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zoom RSS 子豆イラスト de 「エクソダス 神と王 Exodus: Gods and Kings」

<<   作成日時 : 2015/06/01 18:49   >>

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…ついにこの時がやってきてしまいました(笑)。例によって先に謝っておきます。ファルコさん、ごめんなさい。


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その昔、セシル・B・デミル監督の遺作となった「十戒 The Ten Commandments」(1956年)では、チャールトン・ヘストン Charlton Hestonがモーセを、ユル・ブリンナー Yul Brynnerがラムセス2世を演じておりました。大作映画の巨匠として知られたデミル監督ですから、モーセがラムセスに警告したエジプトに降りかかる10の災いや、紅海を二つに割ってエジプト軍に追い詰められたヘブライの同胞を向こう岸に渡したこと、ラムセス軍に勝ったものの、約束の地カナンに到着するまでに偶像崇拝を始めて堕落した同胞に神の怒りを与えた等の、旧約聖書の出エジプト記にある有名なエピソードをピックアップして、一大スペクタクルにした豪華なエンターテイメント作品でありました。

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エジプト王子として育ったモーセとラムセスの間にあったライバル意識や複雑な愛憎関係、モーセへの劣等感に苛まれるラムセス、ヘブライ人を導く困難に苦悩するモーセの内面といった人間ドラマの部分は、全く無視されていたわけではないものの、派手な映像にかすんでしまった感がありますね。

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リドリー・スコット監督が、急逝した実弟トニー・スコットへ捧げた作品に、結果的になってしまった「エクソダス 神と王 Exodus: Gods and Kings」は、基本的にはデミル監督の「十戒」の延長線上にあります。ただし、モーセが自らの出自を知り“神の声を民に伝える者”として覚醒、エジプトで奴隷となっていた同胞ヘブライ人を解放するまでのお話に焦点を当てた内容であります。モーセがシナイ山に篭っている間にヘブライ人が偶像崇拝を始め、あの有名な“十戒”の石版につながるエピソードはばっさりカットされ、“石版”の持つ意味はトーンダウンし、モーセと神の関係も従来の考え方からすればかなり大きなアレンジが施されていたと思います。

この現代版“十戒”、アメリカでは酷評され、エジプトの歴史上重要な人物であり英雄でもあるラムセス2世を、ただの甘ったれのボンクラに描いたことから、舞台となったエジプトでは上映禁止処分を受け、興行成績も散々な結果に終わりました。日本での興行成績がどうだったのかは知りませんが、私自身は、エジプトで上映禁止になったのはやむなしとしても、モーセを超人でも聖人でもなく、ただの1人の男として描き、ヘブライ神を頑是無い子供に仕立てたアレンジは大変面白いと感じましたね。ヘブライ神の要求は、一介の人間に過ぎないモーセに対するものとしてはあまりに過大ですし、またエジプトへの行為については、彼自身の利己的な怒りに満ちているといわれても仕方がない一面も。

本編は2度見ましたが、2度目の観賞では、スティーヴン・ザイリアン脚色の目指す場所というか、描こうとしている対象が何かがよく理解できるんですよ。宗教的な観点からすれば、偶像崇拝をなぜ禁じたのか、ヘブライ人が荒野を40年もさまようことになったのは何故なのか、といった部分に焦点が当てられなければならないのは分かります。モーセと、彼の後継者となったヨシュアとの関係ももっと深く追求すべきだったかもしれません。

ただ、モーセの物語の中でどの部分を最も重視するかは、人によって異なります。私のように、可能な限り宗教というやっかいな色眼鏡をかけたくない人間は…きっと他にもおられると思いますが…、宗教的立場の相違が、モーセの物語を一層複雑にも悲劇的にもしているという事実を受け入れた上で、一旦それを離れ、彼の物語をもっともっと普遍的に、客観的に解釈した作品が見たいと思うものなんですわ。モーセというスーパー聖人の宗教物語ではなくて、生きている間は普通の人間だったモーセが、数百年に渡った同胞の隷属の歴史にどのようにピリオドを打ち、彼らをどうやって故郷へ導いたか、彼の内面の変化を描いた物語を、彼にとってのヘブライ神の存在意義も再考察しながら描いたのが、スコット監督版の「エクソダス 神と王 Exodus: Gods and Kings」だったのではないかな。

ぶっちゃけた話、モーセにとっての“神との対話”とは、実は、彼自身の魂との内なる対話を意味していたのだと思います。映画のほうもそれを暗示するような演出でしたしね。危機に際し答えに窮する度、当人は神に問いかけているつもりで、その実、彼は自分自身の頭で何度も熟考し、全ての責任を自分で引き受けつつ行動を起こしてきたわけです。その都度彼は人間として研磨され、成長もしたのでしょう。当初は、誇り高く自信過剰な男だったモーセが、エジプトからの追放、一介の羊飼いとしての日々を経て同胞のためにエジプトに戻り、最終的に大国エジプトに無血勝利し、同胞を故郷へと導いていく間に大きく変わりました。彼自身が変わっていくにつれ、彼の目に見えているヘブライ神もまた変わっていきましたよね。

こうした彼の魂の変遷を描いた「エクソダス 神と王 Exodus: Gods and Kings」は、古今東西、宗教の如何を問わず、誰にでも自分の物語として咀嚼可能なものだと感じました。少なくとも私にとっては、それがとても心地よかったことは確かです。

そんな風に見ていくと、スコット爺やが本気でリアルに徹して映像にした、“10の災い”のグロテスクさも、モーセが紅海を結果的にどうしたのか…というあの映像も、天変地異に揺れる地球の現状を想起させ、私には違う意味で恐ろしかったのですよ。スコット爺やは、モーセの物語を一気にタイムワープさせて今現在に生きる私たちにリンクして描きたかったのでしょう。

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「エクソダス神と王 Exodus: Gods and Kings」(2014年)
監督:リドリー・スコット
製作:リドリー・スコット他。
脚本:スティーヴン・ザイリアン
原案:ビル・カレッジ&アダム・クーパー
音楽:アルベルト・イグレシアス
撮影:ダリウス・ウォルスキー
出演:クリスチャン・ベール(モーゼ)
ジョエル・エドガートン(ラムセス)
ジョン・タトゥーロ(セティ)
アーロン・ポール(ヨシュア)
ベン・メンデルソーン(ヘゲップ総督)
マリア・バルベルデ(ツィポラ)
シガニー・ウィーバー(トゥーヤ)
ベン・キングズレー(ヌン)他。


さて。

世界一のクリスチャン・ベール・ファン・ブログとして名高いファルコ先生の「Bale Tankentai=Nisshi 3rd」では、「エクソダス」祭りを不定期開催中でございます。そしてファルコさんの別宅にて、これまた不定期に投下される、エクソダス面白レア画像祭りがあまりに面白すぎ、我が家も子豆イラストで便乗させていただきとうございますでよ。ここから貼らせていただく「エクソダス 神と王 Exodus: Gods and Kings」画像は、全てファルコさんのブログ「Bale Tankentai=Nisshi 3rd」からお借りしています。拙宅のしょーもない試みにお付き合いくださり、ファルコさんありがとうございます。ほんでもってごめんね。


…全てはここから始まった。 (←大袈裟なw)

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撮影中の一こまなんですが、“モセ子”ことモーセがふんぞりかえってチャリオット(chariot)に乗ってる様子が、あまりにも、あまりにも、某子豆兄弟を想起させましてね。私が勝手に子豆イラストに変換して描いたのがはじまり。
この後、“ラム子”ことラムセスとモセ子の画像が、ちょいちょいファルコさん別宅に現れるようになりました(笑)。これはもう、子豆イラストでモセ子とラム子を描けと、そう仰るのでありますねファルコさん!と勝手に解釈したわたくしめ、モセ子→子豆2号、ラム子→子豆1号に変換して“子豆イラスト de 「エクソダス 神と王 Exodus: Gods and Kings」”にチャレンジいたしましたとさ。


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で、私は当初、モーセとラムセスの立ち位置って、モーセが兄貴でラムセスが弟かなあと漠然と考えていたのですよ。でもファルコさんちの画像を見ていると、モーセを演じるのが天然のクリスチャン・ベールさんということもあり、モーセが子豆2号的で、ラムセスを演じたジョエル・エドガートンのオフ時の落ち着きっぷりからして、ラムセスの方を子豆1号で変換する方が良いという結論に達しました(笑)。なので、最初のイラストもマイナーチェンジ(笑)。


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モーセとラムセスは血のつながりこそないが、共にセティ王の息子として幼い頃から兄弟同然に育ってきた。


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セティ王は実子ラムセスより、リーダーとしての資質にあふれるモーセの方を高く評価していた。ラムセスは政治への関心が薄く、奴隷に不穏な動きのある支配地の視察もモーセが代わりに行ったほどだ。


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長じるにつれ、ラムセスはモーセへの劣等感に苛まれるようになり、些細なことでモーセとラムセスは対立するようになった。
ラムセス「モーセ、ボクのゲームソフト、勝手に触っちゃ駄目って言っておいたのに、ボクがいない間にこっそり使ったでしょ」
モーセ「…ボ、ボク、そんなことしてないもんっ(ほっぺプー)!」
母『…アカン、ホンマにめっちゃ些細なことでくだらん対立しとるわ…』



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そんなこんなで、時々些細なことで喧嘩はするものの、やっぱり強い絆で結ばれた兄弟2人は最終的に力を合わせ、大きなエジプトを統治した。ラムセス王朝はセティ王の頃よりさらに栄え、エジプトに黄金時代をもたらしたということだ。


あれ??違う話になっとるがな。


…でもまあ、立場が変われば…どちらの側からモーセの伝説を見るかによって、このお話も全く異なる内容になってしまうでしょうね。


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