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zoom RSS 師匠のバーチャル博物館サイトDavid Cronenberg: Virtual Exhibition

<<   作成日時 : 2014/04/02 16:38   >>

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カナダのTIFF Bell Lightboxで行われていたデヴィッド・クローネンバーグ師匠の回顧展David Cronenberg: Evolutionに関連し、40年以上にわたる師匠のキャリアを総括するサイトが、トロント国際映画祭(TIFF)の公式サイト内に特別にオープンいたしました。“David Cronenberg: Virtual Exhibition”というタイトルで、超絶素敵な師匠のポートレートが前面にどどーんと貼られている、非常にスタイリッシュなデザインのサイトです。英語とフランス語に対応。

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これまでに製作されてきた師匠の作品の製作舞台裏が、豊富な資料によって(お宝画像もわんさか)克明に解説されています。興味を持たれた方はぜひ、ぜひDavid Cronenberg: Virtual Exhibitionを訪問なさってください。個性的な師匠の映画が、こんな風にして作られていたんだなあということがよく分かりますよ。まさに師匠の作品世界全体を見渡すことができる“Virtual Museum”の様相です。

せっかくですので、こんな目次があるよという触りの部分だけでも…。

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師匠とTIFFとの深い関係も含め、師匠のキャリアを多角的に網羅し、学術的な見地から検証し直した内容といえましょうかね。



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父豆がフランス出張土産として買ってきてくれたフランスのオタ雑誌SciFiNowに、またしても師匠の回顧展の話題が掲載されていまして、師匠とのインタビューもありましたよ。

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“デヴィッド・クローネンバーグの肌の中”というらしいタイトルがついていますね。まあ、どっちかっていうと、“内臓の中”と表現した方がいいんじゃないかとも思いますけど。

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師匠の作品の中で、やはりガジェット(内臓系・笑)感覚満載なのは、トロント土着時代の初期ホラー作品「ヴィデオドローム Videodrome」や「ザ・フライ The Fly」を挟んでブレイクした後の「裸のランチ Naked Lunch」、ご子息ブランドン君の影響を受けて作った「イグジステンス ExistenZ」だと思われます。ガジェット・ファンが萌えるのもこの辺りの作品ですしね(笑)。

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戦慄の絆 Dead Ringers」は、師匠流心理サスペンス映画ジャンルの中で一つの頂点を極めた作品だと思っています。



そして、Erikoさんから教えていただいた師匠のトーク・セッションのフル・バージョンの動画がTIFFの公式You Tubeチャンネルからリリースされていたので、ここでご紹介させていただきますね。いつもありがとうございます、Erikoさん。

DAVID CRONENBERG & COLLABORATORS | Higher Learning at TIFF Bell Lightbox
shared from TIFF
2013年11月1日に、トロント国際映画祭主催のHigher Learningというイベント(若い映画人への教育を目的としたマスタークラス)がTIFF Bell Lightboxにて行われました。この日のゲストはデヴィッド・クローネンバーグ師匠と、師匠とは何度もコンビを組んで映画を作ってきた長年の友人、プロデューサーのジェレミー・トーマス氏(「裸のランチ」等)と、師匠の映画で特徴的な特殊メイクと視覚効果を担当してきたステファン・デュピュイ氏でした。司会は、TIFF Bell Lightboxのアーティスティック・ディレクターであり、40年以上にわたってカナダ映画界に貢献してきた師匠の回顧展David Cronenberg: Evolutionの仕掛け人の1人でもあるノア・コーワン氏ですね。

1時間以上に渡り、師匠のフィルモグラフィーを時代順に辿りながら「裸のランチ」や「クラッシュ」など、師匠の作品群の中でもカルト的な人気を誇る彼ら3人のコラボレーション作品を中心にして、製作の裏話や低予算で映画を製作する苦労と、大手の製作会社の下請けになる苦労など、監督、スタッフ、製作者それぞれの立場から大いに語ってくれています。映画界で働くことを目指している若い映画人には、学ぶことの多いトーク・セッションだと思います。おしゃべり大好きな我が師匠が、同席しているジェレミーやステファンを肴に面白い裏話を大いにバラしておりまして(笑)、話題からどんどん脱線してしまうのもいつもの光景です(再笑)。司会のコーワンさんが時々軌道修正してくださっていますが、船頭がいないと、ウチの師匠はどんどこ違う方向にしゃべり続けますからね(笑)。お話の中には、これまでにコラボした俳優さん―ヴィゴやロバート(パティンソン)君など―の話も出てきます。

3名とコーワンさんとのトーク・セッションの後は、参加者からの質問に答えるQ&Aセッションも。師匠の製作スタッフの中でも常連のキャロル・スピアー(プロダクション・デザイン)やピーター・サシツキー(撮影監督)の名前も出てきます。映画製作についての技術的な話が中心ですね。んんん、例のストーリーボードの話も出ていますねー。師匠はストーリーボードを一切描かないタイプの映画監督なので、それが実際の撮影現場でどのように影響するか質問された方がいました。そうよね、映画学校に通っているような若いフィルム・メーカーにとっては気になるところですよね。

師匠の場合は、脚本も自分で手がけることがほとんどです。一緒に仕事をするクルーも全て気心の知れた仲間ばかりで、師匠の撮影のやり方を熟知しています。そして、出演俳優とは絶えず非常に密な話し合いを持って、彼らからもどんどんアイデアを出してもらう。こういう風に皆が一丸となって近しい環境をつくり、現場で生まれる即興的なアイデアも吸収しながら、自由度の高い柔軟な空気の中で撮影するのが、師匠の肌には合っているのでしょうね。ストーリーボードを作っちゃうと、そうした自由が現場から失われるので嫌なんだ、と。尤も、別の質問者(女の子)は“ストーリーボード派”らしく、師匠の意見に納得していないようでしたが(笑)。

ストーリーボードを作るか否かというのは、監督によって考え方もまちまちだと思います。明確なコンセプトを先に作っておいて、それに沿ってサクサク撮影を進めていくタイプの監督もいるでしょうし、現場でのケミストリーや自然発火的に浮かんできたアイデアを、即興で取り入れるのが好きな監督もいるでしょうしね。どちらが良いか悪いかなんて関係ありません。要は、その監督に合った方法で製作すればいいだけのことでしょう。


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