House of M

アクセスカウンタ

更新情報

zoom RSS 良い映画が観たいだけ。だから私は12月も映画館に行く。

<<   作成日時 : 2013/11/24 21:06   >>

ナイス ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 0

吼えます。力の限り。嫌な人は読まないで。日本公開日について間違っていた箇所がありましたので、訂正します。「ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!」の日本公開は、来年2014年の4月だそうです。全然違うやん(怒)!!しかも遠くなったやんか(青筋)!!!あんぎゃあああああ!!!!


昨日、またしても酷い動悸に襲われまして、結局何もできないまま休日が終わってしまいました。いよいよお迎えが来る日(笑)が近いのでしょうか。まったく。

11月の劇場映画巡りは、まだ目標とする作品すべてを見たわけではないものの、今の時点でも充分収穫があったと感じられるものでした。映画館で観た作品の数自体は少ないでしょうが、そのほとんどが自分にとっては“当たり”の作品で、満足感が大きかったせいだと思っています。1本の充実した映画から得られる豊穣な感動は、くだらぬ映画を束にしても敵わないほどの、他の何ものにも換え難い価値がありますね。

そして、以前にも書いたことですが、現在の日本における洋画公開状況が以前にも増して厳しいことを踏まえ、あえてもう一度書いておきます。

私は、自分が実際に観て満足を覚える作品の傾向ぐらい把握しているつもりです。私はいわゆる、ブロックバスター的超大味予算がデッカイぜベイベー映画より、やはりインディペンデント系の小さな規模の作品に多くみられるような、幾層もの味わいを秘めた複雑な作品を好みます。例えその作品の感想を書くのが難儀であろうとも(涙)、やっぱり私は映画表現に優れた作品を愛しているのです。皆が大好きなアイドルが出ているから、大層な予算をかけてゴージャスに作られた大作映画だから、大好きなヒーローが活躍するから、頭使わなくてすむ楽しい映画だからというだけでは、満足できません。本当に良い映画がたくさん観たい。心からそう思います。巨大遊園地みたいな忙しない大作ばかり見せられるのはもう嫌だなあ。

誤解のないように明記しておきますが、娯楽大作映画も決して嫌いじゃないんですよ、ええ。いや、それどころか大好きと言ってもいい。だって気兼ねなくビールが呑めるもの!!…冗談はともかく、ド派手なエンターテインメント映画も必要だということはよく承知しています。所詮映画は映画ですしね。大衆の娯楽として生まれ、進化した文化です。皆で楽しく観てナンボのものでありましょう。

でも、そればかりだと頭がおかしくなりそうな気がするもの確か。今以上に何も考えず、与えられたものを右から左に機械的に摂取するだけになりそうな気がして、心底怖い。大衆受けしなさそうな映画でも、興行成績とは無縁でも、良い映画は世界中にたくさんあります!今でも、映画界の片隅でひっそりと産み落とされています。難産の末に誕生したであろう、それらの小さな作品を大切に守っていかないと、いずれ本当に映画産業は死に絶える。これは被害妄想でもなんでもないですよ。映像作品が、ネット等を通じて直接消費者に配信される時代が来れば、映画もテレビも関係ない、近い将来には本当にスクリーンは世界から消滅し、それどころかテレビだって消えてなくなるでしょうよ。

本来ネガティヴな内容の記事はここでは書かないようにしている私が、なぜ不愉快な思いを我慢してこんな文章を書いているかというと、いろいろな情報を見て考えた結果、現在の日本のメジャー配給会社のいくつかのお仕事ぶりは、お世辞にも素晴らしいとは言い難いからです。時々、本当に映画が好きな人たちがやっていらっしゃるのだろうかと疑問すら抱きますね。
逆に、予算も潤沢にないであろう小さな配給会社の皆さんは、採算度外視で良作を日本に持ってくるガッツに溢れているようにお見受けします。本当に映画が好きで、良質の洋画を私達日本の映画好きに紹介しようと、がんばってらっしゃるインディペンデントな会社の作品には、敬意を払って観賞しようと思います。
国内の作品をたくさん製作してたくさん上映する事業も、もちろん大切なことです。しかし、アニメ映画、あるいは漫画原作のアニメあるいは実写映画がシネコンの上映の大半を占めるような状況が、果たして健全な日本映画界の未来を作ることになるでしょうか?私にはそれは大変奇妙な状況のようにしか思えません。

洋画のメジャー配給会社の皆さん、一生懸命お仕事をなさってください、お願いします。海外の作品を日本に引っ張ってきて大勢の観客に見せる仕事は、決して無駄なことじゃありません。日本国内で希望通りの興行成績があげられない理由は、日本の観客の懐具合と感性のせいだけじゃない。あなたたちが“ヒットして欲しい映画を懸命に宣伝する”という仕事に対し、怠慢になっているせいではないのですか?お願いですから、損得勘定を考える際に、内向きの思考にならないで。宣伝に金がかかるし、その苦労の割には興行収入が伴わないからという理由で、洋画を見捨てないで。規模が小さくとも無名であろうとも優れた洋画を見抜き、日本で劇場公開するという伝統を廃れさせちゃいけない。もちろん、ハリウッド製作(…だけど今はチャイニーズor コリアン資本様様)な大作映画だぜベイベーな遊園地映画も、必要なのだからどんどん日本に引っ張ってこなくちゃ。

優れた洋画をたくさん観たい。そんな飢餓感を抱えている映画好きは、日本にたくさん潜んでいると思います。表立って出てこないだけで。

日本だけ公開時期が異常に遅いという事態はもうたくさん。日本だけ未公開という事態ももう嫌なんです。日本経済を建て直したけりゃ、カネを消費する側のことをもっと考えて。消費者が本当は何を求めているのか。たかが映画だけれど、こいつの絡むビジネスは無視できないほど大きいと思いますよ。


さて、12月に日本で公開予定の洋画の中で、これだけは這ってでも観に行くと決めている新作がいくつか。

画像

当館では過去に記事も書いている「ゼロ・グラヴィティ Gravity」ですね。「トゥモロー・ワールド Children of Men」などのSF作品も手がけた経験のあるアルフォンソ・キュアロン監督の新作です。

画像

監督が息子さんと一緒に書いた脚本の映画化ですね。3.11を経て国民全員がPTSD状態だった私らにとって、今作のテーマ“絶望的な状況からの脱出”は、やはり一度は観ておくべきじゃないのかと考えています。

画像

完全デジタル撮影、しょっぱなから3Dで観ることを前提とした今作の製作姿勢は、今後の映画製作のモデルの一つになるのではないでしょうか。そういった技術的な面でも注目を集めている映画です。


「ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う! The World's End」は、日本では来年2014年の4月公開予定だそうです。とほほ…。

画像

もういっちょはこれ。「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 Scott Pilgrim vs. the World」が批評的にも興行成績的にもちょっとガッカリな結果に終わり、“3作目のジンクス”に見事引っかかってしもうたエドガー・ライト監督の新作ですね。サイモン・ペッグ&ニック・フロストとの黄金トリオで創り上げてきた、「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」に続く3部作の完結編だそうです。

画像

日本版チラシの裏側には、ライト、ペッグ、フロストのトリオの人脈に連なる方々、またそうでもなさそうな方々、各方面から“めっちゃオモロイでー♪”という賞賛のコメントが。この手の、映画サイトや映画批評家、また著名人のコメントを、作品の宣伝のためにチラシに掲載するパターンはよく見かけます。それはいいんですが、私はこういうチラシを目にする度に、うちの近所にあるIMAXシアターで毎回流れる、一般ピープルのコメント映像を思い出すんですよ(大笑)。初めてIMAXで映画を観たおばちゃんが、他の人の興奮気味のコメントに『うん、うん、うん、うん、、うん、うん』っていちいち大きな声で頷いているやつ。あれ強烈だわー(大笑)。下手すると、映画本編より、あのおばちゃんの『うん、うん、うん、うん、、うん、うん』の方が悪目立ちして困るもの(大笑)。あれ、本編上映前に流すの、いい加減やめてくれませんかね。頭にこびりついて離れんのですわ(涙目)。

画像

ジム・ジャームッシュ監督の4年ぶりの新作ヴァンパイア映画「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ Only Lovers Left Alive」は、名○屋でも12月20日から劇場公開です。

画像

画像

みんな大好き「マイティ・ソー Thor」のロキちゃんことトム・ヒドルストンちゃんと…

画像

画像向かって左側のティルダ・“年齢もジェンダーも全く不明の未知の生命体”・スウィントン大先生が主演。

画像

トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンは、タイトル・ロールになっている不滅のヴァンパイアの恋人同士であるアダムとイヴを演じます。何世紀にも渡って愛し合いつつ、くっついたり離れたりしても、結局2人でずーっと支え合って生きながらえてきた2この生き物のお話。

画像

ジム・ジャームッシュ監督独特の、まるで羊水の中をゆぅらゆぅらと漂うような、ゆったりした気だるいリズムに身を任せれば、“永遠の時を生きる”という、現実にはありえない感覚が体感できるかもしれません。

画像

ティルダ演じるイヴの“妹”を名乗るアヴァ(演じるのは、若手で一番勢いがある女優ミア・ワシコウスカ)が登場し、ゆぅらゆぅらと何世紀も続いてきたアダムとイヴの静かな生活をかき乱す…。今回ミアはかなりビッチな役柄のようで楽しみですね。あの「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーが脚本を手がけたことで大変印象に残っている作品「イノセント・ガーデン Stoker」で、これまた情緒不安定で、“イノセント”の仮面を被りながらとんでもないことをやらかすビッチを見事に演じてくれたミアのことですから、アヴァ(彼女ももちろんヴァンパイア)も面白いキャラクターになっているでしょうね。

まあ、トム・ヒドルストン、ティルダ・スウィントン、ミア・ワシコウスカ―関係ないけど、3人とも名前が長いんだよ!!!―が吸血鬼を演じるというのは、彼らがかもし出すエレガントで排他的でハイクラスな雰囲気からも自然なのですが、JJの新しい「スター・トレック」シリーズで大層可愛らしかったアントン・イェルチンがどのような役回りなのか、個人的にとても気になりますね。

画像

他にジョン・ハートが“マーロウ”という意味深な名前のキャラを演じる(“マーロウ”があの“クリストファー・マーロウ”を指すのならば、ジョン・ハート爺の役柄は“シェイクスピア”を暗示しているのかもしれませんね)そうで、クセモノ俳優たちが集まった、いつものようにゴージャスでゆったりと進んでいく夢をみているような、そんな映画に仕上がっているのではないでしょうかね。

画像

日本人留学生惨殺事件を指揮することになった、史上サイテーのスコットランド人刑事ブルース・ロバートソンの辿る、絶望的に悲惨な運命を笑い飛ばすドラメディ作品「フィルス Filth」。「トランス Trance」に続いて単語一つのタイトルの映画に主演するジェームズ・マカヴォイ、捨て身のダーティ演技に死ぬほど期待しています、私。「トレインスポッティング」の原作者の小説を下敷きにした…云々かんぬんは、この際どうでもよろしい。「トランス」ではまだ同情の余地があったマカヴォイ氏の役柄が、ここへきてこれ以上ないほど下劣に堕するとあって、現在公開中の超絶暗黒クライムドラマ「悪の法則 The Counselor」主演のファス坊(マイケル・ファスベンダー)のキャラと、どっちがより腹黒いか、腹黒対決ができそうなことで期待が膨らんでいますよ(妖笑)。

…あとは、スペイン発の悪夢譚「ブランカニエベス」(パブロ・ベルヘル監督)も観ておかなくては。


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

にほんブログ村

良い映画が観たいだけ。だから私は12月も映画館に行く。 House of M/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる