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zoom RSS 今年はヴェネチア国際映画祭(Venice FF)も面白くなりそうだ。

<<   作成日時 : 2016/07/31 00:17   >>

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先だってトロントにて、2016年度のトロント国際映画祭 Toronto International Film Festivalの一部の招待作品が発表されましたが、その後を追うようにして、2016年度ヴェネチア国際映画祭 2016 Venice International Film Festivalのラインナップも発表されました。

いやもう、ヴェネチアも今年は面白くなりそうな雰囲気ですよ。トロントやヴェネチアに限らず、今年の映画祭全般に見られる傾向ですが、従来の既成概念を打ち破ろうという最近のエンターテイメント業界の風潮に則った、人種や文化背景などの違いや性差にとらわれない、柔軟且つ刺激的な作品がチョイスされていると思います。それは、映画やテレビ業界だけではなく、エンターテイメント業界全体にとって、意義ある変化だといえるでしょう。


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2016年度ヴェネチア国際映画祭招待作品リスト 2016 Venice International Film Festival Line-up


開幕上映作品 Opening Night Film

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"La La Land" デイミアン・チャゼル Damien Chazelle監督 (コンペ部門)



・コンペティション部門 Competition


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"The Bad Batch" アナ・リリ・アミリプール Ana Lily Amirpour (「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女 A Girl Walks Home Alone at Nigh」(2014年))


"Une Vie" ステファヌ・ブリゼ Stephane Brize監督 (「母の身終い Quelques Heures De Printemps / A Few Hour Of Spring」(2012年))

"La La Land"デイミアン・チャゼル Damien Chazelle監督 (「セッション Whiplash」(2014年))


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"The Light Between Oceans"デレク・シアンフランス Derek Cianfrance監督 (「ブルー・ヴァレンタイン Blue Valentine」(2010年))

"El Ciudadano Ilustre" Mariano Cohn&Gaston Duprat監督

"Spira Mirabilis"(ドキュメンタリー) Massimo D’Anolfi&Martina Parenti監督

"The Woman Who Left" ラヴ・ディアス Lav Diaz監督 (「昔のはじまり Mula sa kung ano ang noon」(2014年))

"La Region Salvaje" アマト・エスカランテ Amat Escalante監督 (「エリ Heli」(2013年))


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"Nocturnal Animals" トム・フォード Tom Ford監督 (「シングルマン A Single man」(2007年))

"Piuma" ローン・ジョンソン Roan Johnson監督 (『Fino a qui tutto bene』 (2014年))

"Paradise" アンドレイ・コンチャロフスキー Andrei Konchalovsky監督 (「暴走機関車 Runaway Train」(1985年))

"Brimstone" Martin Koolhoven監督


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"On The Milky Road" エミール・クストリツァ Emir Kusturica監督 (「パパは、出張中! Otac na sluzbenom putu / When Father Was Away on Business」(1985年))

"Jackie" パブロ・ラライン Pablo Larrain監督 (「NO」(2012年))

"Voyage Of Time"(ドキュメンタリー) テレンス・マリック Terrence Malick監督 (「ツリー・オブ・ライフ The Tree of Life(2011年))

"El Cristo Ciego" Christopher Murray監督 (『Manuel de Ribera』(2010年))

"Frantz" フランソワ・オゾン Francois Ozon監督 (「ぼくを葬る Le Temps qui reste / Time to Leave」(2005年))

"Questi Giorni" ジュゼッペ・ピッチョーニ Giuseppe Piccioni監督 (「ローマの教室で 〜我らの佳き日々〜 Il rosso e il blu」(2012年))


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"Arrival" ドゥニ・ヴィルヌーヴ Denis Villeneuve監督 (「プリズナーズ Prisoners」(2013年))


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"Les Beaux Jours D’Aranjuez" ヴィム・ヴェンダース Wim Wenders監督 (「ベルリン・天使の詩 Der Himmel uber Berlin / Wings of Desire」(1987年))



・コンペ外部門 Out of Competition Fiction


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"The Young Pope (episodes 1&2)" パオロ・ソレンティーノ Paolo Sorrentino監督

"The Bleeder" フィリップ・ファラドー Philippe Falardeau監督

"The Magnificent Seven" アントワン・フークワ Antoine Fuqua監督

"Hacksaw Ridge" メル・ギブソン Mel Gibson監督

"The Journey" ニック・ハム Nick Hamm監督

"A Jamais" ブノワ・ジャコー Benoit Jacquot監督

"Gantz: O" 川村泰 Yasushi Kawamura監督

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"The Age Of Shadows" Jee-woon Kim監督

"Monte" アミール・ナダリ Amir Naderi監督


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"Tommaso" キム・ロッシ=スチュアート Kim Rossi Stuart監督



・コンペ外部門ドキュメンタリー Out of Competition Documentary


"Our War" ブルーノ・キアラヴァロッティ Bruno Chiaravalloti監督

"I Called Him Morgan" カスパー・コリン Kasper Collin監督

"One More Time with Feeling" アンドリュー・ドミニク Andrew Dominik監督

"Austerlitz" セルゲイ・ロズニッツァ Sergei Loznitsa監督

"Assalto al Cielo" フランチェスコ・ムンツィ Francesco Munzi監督

"Safari" ウルリッヒ・ザイドル Ulrich Seidl監督

"American Anarchist" チャーリー・シスケル Charlie Siskel監督

"Planetarium" レベッカ・ズロトヴスキ Rebecca Zlotowski監督



・Orizzonti (Horizons)部門


"Big Big World" Reha Erdem監督

"Bitter Money" Wang Bing監督

"Boys in the Trees" Nicholas Verso監督

"Dawson City: Frozen Time" Bill Morrison監督

"Die Einsiedler" Ronny Trocker監督

"Gukuroku" Ishikawa Kei監督

"Home" Fien Troch監督

"Kekszakallu" Gaston Solnicky監督

"King of the Belgians" Peter Brosens, Jessica Woolworth監督

"Liberami" Federica Di Giacomo監督

"Malaria" Parviz Shahbazi監督

"Maudit Poutine" Karl Lemieux監督

"Il Piu Grande Sogno" Michele Vannucci監督

"Reparer les vivants" Katell Quillevere監督

"Sao Jorge" Marco Martins監督

"Tarde Para la Ira" Raul Arevalo監督

"Through the Wall" Rama Burshtein監督

"White Sun" Deepak Rauniyar監督

"Dark Night" Tim Sutton監督 スペシャル・スクリーニング(コンペ外)



・Cinema nel Giardino


"Inseparables" Marcos Carnevale監督

"Franca: Chaos And Creation" Francesco Carrozzini監督


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"In Dubious Battle" ジェームズ・フランコ James Franco監督

"The Net" Kim Ki-duk監督

"L’Estate Addosso" Gabriele Muccino監督

"The Secret Life Of Pets" Chris Renaud, Yarrow Cheney監督

"Robinu" Michele Santoro監督

"My Art" Laurie Simmons監督



・Biennale College Cinema


"Ears" Alessandro Aronadio監督

"Hotel Salvation" Shubhashish Bhutiani監督

"One Sister" Sofia Brokenshire, Verena Kuri監督

"La Soledad" Jorge Thielen-Armand監督



・Classics-Fiction & Classics-Documentary
映画祭開催期間中に上映されるクラシック作品と、クラシック・ドキュメンタリー作品のリストがありますが、ここでは省略します。



閉幕上映作品 Closing Night Film


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"The Magnificent Seven" アントワン・フークア Antoine Fuqua監督 (コンペ外作品)


ざっと招待作品を見た印象では、今年のヴェネチアの傾向もカンヌやトロントと、おそらくもっと他の映画祭とも歩調を同じくする内容になるでしょう。また、先日のトロント国際映画祭の記事では書かなかったのですが、久しぶりに新作を発表するベテラン映画監督たちの出品が目立つ一方で、新進気鋭の監督たちのとんがった感性を積極的に受け入れようとする映画祭の意識が高いことが分かります。

また、個人的に注目している作品については画像を付けておきました。コンペ部門もベテラン、若手のフィルムメーカー達の新作が揃い、充実したラインナップですが、私はむしろコンペ外部門のドキュメンタリー映画全般 Out if competition Documentary filmが楽しみですねえ。一筋縄ではいかない、個性的なフィルムメーカーが揃っていますから。

また、久しぶりの監督復帰作となるメル・ギブソン Mel Gibsonの新作、私がうら若き乙女時代に(笑)愛した美形俳優キム・ロッシ=スチュアート Kim Rossi Stuartが、なんと自らメガホンをとった作品が出品されていて感無量です。あまりに懐かしく嬉しかったので、画像を貼ってみました、ええ。…年はとっても、キムは格好良いわ。それから、私の心のオアシスである(笑)ジェームズ・フランコ先生の監督作も招待されています。彼の作品の原作となった小説の内容から察するに、私はナショナル・シアター・ライヴ NT Liveで取り上げられた「二十日鼠と人間 Of Mice and Men」を瞬時に思い出して、胸が痛くなりました。
これもここ数年来の映画祭で顕著な傾向ですが、俳優と監督の二足の草鞋を履く器用な映画人たちの意欲作がヴェネチアでも取り上げられています。これからは、複数の分野にまたがって活躍する映画人の時代になるのでしょうね、きっと。

今年は一波乱ありそうな予感がする第73回ヴェネチア国際映画祭は、8月31日から9月10日まで開催。楽しみですな。


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