかとしたムードが漂う、ローカル色濃厚な不思議な映画でした(笑)。このときはエリック、ちょっぴりムチムチ体型にリバウンドしていましたね(笑)。気を抜くと、オフにはムッチリ体型に戻っちゃうタイプなのでしょうか。まるでどこかの英国セクシー俳優みたい(笑)。まあ、むっちりタイプは大好きなので、個人的には無問題ですが(笑)。
脇役で声の出演をしたピクサー・アニメ「ファインディング・ニモ」では、シュモクザメの役でしたが、実にもったいない扱い。もっとおもしろいことをしゃべらせれば良かったのに。彼はオーストラリア時代にはコメディアンとして超有名で、大人気コント番組“フル・フロンタル”にレギュラーで出演していたそうです。たいそうな人気者となり、後年自身の名前を冠したコント番組 “Eric”では製作や脚本にまで携わるなど、多才振りを発揮します。彼が映画で演じるキャラクターは誠実で真面目な人物である場合が多いので、人は見かけによりませんよね。You Tubeに彼の当たりキャラのコントがあったので観ましたが、天然風味のしゃべくりと、体格の良さ(身長が2メートル近い)を利用した視覚系のギャグ両方を駆使したお笑いみたい。結構おもしろかったですよ。

彼が一躍女子のハートをつかんだのは、「トロイ」で受難の兄さんヘクトル王子を演じてからでしょうね。あっぱらぱーな弟(オーランド・ブルーム)のわがままと、耄碌しかけのとうちゃん(ピーター・オトゥール)の電波っぷりに振り回される、本当に気の毒な王子でした(笑)。常識人でリーダーの才に優れ、正義感あふれる男。概してこういう人間は早死にするものと相場は決まっています。案の定ヘクトルも、アキレスとの一騎打ちに破れてしまいますね。
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この映画は古代ギリシャ時代の設定でしたので、男連中は皆半裸同然の格好。出演した男優はそろって厳しいトレーニングを繰り返したそうです。ウチのショーンも、最後まで死なない(苦笑)オデュッセウス役で出演しています。ショーンも含め、皆さんいい身体を披露してくれました。エリックももちろん脱ぎまくり、盛り上がった胸筋や二の腕の力こぶなどを見せつけてくれました。眼福(笑)。背が高いですから、こういう役はやはり見栄えがしますよね。映画の出来は別として、今のところ、エリックの当たり役といってもいいのではないでしょうか。
翻って「ミュンヘン」では、信念と現実の狭間で狂気に引き裂かれていく、繊細なリーダー役でした。この映画については簡単に言及できませんが、政治の駆け引きに翻弄されて苦悩する男を、大きな身体を二つに折る様に演じて印象的でしたね。あの大きな背中いっぱいに哀愁をまとわりつかせ、秀逸な佇まいでした。
ルックスから見てそうではないかと思っていましたけど、彼のお父さんはクロアチア人、お母さんはドイツ人だそうです。つまり血統から言えば東欧寄りになるわけで、あの独特の翳りを帯びた雰囲気は能天気なアメリカ人にはないものです。また、ハスキーで多少のどに絡んだような、ちょっとばかり聞き取り辛い声も特徴的。そんなわけで、元来、私はこういう濃い目のルックスの男が好きなのですよ。むしろショーンのような男は例外といってもいい。ここへきて原点回帰したのでしょうか(そんなおおげさな)。
ちなみに趣味は車とバイク。クローネンバーグ監督と同じですな(だからどうした・苦笑)。

●フィルモグラフィー

2009年「スター・トレック」
2009年「きみがぼくを見つけた日」
2008年「ブーリン家の姉妹」
2007年「ディア・マイ・ファーザー」
2007年「ラッキー・ユー」
2005年「ミュンヘン」
2004年「トロイ」
2003年「ハルク」
2003年「ファインディング・ニモ」
2002年「トレジャー・ハンター 一獲千金を狙え!」
2001年「ブラック・ホーク・ダウン」
2000年『Something in the Air』(TVシリーズ)
2000年「チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼」
1999年〜2000年『All Saints』(TVシリーズ)
2000年『Arctic Adventure』
1997年『Eric』(TVシリーズ)
1997年『The Castle』
1996年『Eric』(TVシリーズ)
1993年〜1996年『Full Frontal』(TVシリーズ)

2007年には、ロクスバーグが監督を務め、バナが主演した映画『Romulus, My Father』が完成しました。ベストセラー小説の映像化となるこの作品は、日本では劇場公開こそされなかったものの、後に国内版DVDが無事発売されました。実際、なかなか目にする機会が少ないオーストラリアやニュージーランド産の優れた映画が、このような形でどんどん日本に紹介されていけばよいですね。
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