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zoom RSS オーネット・コールマン死去―R.I.P. Ornette Coleman

<<   作成日時 : 2015/06/13 23:10   >>

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ビル・リー Bill Lee「ねえ、マグワンプ、今月の11日にオーネット・コールマンが亡くなったそうなんだ。85歳だったって。ジャズを新しい領域に導いた、真の先駆者だった…。ボクらの映画『裸のランチ Naked Lunch』でめっちゃクールな演奏を聴かせてくれているよ。覚えてる?」
マグワンプ mugwump「もちろん!『裸のランチ』本編でも、オーネット・コールマン・トリオ The Ornette Coleman Trioとして演奏シーンを披露してくれているよ。ハワード・ショアがいつものように美しいスコアを書いてくれて、その重厚なオーケストラ・サウンドの上に、スリリングで不穏な響きすら孕むオーネットのサックスがキィーンと斬り込んでくるんだ。エッジの効いた不協和音のサックスと、行き場を失った熱狂的なドラムサウンドが不安定さを増幅していた。ゾクゾクするぐらいカッコよかったよね」

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マグワンプ mugwump「…そうか、もう85歳になってらっしゃったんだな…。『裸のランチ』でお会いしたときはまだまだお元気そうに見えたけど…。そうだよね、この映画が公開されてから、もう24年も経っているんだから、当たり前っちゃ当たり前だ」

Naked Lunch: Music From The Original Soundtrack by Ornette Coleman & Howard Shore

shared from Daniel Gattas

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ビル・リー Bill Lee「…すごいな。今聴いても、ものすごく斬新でフレッシュな音だよ」
マグワンプ mugwump「ホントだよね。ここのところボクらは、一時代を築いた偉大な先人を次から次へと喪っている。悲しいことだ」


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オーネット・コールマン Ornette Coleman

1930年3月9日生まれ
2015年6月11日没

テキサス出身。ジャズの盛んなニューオーリンズからロサンジェルスに移り、アルト・サックス奏者となった。レコード会社と契約し初のアルバムもリリース。その後ニューヨークのアトランティック・レコードとの契約を得て、後年“フリー・ジャズ”と呼ばれるようになる、彼自身が先駆者となったアヴァンギャルドなジャズ・アルバムを制作した。
オーネットの音楽遍歴は、常に“革新さ”と“進化”によってつむがれている。サックスのみならずトランペット、バイオリンもマスターし、それらを組み合わせてみたり、エレクトリック・サウンドの領域にも足を踏み入れてみたり。ジャズは、自身流動的な音楽であり、伝統を守りつつ、同時にそれを打ち破る進化にも寛容だ。しかしオーネットは、そんなジャズの許容範囲すらも軽々と乗り越え、停滞と安住を良しとせず、真に自由なサウンドを追求し続けた。

彼の音楽的柔軟性、音楽の素養の幅広さは、様々な分野の音楽家とコラボレートするに留まらず、映画音楽の分野に進出したことでも明白だ。デヴィッド・クローネンバーグ監督のカルト作「裸のランチ Naked Lunch」では、常連作曲家ハワード・ショアの静謐で美しいスコアを引っ掻き回すような、挑発的な演奏を聴かせてくれる。


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マグワンプ mugwump「先週の日曜日はサー・クリストファー・リー Sir. Christopher Lee、そして今度はオーネット・コールマン。二人とも、彼らにしか出来ない、特異で孤高のキャリアを築いた人達だ。先駆者は常に誤解され、従来の古い価値観から批判もされる運命にあるけれど、サー・クリスもオーネットもまさしくそうだった。でも、時代が彼らに追いつけば、常識の一歩も二歩も先を行っていた唯一無二の存在に、いずれ時代は深い敬意を抱くようになる。彼らを見送ったボクらにできるのは、そんな彼らに備わっていた未来を見通す力、誤解を恐れず新しい世界を切り開いた勇気を理解し、受け継ぐことだけだろう。…そうでもしなければ、この喪失感は埋めようがないよね」


「新・豆酢館」内の「裸のランチ Naked Lunch」記事
彼の、彼による、彼のための映画―「裸のランチ Naked Lunch」


フリー・ジャズ
ワーナーミュージック・ジャパン
2013-07-24
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