House of M

アクセスカウンタ

更新情報

zoom RSS 第69回トニー賞授賞大団円!...The 69th Annual Tony Awards

<<   作成日時 : 2015/06/07 23:24   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

2015年度トニー賞授賞式が、司会アラン・カミング姐さんがリードする、とびきり楽しくてファニーなお祭り騒ぎのうちに幕を閉じました。いやぁ、今年のトニー賞良かったわぁ。すんごい楽しかった。さすがはカミング姐さんだわ。来年の授賞式も司会やってくんないかなぁ。

…ただ、演劇界で活躍し、亡くなった多くの演劇人を偲ぶトリビュートが雑であったことを批判する観客のコメントが多かったですねえ。これはオスカーも同じで、視聴率のために人気者のパフォーマンスを目一杯詰め込もうとするので、結局、故人へのトリビュートがワリを食ってしまうのですね。これは確かに来年以降は、トニー賞にもアカデミー賞にも善処していただきたいポイントですな。

さて、昨日、渡辺謙さんが主演男優賞にノミネートされた第69回トニー賞授賞式にぜひご注目を!という記事を書いたわけですが、結果から述べますと、残念ながら謙さんの受賞はなりませんでした。改めて今年のノミネート者の顔ぶれを見直してみたのですが、ミュージカル部門の競争率のとんでもなく高いことといったら(笑)。右を向いても左を向いても有力候補ばっかりや(笑)。こりゃ、ノミネートされただけで大健闘したと言わざるを得ませんわ。
その代わり「王様と私 The King and I」は、ノミネートされた女性陣が全員受賞したというガールズ・パワーと、リバイバル・ミュージカル作品賞を獲得したことが、大きな大きな収穫でした。


第69回トニー賞受賞リスト The 69th Annual Tony Awards Winners List


Best Play
'The Curious Incident of the Dog in theNight-Time' (National Theatre production)
Official Website: http://curiousonbroadway.com/


Best Musical
'Fun Home'
Official Website: http://funhomebroadway.com/


Best Revival of a Play
'Skylight'
Official Website: http://www.skylightbwy.com/


Best Revival of a Musical
'The King and I'
Official Website: http://thekingandibroadway.com/


Best Book of a Musical
Lisa Kron for 'Fun Home'


Best Original Score (Music and/or Lyrics) Written for the Theatre
'Fun Home' 音楽Music: Jeanine Tesori, 作詞Lyrics: Lisa Kron


Best Performance by an Actor in a Leading Role in a Play
Alex Sharp for 'The Curious Incident of the Dog in the Night-Time'


Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Play
Helen Mirren for 'The Audience'


Best Performance by an Actor in a Leading Role in a Musical
Michael Cerveris for 'Fun Home'


Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Musical
Kelli O'Hara for 'The King and I'


Best Performance by an Actor in a Featured Role in a Play
Richard McCabe for 'The Audience'


Best Performance by an Actress in a Featured Role in a Play
Annaleigh Ashford for 'You Can't Take It with You'


Best Performance by an Actor in a Featured Role in a Musical
Christian Borle for 'Something Rotten!'


Best Performance by an Actress in a Featured Role in a Musical
Ruthie Ann Miles for 'The King and I'


Best Scenic Design of a Play
Bunny Christie and Finn Ross for 'The Curious Incident of the Dog in the Night-Time'


Best Scenic Design of a Musical
Bob Crowley and 59 Productions for 'An American in Paris'


Best Costume Design of a Play
Christopher Oram for 'Wolf Hall Parts One & Two'


Best Costume Design of a Musical
Catherine Zuber for 'The King and I'


Best Lighting Design of a Play
Paule Constable for 'The Curious Incident of the Dog in the Night-Time'


Best Lighting Design of a Musical
Natasha Katz for 'An American in Paris'


Best Direction of a Play
Marianne Elliott for 'The Curious Incident of the Dog in the Night-Time'


Best Direction of a Musical
Sam Gold for 'Fun Home'


Best Choreography
Christopher Wheeldon for 'An American in Paris'


Best Orchestration
Christopher Austin, Don Sebesky, Bill Elliott for 'An American in Paris'


Special Tony Award® for Lifetime Achievement in the Theatre
Tommy Tune


Special Tony Award
John Cameron Mitchell


RegionalTheatre Tony Award
Cleveland Play House, Cleveland, Ohio


Isabelle Stevenson Award
Stephen Schwartz


Tony Honors for Excellence in the Theatre
Arnold Abramson
Adrian Bryan-Brown
Gene O'Donovan


とにかく、演劇の本家ともいえる英国産の戯曲'The Curious Incident of the Dog in theNight-Time'と再演となった'Skylight'(今年のナショナル・シアター・ライブin Japan 2015 (NT Live in Japan 2015)でも上映予定の作品です。皆さんぜひ観にいってみてください)と、ドラマ部門の作品最高賞2つを、英国産の作品が占めてしまった事実に驚きました。エンターテインメント業界における英国パワーがいかに凄いか。目の当たりにした思いです。

ただまあ、この受賞ラインナップについては、案の定、各SNSや演劇系ブログ記事、演劇系サイト記事のコメント欄で、不満をぶちまけている観客が結構おりましてね。ノミネートの方も受賞の方も、その選出結果についてはちょっとした物議を醸している面もあるようです。

しかし、コメント欄を炎上させて、その作品の製作者に嫌がらせする、あるいは逆に、騒ぎを起こしてそれを作品の宣伝に利用することを目的とするような、ネガティヴなコメント投下現象は私にはとても幼稚に見えますね。最近の映画賞や映画祭なんかもそうですが、自分のお気に入りの作品や俳優が選ばれないと、すぐコメント欄に文句を垂れる行為が横行して久しいです。

気を取り直して、今回のトニー賞では、監督賞が女性ディレクターに贈られたこと、また、照明デザインなど技術系の部門でも女性が受賞するなど、全体的に女性の活躍が目立った気がしますよ。「王様と私 The King and I」についても、ルーシー・アン・マイルズRuthie Ann Milesの助演女優賞、ケリー・オハラKelli O'Haraの主演女優賞獲得、キャスリーン・ズーバーCatherine Zuberの衣装デザイン受賞と、受賞したのは女の子ばっかりという(笑)、ガールズ・パワーの典型でしたもんねえ(笑)。がんばれよ、男の子も(笑)。

…謙さんについては、私はまた次のチャンスがありそうな気がするんですよ、何となく。彼は主演俳優に必要とされるスケールの大きさと強烈な存在感を兼ね備えています。ですから、次のチャンスを楽しみに待っていましょう。

最後に、「ザ・オーディエンス The Audience」で、第69回トニー賞の主演女優賞を獲得したヘレン・ミレン姐御の大快挙にぜひスタンディング・オベーションを。彼女は最終的に、“エリザベス2世”というイコンを映画と舞台で都合3度に渡って演じ、アカデミー賞、オリヴィエ賞、トニー賞それぞれで主演女優賞を獲得したことになります。もうこれは、ギネスブックに掲載されるべき大事でございます。他の候補者には申し訳ないですが、主演女優賞枠はミレン姐御の一人勝ちで世界中が納得したと思いますよ(笑)。





第69回目を迎えるトニー賞授賞式 The 69th Annual Tony Awards、日本時間では6月8日午前8時からWOWWOWで生中継されるそうですよ。WOWWOWに加入されている方は、ぜひともリアルタイムでご覧になってくださいね。


今年はなんというても、渡辺謙さんが主演したリバイバル版「王様と私 The King and I」が、ミュージカル部門のリバイバル作品賞のみならず、ミュージカル部門の主演男優賞にもノミネートされたというビッグ・ニュースが目玉でしょう。例年になくトニー賞への日本人の関心も高まっていると思います。


画像

リバイバル版「王様と私」の詳細は、ニューヨークのリンカーン・センター・シアター Lincoln Center Theaterの公式サイト内のこのページに掲載されています。演出はバートレット・シェール Bartlett Sher、主演は渡辺謙 Ken Watanabeとケリー・オハラ Kelli O'Hara、共演にルーシー・アン・マイルズ Ruthie Ann Milesら、上映時間は2時間55分(休憩15分)だそうです。

しかしまあ、ニューヨーク・タイムズ紙 The New York Timesなど大手に高評価レビューが載ったニュースは流れてきていたものの、まさかトニー賞にこんなにたくさんの部門でノミネートされるとは予想できませんでしたねー。嬉しいので、上記したリンカーン・センター・シアター Lincoln Center Theaterの公式サイトから、この作品が今年のトニー賞にノミネートされた部門を復唱させていただきます(笑)。

「王様と私 The King and I」2015年度トニー賞・全ノミネート・リスト 2015 Tony Award Nominations

ミュージカル部門最優秀リバイバル作品賞 Best Revival of a Musical
バートレット・シェール (ミュージカル部門最優秀監督賞) Bartlett Sher, Best Director of a Musical
ケリー・オハラ (ミュージカル部門最優秀主演女優賞) Kelli O'Hara, Best Leading Actress in a Musical
渡辺謙 (ミュージカル部門『最優秀主演男優賞) Ken Watanabe, Best Leading Actor in a Musical
ルーシー・アン・マイルズ (ミュージカル部門最優秀助演女優賞) Ruthie Ann Miles, Best Featured Actress in a Musical
マイケル・ヤーガン (ミュージカル部門セット・デザイン賞) Michael Yeargan, Best Set Design of a Musical
キャスリーン・ズーバー (ミュージカル部門衣装デザイン賞) Catherine Zuber, Best Costume Design of a Musical
ドナルド・ホルダー (ミュージカル部門照明デザイン賞) Donald Holder, Best Lighting Design of a Musical
クリストファー・ガテリ (ミュージカル部門振り付け賞) Christopher Gattelli, Best Choreography of a Musical


もんげー!
もんげーよ、謙さん!
なんかもう、もんげー!としか表現しようがないよ!


大作映画に出演されている謙さんもそりゃ素敵ですが、今回のトニー賞主演男優賞へのノミネートは、謙さんがハリウッドへ進出するきっかけとなったアカデミー賞助演男優賞(「ラスト・サムライ The Last Samurai」)ノミネートとは比較にならぬほど大きな意味を持っていると思います。

なんといっても、ユル・ブリンナーの“King”の印象が誰の記憶にも焼き付いている名作であるため、避け難くユルの名演と比較されてしまうこと、主演の一枚看板を背負っての、しかもミュージカル作品であるということ。謙さんの肩にのしかかってきたプレッシャーは、言葉に出来ないほどだったとお察しします。そんな大きなリスクを負っての主演の責任を、謙さんは見事に果たしただけではなく、ニューヨークの厳しい批評家連をうならせたのですから、“もんげー!”快挙なのです。

NHK大河ドラマ 独眼竜政宗 完全版 第壱集 第1回 ~第27回収録 [DVD]
ジェネオン エンタテインメント
2004-01-23

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by NHK大河ドラマ 独眼竜政宗 完全版 第壱集 第1回 ~第27回収録 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

あの懐かしい「独眼流政宗」TVシリーズ放映の頃からずーっとご活躍を見てまいりましたが、波乱万丈な人生の歩みを、誰にも真似できない見事なキャリアに昇華しつつ、尚も前進し続けている謙さんに脱帽であります。

画像

トニー賞で受賞なるかどうかなんてこたぁ、もうこの際どうでもよろしい。ノミネートされただけでもんげー!ことなのですよ。

画像は全てNew York Postサイトのこのページから。実はニューヨーク・ポストの「王様と私」レビューはちと辛めでしてね。ケリー・オハラの演技を絶賛するも、謙さんの演技についてはいじわるな評価ですが、まあね(苦笑)。意見は人によりけりですし、批評家も人の子だっちゅうことで。

トニー賞 Tony Awards 公式サイトはこちら

「新・豆酢館 The House of MameSu」内のユル・ブリンナー主演版「王様と私 King and I」記事はこちら


トム・クルーズ主演、エドワード・ズウィック監督作「ラスト・サムライ The Last Samurai」(謙さんは助演)は、批評家連から大いなる誤解を受けた不幸な作品だったと思います。渡辺謙さんに注目された方々の中で興味を持たれた向きは、どうか、この作品をもう一度見てくださるようお願いいたします。


【初回生産限定スペシャル・パッケージ】ラスト サムライ [Blu-ray]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2012-12-19

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 【初回生産限定スペシャル・パッケージ】ラスト サムライ [Blu-ray] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

にほんブログ村

第69回トニー賞授賞大団円!...The 69th Annual Tony Awards House of M/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる