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zoom RSS 第20回全米映画俳優組合賞(SAG Awards)受賞者決定!追記済。

<<   作成日時 : 2014/01/20 10:34   >>

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現地時間1月18日に、ロサンジェルスのシュライン・オーディトリアムにて、第20回目を数える全米映画俳優組合賞(The Screen Actors Guild Awards)の授賞式が行われました。当館でも受賞者リストを記録しておきます。もうここまできたら、行けるとこまで行きましょう(笑)。


第20回全米映画俳優組合賞受賞者リスト
The 20th annual Screen Actors Guild Awards Winners




・映画部門 THEATRICAL MOTION PICTURES

最優秀主演男優賞 Outstanding Performance by a Male Actor in a Leading Role

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マシュー・マコノヒー MATTHEW McCONAUGHEY, “DALLAS BUYERS CLUB”


最優秀主演女優賞 Outstanding Performance by a Female Actor in a Leading Role

ケイト・ブランシェット CATE BLANCHETT, “BLUE JASMINE” WINNER


最優秀助演男優賞 Outstanding Performance by a Male Actor in a Supporting Role

ジャレッド・レト JARED LETO, “DALLAS BUYERS CLUB” WINNER


最優秀助演女優賞 Outstanding Performance by a Female Actor in a Supporting Role

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ルピタ・ニョンゴ LUPITA NYONG’O , “12 YEARS A SLAVE” WINNER


最優秀アンサンブル演技賞 Outstanding Performance by a Cast in a Motion Picture

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「アメリカン・ハッスル」 “AMERICAN HUSTLE” WINNER



・テレビ番組部門 TELEVISION PROGRAMS

最優秀主演男優賞(テレビ映画、ミニ・シリーズ) Outstanding Performance by a Male Actor in a Television Movie or Miniseries

マイケル・ダグラス MICHAEL DOUGLAS, “BEHIND THE CANDELABRA” WINNER


最優秀主演女優賞(テレビ映画、ミニ・シリーズ) Outstanding Performance by a Female Actor in a Television Movie or Miniseries

ヘレン・ミレン HELEN MIRREN, “PHIL SPECTOR” WINNER


最優秀主演男優賞(テレビ・シリーズ) Outstanding Performance by a Male Actor in a Drama Series

ブライアン・クランストン BRYAN CRANSTON, “BREAKING BAD” WINNER


最優秀主演女優賞(テレビ・シリーズ) Outstanding Performance by a Female Actor in a Drama Series

マギー・スミス MAGGIE SMITH, “DOWNTON ABBEY” WINNER


最優秀主演男優賞(コメディ・シリーズ) Outstanding Performance by a Male Actor in a Comedy Series

タイ・バレル TY BURRELL, “MODERN FAMILY” WINNER


最優秀主演女優賞(コメディ・シリーズ) Outstanding Performance by a Female Actor in a Comedy Series

ジュリア・ルイス=ドレイファス JULIA LOUIS-DREYFUS, “VEEP” WINNER


最優秀アンサンブル演技賞(テレビ・シリーズ) Outstanding Performance by an Ensemble in a Drama Series

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「ブレイキング・バッド」 “BREAKING BAD” WINNER


最優秀アンサンブル演技賞(コメディ・シリーズ) Outstanding Performance by an Ensemble in a Comedy Series

「モダン・ファミリー」 “MODERN FAMILY” WINNER


・全米映画俳優組合スタント部門賞 SAG AWARDS® HONORS FOR STUNT ENSEMBLES

最優秀アクション・スタント賞(映画部門) Outstanding Action Performance by a Stunt Ensemble in a Motion Picture

「ローン・サヴァイヴァー」 “LONE SURVIVOR” WINNER


最優秀アクション・スタント賞(テレビ・シリーズ、コメディ・シリーズ) Outstanding Action Performance by a Stunt Ensemble in a Comedy or Drama Series

「ゲーム・オブ・スローンズ」 “GAME OF THRONES” WINNER



・生涯功労賞 LIFE ACHIEVEMENT AWARD

全米映画俳優組合50周年記念生涯功労賞 Screen Actors Guild 50th Annual Life Achievement Award

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リタ・モレノ RITA MORENO



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「それでも夜は明ける」からは、映画部門助演女優賞でルピタ・ニョンゴが見事受賞を果たしました。おめでとうございます!!!!良かったねえ、ルピタちゃん。館長、既に近所のおばちゃん状態で、彼女の最近の快進撃を見守っておりますよ。初々しいことこの上ないルピタちゃんですが、さすがは才媛だけあって、受賞スピーチも瑞々しさとインテリジェンスの双方を感じさせる内容でした。彼女はこれから、花が開いていくように、新しい“アメリカン・スィートハート”になることでしょう。ルピタちゃんに幸あれかし。

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主要キャラクターを演じた俳優達4名が揃ってステージに登場し、作品のプレゼンテーションを行いました。チュイテル・エジオフォー、ルピタちゃん、ベネディクト・“スマウグはまだ公開されんのかいな(怒)”・カンバーバッチ、サラ・ポールソンですね。…感無量だわ。

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SAG Awardsで作品賞(つまり最高賞ね)に相当するアンサンブル演技賞は「アメリカン・ハッスル」に与えられました。これは充分納得のいく結果だと思います。
デヴィッド・O・ラッセル監督は、クリスチャン・ベイル、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムスにジェニファー・ローレンスちゃん、ジェレミー・レナーなどなど、まさに今が旬の綺羅星のごときスター達を正しく配役し、絶妙のバランス感覚でもって、彼らから生き生きとした演技を引き出すことに成功しました。
今回のSAG Awardsでは、役者の演技の躍動感と、それらがスクリーン上で軋轢を引き起こさないように調整する監督の能力が評価されたのかなあと思いました。個人的には、「それでも〜」のキャスト陣の演技と「アメリカン・ハッスル」のキャスト陣の演技に差をつけないといけないことの方が理不尽に感じられますよ。

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この「それでも夜は明ける」の素晴らしいキャスト陣に改めておめでとうを。

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SAG Awardsは俳優の俳優による俳優のための賞です。ですから演技部門しかありませんし、テレビ、映画双方で優れた演技を見せた作品、あるいは俳優に対し、同業者が票を投じるという、他の映画賞とは少し毛色が異なる賞ですね。また、映画やテレビの撮影が終わってしまえば、その後はなかなか会う機会もなくなってしまう役者さん達にとって、このSAG Awards授賞式は、かつての仲間達と再会できる格好の場ともなります。
まあそんなわけで、毎年この賞の受賞セレモニーは、和気藹々とした楽しげなパーティーの延長のような雰囲気になるそうですよ。受賞者も受賞を逃した俳優達もリラックスした表情を見せてくれる中、監督やプロデューサーとして映画製作に参加した人たちも出席し、俳優達の健闘を称えます。「それでも夜は明ける」からは、スティーヴ・マックィーン監督と、新作の撮影の合間を縫って顔を見せたのか、プロデューサーであるブラッド・ピットも出席していました。マックィーン監督は、あらゆる映画賞の授賞式に出席したり、アーセニオ・ホール・ショーといったトーク番組などにゲストとして招待されたりと、ここのところ、目の回るようなスケジュールをこなしているようですが、彼の充実した表情を見る限り、この多忙すらも充分楽しんでいると分かりますね。

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…オスカーでもスティーヴの満面の笑顔が見られますように。上の画像は、SAG Awardsでルピタ・ニョンゴちゃんがアルフォンソ・キュアロン監督とのツーショットをセルフィー(自分撮りね)で撮った写真ですが、そこへスティーヴ・マックィーン監督がペコちゃんスマイルでphoto bomb(他の人が撮っている写真に突然割り込み、ちゃっかり一緒に写ってしまうという、ピンポン・ダッシュみたいなお遊びw)した、映画賞シーズン始まって以来の超キュートなセルフ・ポートレイトです。見たってください。癒されるから。


そしてテレビ部門では、「ダウントン・アビー」でますます溌剌とした姿をみせてくれているデイム・マギー・スミスと、実在の音楽プロデューサーの伝記ドラマ「フィル・スペクター」に、アル・パチーノと共に貫禄の出演を果たしたデイム・ヘレン・ミレンの両デイムが、見事受賞。凄いですよね。ハリウッドでは、40歳を過ぎた女優にはオファーが無くなってしまうというのに、この2人のデイムときたら(笑)。「あなたを抱きしめるまで」でオスカーにもノミネートされたデイム・ジュディ・デンチといい、老齢に至って一層意気盛んになってくるだなんて、どういうマジックなのでしょうか。まあ思うに、やはり若い頃からの舞台等の厳しい下積みが、彼らの演技の土台を信じられないほど堅固にするのでありましょう。顔に皺が増えようが関係なく、魅力ある役柄をそれ以上に魅力的に見せるパワーと、終わり無き向上心は、私達も大いに見習わなければならないと思いますねえ。


もうお一方、老いて尚お元気な映画人にも敬意を表さなければなりません。Screen Actors Guildが設立されてから50年目を迎える今年、それを記念して生涯功労賞が設けられました。その記念すべき賞に相応しい映画人として、「ウェスト・サイド物語 West Side Story」のアニタ役として有名なリタ・モレノが選ばれました。70年代以降は、主にテレビ界に活動の場を移していたリタの姿を見るのは、実は私にとっては久しぶりのこと。しかしまあ、御年82歳とは到底思えぬパワフルさでしたね(笑)。

プエルトリコ出身の女優、ダンサー、シンガーであるエンターテイナー、リタ・モレノは、ラティーノとしては初めてアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞(共に「ウェスト・サイド物語」で助演女優賞)をW受賞し、トニー賞、グラミー賞、エミー賞全てを受賞した経験のある唯一の映画人です。私なんぞは、あのユル・ブリンナーの「王様と私」でのタプティム役なんてのも、忘れがたいですね。
映画界もグローバル化が進み、ハリウッドが白人至上主義の場ではなくなったと言われるようになって久しいですが、いやいやなんのなんの。“人種の違い”“非白人”という強固な壁を打ち崩すには、まだまだ時間がかかりそうです。これからも、リタ・モレノのような人材があちこちの国から輩出されねば、本当の意味での人種差別はなくなることはないでしょうね。


「ダラス・バイヤーズ・クラブ」でエイズに罹患したトランスジェンダーを演じ、同じ作品に主演したマシュー・マコノヒーと共にSAG Awardsの助演男優賞も制したジャレッド・レトは、受賞後こんなことを言っていたそうです。

“....And the people around the world that are living with AIDS and the people around the world we’ve lost to AIDS. The greatest thing about getting these awards is I’m able to say thank you to everyone who helped shine a light on this story in a public way. I’m also able to acknowledge and pay tribute to people who’ve had this terrible disease. The epidemic isn’t over, there isn’t a cure, and it’s still affecting millions of people all over the world. 36 million people have died as a result of this disease and another 35 million people around the world are living with HIV/AIDS. 世界中で3600万人もの人々がエイズで亡くなり、今尚3500万人の人々がエイズと共に生きることを余儀なくされている。映画賞を受賞して最も素晴らしいのは、こうした人々に公の場で追悼と心からのエールを贈れることと、社会から黙殺されている彼らの物語に光を当てることに尽力してくれたすべての仲間に感謝できることだ” ―Jared Leto, backstage at the SAG Awards


エイズという病によって社会からはじき出されてしまった人たちもまた、肌の色、人種の違いで差別を受ける人々と同様、社会の歪みの犠牲者だと思います。世界には多種多様な人間がいるわけですが、それぞれの人たちが自分自身の居場所を確保できる社会を作らないとどうにもなりません。格差ばかりどんどん広げた挙句、社会を二分化して落伍者を蹴落とし、“勝ち組”として生き残ろうとしたってダメ。そんなエゴイスティックな社会はね、遅かれ早かれ崩壊してしまうんですよ。


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