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zoom RSS 第26回ゴッサム・インディペンデント映画賞ノミネート一覧

<<   作成日時 : 2016/10/23 22:34   >>

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北米における映画賞レースの先陣を切るゴッサム・インディペンデント映画賞も、今年で26回目を数えるようになりました。インディ映画の祭典として始まったこの映画賞も、年を追うごとにメジャー映画とインディ映画の区別が曖昧になっていく状況で、重要性を増していく一方だと思いますね。

今年のゴッサムは、11月28日、マンハッタンのCipriani Wall Streetにて開催される模様。また、今年は受賞セレモニーにおいて、俳優のイーサン・ホーク、エイミー・アダムス、オリバー・ストーン監督、そして名プロデューサーであるアーノン・ミルチャンにトリビュート賞 Gotham Tributesが贈られる予定になっています。

さて、例によって、今年、他映画祭でも話題になった作品の中から、特に受賞候補となるのではないかと予想される有力な作品には、画像を付けてあります。ご笑覧あれ。



第26回ゴッサム・インディペンデント映画賞ノミネート一覧 The full list of nominations for the 26th IFP Gotham Independent Film Awards



・最優秀作品賞 Best Feature


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“Certain Women” ケリー・ライヒャルト Kelly Reichardt監督

“Everybody Wants Some!!” リチャード・リンクレーター Richard Linklater監督


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“Manchester by the Sea” ケネス・ロナーガン Kenneth Lonergan監督


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“Moonlight” バリー・ジェンキンス Barry Jenkins監督

“Paterson” ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch監督

インディペンデント映画の映画祭における“作品賞 Best Feature”候補作群の充実振りには、今年も驚かされます。上記の候補作は皆インディペンデント映画ですが、今年公開されたメジャー製作の作品の中で、今後の映画賞で候補に挙がってくるようなものは、そんなに多くはないと思われます。今年の映画界も結局、インディペンデント、メジャーの区別はあって無きが如しというところでしょうかね。



・最優秀ドキュメンタリー賞 Best Documentary

"Cameraperson" クリステン・ジョンソン Kirsten Johnson監督


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"I Am Not Your Negro" ラウル・ペック Raoul Peck監督

"O.J.: Made in America" エズラ・エデルマン Ezra Edelman監督


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"Tower" キース・メイトランド Keith Maitland監督
これまでノーマークだったドキュメンタリー作品を急遽ピックアップします。1966年8月1日、1人の狙撃者がテキサス大学の象徴的な建造物だったタワーの屋上に上り、大学キャンパス内で捕らえた人質を道連れに96分の間、キャンパス内で無差別銃撃を続けました。この事件を境に、大学や他の公共建造物内での無差別殺人が頻発するようになり、アメリカ国内における“安全神話”が脆くも崩れることになります。
当時、この痛ましい事件に遭遇した人々―生き残った人々、事件を目の当たりにした人々、銃撃を食い止めようと戦った人々、負傷者を救出した人々など―の詳細な証言を基に、当時現場で起こったことをそれぞれの立場の視線で同時多角的にアニメーションで再現したのが、この作品です。実は、SXSWでも大きな反響を呼んだ今作には観客賞を贈られており、3月にアメリカ国内で劇場公開されました。その後TIFF(トロント国際映画祭)によってカナダ国内でも公開されました。

Tower Official Trailer 1 (2016) - Documentary

今もこの事件の記憶に悩まされている人達は多いと思います。記憶そのものを心の奥底に封印した方もいたでしょう。凶弾に倒れた方々のご冥福をお祈りすると同時に、今もこの事件の残した傷と闘っている方々のためにエールを送りたいと思います。日本でもこの作品が早く公開されることを祈ります。

"Weiner" ジョッシュ・クリーグマン Josh Kriegman、エリス・スタインバーグ Elyse Steinberg監督

今年も映画界におけるドキュメンタリー映画の重要性は増す一方だということが、候補作品への評価の高さからうかがえます。


・ビンガム・レイ新人監督賞 Bingham Ray Breakthrough Director Award

Robert Eggers “The Witch”
Anna Rose Holmer “The Fits”
Daniel Kwan and Daniel Scheinert “Swiss Army Man”
Trey Edward Shults “Krisha”
Richard Tanne “Southside with You”



・最優秀脚本賞 Best Screenplay

テイラー・シェリダン Taylor Sheridan “Hell or High Water”


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ホィット・スティルマン Whit Stillman “Love & Friendship”
ジェーン・オースティン Jane Austen原作の短編小説「レイディ・スーザン 書簡体小説の悪女をめぐって Lady Susan」を、"Metropolitan"(1990年)で知られる映画作家ホィット・スティルマン Whit Stillmanが映画化しました。"Metropolitan"(1990年)では、マンハッタンのアッパークラスの若者社会に異分子が紛れ込んだことで起こる大騒ぎを描いていたスティルマン監督が、“悪女”レディ・スーザンをどのように描写しているのか、大変興味深いところです。


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ケネス・ロナーガン Kenneth Lonergan “Manchester by the Sea”


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バリー・ジェンキンス Barry Jenkins and タレル・アルヴィン Tarell Alvin McCraney “Moonlight”

わたくしめ、日本での“Moonlight”の劇場公開を熱望しています。とにかく見たい。四の五の言わずに見たい。一刻も早く見たい。誰かこの作品の日本での配給権を買ってください、お願いします。今作は、今年の映画界の台風の目になりつつあります。そんな話題の作品を日本で配給しない手はありませんぜ。

ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch “Paterson”



・最優秀男優賞 Best Actor


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ケイシー・アフレック Casey Affleck as Lee Chandler in “Manchester by the Sea”

ジェフ・ブリッジス Jeff Bridges as Marcus Hamilton in “Hell or High Water”

アダム・ドライバー Adam Driver as Paterson in “Paterson”


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ジョエル・エドガートン Joel Edgerton as Richard Loving in “Loving”

クレイグ・ロビンソン Craig Robinson as Curtis Gentry in “Morris from America”

主演男優賞については、女優賞以上に候補者が絞り切れないのではないかなあ。まだお披露目されていない作品もあることですし、メジャー作品の中でも、「ハドソン河の奇跡 Sully」のトム・ハンクス Tom Hanksなど、有力候補となりうる人が控えていますしね。



・最優秀女優賞 Best Actress


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ケイト・ベッキンセール Kate Beckinsale as Lady Susan Vernon in “Love & Friendship”


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アネット・ベニング Annette Bening as Dorothea Fields in “20th Century Women”

イザベル・ユペール Isabelle Huppert as Michèle LeBlanc in “Elle”


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ルース・ネッガ Ruth Negga as Mildred Loving in “Loving”


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ナタリー・ポートマン Natalie Portman as Jacqueline Kennedy Onassis in “Jackie”

逆に、今年の映画賞レースにおける主演女優賞の候補者は、そろそろ顔ぶれが固まってきたのかしら。個人的には、画像をつけた上記の作品群に主演したケイト・ベッキンセール Kate Beckinsale、アネット・ベニング Annette Bening、ルース・ネッガ Ruth Negga、ナタリー・ポートマン Natalie Portmanに、"La La Land"のエマ・ストーン Emma Stone、"Nocturnal Animals"のエイミー・アダムス Amy Adams等を加えた顔ぶれが候補に挙がるようになると思いますよ。まだ増えるかも知れませんけどね。



・今年躍進した俳優賞 Breakthrough Actor

リリー・グラッドストーン Lily Gladstone as Jamie in “Certain Women”
ルーカス・ヘッジス Lucas Hedges as Patrick Chandler in “Manchester by the Sea”
ロイヤルティー・ハイタワー Royalty Hightower as Toni in “The Fits”
サシャ・レーン Sasha Lane as Star in “American Honey”
アーニャ・テイラー=ジョイ Anya Taylor-Joy as Thomasin in “The Witch”



・今年躍進したTVシリーズ Breakthrough Series - Long Form

Crazy Ex-Girlfriend
The Girlfriend Experience
Horace and Pete
Marvel's Jessica Jones
Master of None



・今年躍進したTVミニ・シリーズBreakthrough Series - Short Form

The Gay and Wondrous Life of Caleb Gallo
Her Story
The Movement
Sitting in Bathrooms with Trans People
Surviving



・特別審査員賞-アンサンブル演技 Special Jury Award – Ensemble Performance

“Moonlight” (Mahershala Ali, Naomie Harris, Alex Hibbert, André Holland, Jharrel Jerome, Janelle Monáe, Jaden Piner, Trevante Rhodes and Ashton Sanders)



・女流映画監督 Spotlight on Women Filmmakers "Live the Dream" Grant

Shaz Bennett “Alaska is a Drag”
Katie Orr “Poor Jane”
Roxy Toporowych “Julia Blue”



・ゴッサム・トリビュート賞 Gotham Tributes

エイミー・アダムス Amy Adams
イーサン・ホーク Ethan Hawke
アーノン・ミルチャン Arnon Milchan
オリヴァー・ストーン Oliver Stone



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