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zoom RSS イドリス・エルバと第22回全米映画俳優組合賞 SAG Awards

<<   作成日時 : 2016/02/02 13:56   >>

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追記完了!


イドリスがやりましたぜ!…ちゅうか、今年の映画賞レースは大荒れ暴風雨警報続行中ですわいね、ほんまにもう(苦笑)。

SAG Awardsこと全米映画俳優組合賞にて、俺たちのスタッカー・ペントコスト将軍ことイドリス・エルバ Idris Elbaが、「Beasts of No Nation」(2015年、キャリー・フクナガ監督)の演技で最優秀助演男優賞を、そして、テレビ・シリーズ「刑事ジョン・ルーサー Luther」のタイトルロールの演技でTV映画及びTVミニシリーズ部門最優秀主演男優賞の二冠に輝きましたよ!もんげーっ!

本当にね、正直な気持ちを白状すると、今年の映画賞レースについては、かなり早い段階から興味を失ってしまいました。『オスカー?はぁん?どーでもええわ、そんなもん』という感じね。ホンマにどうでもええわ。例年なら、オスカーに向けてちょっとは映画賞の記事も書くんですが、今年はほとんど書いてないでしょ、私(苦笑)?ですが、全米映画俳優組合賞は、他のオスカー絡みの映画賞と少し趣が違う部分もあるので、速報として“イドリス二冠おめでとう”記事を捧げます。ええ、イドリスのためにね。

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イドリス・デーだったね、今日は。本当におめでとうイドリス!あー、もう、これでちょっと気分が晴れたわ。Huge "double" congratulations, Idris! Really feelin' good day. Sorry for typo.



全米映画俳優組合賞受賞者リスト Screen Actors Guild Awards 2016, winners' list


Performance by a cast in a motion picture

"Beasts of No Nation"
"The Big Short"
"スポットライト 世紀のスクープ Spotlight"
"Straight Outta Compton"
"Trumbo"


Performance by a male actor in a leading role

Bryan Cranston, "Trumbo"
Eddie Redmayne, "The Danish Girl"
Johnny Depp, "Black Mass"
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio, "The Revenant"
Michael Fassbender, "Steve Jobs"


Performance by a female actor in a leading role

ブリー・ラーソン Brie Larson, "Room"
Cate Blanchett, "Carol"
Helen Mirren, "Woman in Gold"
Saoirse Ronan, "Brooklyn"
Sarah Silverman, "I Smile Back"


Performance by a male actor in a supporting role

Christian Bale, "The Big Short"
イドリス・エルバ Idris Elba, "Beasts of No Nation"
Mark Rylance, "Bridge of Spies"
Michael Shannon, "99 Homes"
Jacob Tremblay, "Room"


Performance by a female actor in a supporting role

アリシア・ヴィカンダー Alicia Vikander, "The Danish Girl"
Kate Winslet, "Steve Jobs"
Rooney Mara, "Carol"
Rachel McAdams, "Spotlight"
Helen Mirren, "Trumbo"


Performance by an ensemble in a drama series

"ダウントン・アビー Downton Abbey"
"Game of Thrones"
"Homeland"
"House of Cards"
"Mad Men"


Performance by an ensemble in a comedy series

"The Big Bang Theory"
"Key and Peele"
"Modern Family"
"オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち Orange Is the New Black"
"Transparent"
"Veep"


Performance by a male actor in a drama series

Peter Dinklage, "Game of Thrones"
ケヴィン・スペイシー Kevin Spacey, “House of Cards”
Jon Hamm, "Mad Men"
Rami Malek, "Mr. Robot"
Bob Odenkirk, "Better Call Saul"


Performance by a female actor in a drama series

Claire Danes, "Homeland"
ヴィオラ・デイヴィスViola Davis, "How to Get Away With Murder"
Robin Wright, "House of Cards"
Maggie Smith, “Downton Abbey”
Julianna Margulies, "The Good Wife"


Performance by a male actor in a comedy series

Ty Burrell, "Modern Family "
Louis C.K., "Louie"
William H. Macy, "Shameless"
Jim Parsons, “The Big Bang Theory”
ジェフリー・タンバー Jeffrey Tambor, "Transparent"


Performance by a female actor in a comedy series

ウゾ・アブダ Uzo Aduba, "Orange Is the New Black"
Edie Falco, “Nurse Jackie”
Julia Louis-Dreyfus, “Veep”
Amy Poehler, "Parks and Recreation"
Ellie Kemper, "Unbreakable Kimmy Schmidt"


Performance by a male actor in a television movie or miniseries

イドリス・エルバ Idris Elba, "Luther"
Ben Kingsley, "Tut"
Ray Liotta, "Texas Rising"
Bill Murray, "A Very Murray Christmas"
Mark Rylance, "Wolf Hall"


Performance by a female actor in a television movie or miniseries

Nicole Kidman, "Grace of Monaco"
クィーン・ラティファ Queen Latifah, "Bessie"
Christina Ricci, "The Lizzie Borden Chronicles"
Susan Sarandon, "The Secret Life of Marilyn Monroe"
Kristen Wiig, "The Spoils Before Dying"


Action performance by a stunt ensemble in a motion picture

"Everest"
"Furious 7"
"Jurassic World"
"マッド・マックス 怒りのデス・ロード Mad Max: Fury Road"
"Mission: Impossible -- Rogue Nation"


Action performance by a stunt ensemble in a comedy or drama series

"The Blacklist"
"ゲーム・オブ・スローンズ Game of Thrones"
"Homeland
"Daredevil"
"The Walking Dead"


2015年度のオスカーのノミネート・リストから、いわゆる黒人の有力候補となるはずだった映画人が外されてしまったことにたいし、不快感、失望感、怒りを表明する声があちこちから聞こえてきました。今年の授賞式への出席をボイコットする人も出始め、慌てた映画芸術科学アカデミー Academy of Motion Picture Arts and Sciences (AMPAS)は、来年からオスカー選出に関して“歴史的な変革”を行うことを発表するなど、混乱している現場の様子(笑)がうかがえますね。

ちょっと離れた場所からこの騒ぎを冷ややかに見ている人間として言わせて貰うと、この種の問題って、白人vs.黒人の単純な対立構造で語られるべきものじゃないと思います。“白人ではない人種”の中には、私のようなアジア人も含まれますのでね。…アジア人は透明人間だから、存在しないことになっているのかな(笑)?私は最初から“白人vs.白人以外の人種の対立構造”だと理解して、この一連のオスカー騒動を見ていたのですが、それは間違いなのでしょうか?

“一部のものを優遇し、それ以外のものを不当に差別する”という現象に文句を言いたいなら、それを生み出す原因になっている対立構造は他にもあるのだということを肝に銘じておかないとね。男性vs.女性の対立、セクシャル・マイノリティvs.ノン・セクシャル・マイノリティの対立、異なる歴史背景、思想、宗教間の対立などなど、悲しいことですが、対立する要因は世界中に無数に存在します。映画界も全く同じですよね。様々な対立構造への不満、差別への怒りが、今年のオスカーの“ついにやっちまったよ、こいつらは”的な視野の狭い選出によって、一挙に表に噴出してきたような印象を受けます。

今、流行語のようになっている“多様性 diversity”とは、肌の色だけではなく、宗教、社会、歴史、思想、慣習諸々の違いに至るまで、自分とは違うものを出来る限り理解するようにしよう、という意思表示であると私は考えています。多様性の容認には、もちろん気が遠くなるような時間がかかりますし、世界規模の混乱を伴います。全ての人たちに対し、大なり小なり価値観の転換が求められますからね。実際問題、不可能な面もあるかもしれません。しかし、全ての多様性を受け入れることは無理でも、そのうちのいくつかでも理解する努力をしようと、今世界全体が第一歩を踏み出したところであると私は思います。また、そうであって欲しいと願ってもいます。この、多様性の容認という名前の激流の中に、ハリウッドもまた放り込まれている状態なのでしょう。

そこで、イドリスです。やっと主役が登場しましたね(笑)。

彼が、この全米映画俳優組合賞 SAG Awardsで二冠を達成したという事実は、おそらく多くの人が考える以上に大きな意味があると思います。彼は、“多様性容認のための変革期における混乱”の只中にいる映画界で、世界的に知名度の高い賞を授与されました。彼自身はおそらく全く予期していなかったでしょうが、彼の二冠達成には、多様性容認のための変革を映画界に求める声明文(マニフェスト manifesto)の意味も含まれていると思います。勿論、「Beasts of No Nation」(キャリー・フクナガ Cary Fukunaga監督)における名演が高く評価されての受賞であることは、改めて繰り返すまでもありません。しかし今後、イドリスの名前はある種の“象徴”として、深い意味を込めて語られることになると思いますよ。

そんなわけなので、スティーヴン・キング原作、私も大好き、壮大なSci-Fi世紀末西部劇「ダーク・タワー The Dark Tower」(2017年)における“最後のガンスリンガー Gunslinger”にしてギリアドの末裔、ローランド・デスチェイン Roland Deschain役に、是非ともイドリス・エルバ Idris Elbaをキャスティングしてもらいたいなあと願っている次第です。マシュー・マコノヒー先生によるローランドも、Alright, alright, alrightできっと素敵だろうことは容易く想像できます。がしかし。私は、イドリスがローランド役を演じている姿をすごく見たい。冥土の土産として一目見たいのですよ。

ええまあ、原作を読んだ時にはね、ショーン・ビーンおいちゃんがローランドを演じてくれたらどんなにいいだろうと妄想したもんですが(自嘲)、それはきっぱり諦めました(涙笑)。そのかわり、イドリスに格好良くローランドを演じて欲しい。今の彼なら、年齢的にもローランド・デスチェイン役にぴったりですしね。ちなみに「ダーク・タワー The Dark Tower」(2017年)に関してですが、今のところ分かっている情報は、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 A Royal Affair」、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo」(ミカエル・ニクヴィスト Michael Nyqvistとノオミ・ラパス Noomi Rapace(リスベット役)主演版)等の監督として知られる、デンマーク出身の映画監督・脚本家ニコライ・アーセル Nikolaj Arcelが脚色と監督を担当するということですね。この人選も興味深いので、企画が順調に進んでくれることを祈りましょう。


…あともうひとつ、私が個人的に、映画業界で飯を食っていらっしゃるマスコミ関係の方々にお尋ねしたいことがありましてね。

昨年度の映画賞レースを見ていて私が驚いた現象に、映画賞レース前半戦における「6才のボクが、大人になるまで。 Boyhood」への共感、賞賛が、映画賞レース後半に至っていきなり批判、罵倒、嘲笑に急変し、代わりに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance」への大絶賛にシフトチェンジしたことがあります。私は一介の映画ファンに過ぎませんし、なにぶん、映画業界内部の事情を知り得ませんので、ぜひともこの不可解な現象の理由を教えて頂きたいのです。どなたかお答えになってくださるとありがたいですね。

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そして今年、2015年度の賞レースを見ていて、また不可解に感じた現象がありました。映画「スティーブ・ジョブズ Steve Jobs」(ダニー・ボイル監督、マイケル・ファスベンダー主演)がお披露目された当初、“ストーリーの中に史実と違う箇所がある”といった批判の声も一部であったにしろ、総じて作品への評価は上々で、自伝を挑戦的な方法で脚色したアーロン・ソーキン、いつものようにリスキーな内容の作品を軽やかに演出したダニー・ボイル監督、ジョブズを演じたファスやジョブズの優秀なサイドキックだったジョアンナ・ホフマンを演じたケイト・ウィンスレットへも賛辞が贈られていた筈。映画賞レース前半までは確かにそんな感じでした。しかしその後、作品全体への異常なバッシングが起こり、ブーイングの中で映画がアメリカ全土に拡大公開されると、興行的には失敗する結果に終わりました。その頃のインターネット世界(大笑)のリアクションをざっと見た感じでは、“それみたことか”といわんばかりに作品を嘲笑する声があったりして、本当にうんざりしましたね。そして今では、この映画は“無かったこと”にされてしまい、ゴミ箱にポイッと捨てられてしまった感があります。

その後の映画賞レースは、映画賞ごとに選ばれる作品が異なるという有様。良い意味に解釈すれば、それは“多様性容認のための変革期における混乱”を象徴したような有様だ、といえないこともありません。しかし、実際はどうなのでしょう。

…実は私は、映画に劣らず演劇も大好きなのですが、茶番劇は嫌いです。

オスカー云々関係なく、良い映画なら良い映画だと素直に褒めればいいんじゃないの?誰かに指図されて意図的に特定の映画をバッシングしてるの?映画業界の勢力図がどうなってるかだの、映画界のボス達がオスカーを勢力抗争の場にしているだの、そんな血生臭い話は観客には関係ありません。ハリウッドが、良い映画を生み出し、外国産の良い映画を紹介する、健全な環境に戻ってくれることを祈るばかりですね。

…当分無理だろうけども。



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