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zoom RSS もう一人のゴッサムの守護者、ジム・ゴードンの若き日の戦い。

<<   作成日時 : 2013/09/25 13:39   >>

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クリストファー・ノーラン監督が再生した21世紀のバットマン・サーガは、「ダークナイト・ライジング」をもって終了しました。シリーズ第1作目「バットマン ビギンズ」、コミック・ヒーローもの映画の概念を根底から覆すことになった第2作目「ダークナイト」(Part1 Part2 Part3 Part4)、批判的な批評もちらほら聞こえていた第3作目「ダークナイト・ライジング」。熱狂的な原作ファンであるとか、あるいはティム・バートン版のバットマン映画の方のファンにとっては、リアル&ハード&ストイック&ダーク&シリアス…なノーラン版にはあまりなじめなかった方もいらっしゃると思います。しかしながら、現在の映画界の傾向を鑑みるに、ノーラン監督のバットマン・シリーズ…特に「ダークナイト」が映画史に残した足跡、後続のヒーロー映画群、アクション映画の系譜に与えた影響力は、やはりとても大きかったといえるでしょう。


映画界では、やはりノーランが関わっているスーパーマン21世紀リブート映画「マン・オブ・スティール」(ザック・スナイダー監督)に続く第2弾の作品に、バットマンを出演させるアイデアが実現する運びとなりました。ノーラン版3部作でバットマン/ブルース・ウェインを演じ、“21世紀のバットマン”の象徴となったクリスチャン・ベイルに、再度バットマンを演じる要請が出されましたが、ベイル本人が辞退。ために、スーパーマンとバットマン初の共演映画のキャスティングは二転三転します。いろいろな候補者の名前が取りざたされては消え、結局、スーパーマンと共演する新たなバッツは「アルゴ」でハリウッドに返り咲いたベン・アフレックに決定しました。
このニュースはあっという間に世界中に広まり、映画ファン界隈では9割方の人たちが否定的なリアクションを表明。当初は私も、前髪と髭がなければ顔が長く見えるベン・アフレックに、果たしてバットスーツが着こなせるのかしらと、このキャスティングに疑問を感じなかったわけではありません。…でもまあ考えてみれば、ノーラン版バットマン・サーガで故ヒース・レジャーがジョーカー役に起用されたときも、やはりアンチ・ノーラン派はこの世の終わりかといわんばかりの大騒ぎをしたものですしね。いつの時代でもどこの世界でも、全ての人たちを100パーセント満足させるような決定は出来ないものなのですよ。
ならば、ハリウッドの中では、古傷をいくつもこしらえている酸いも甘いも噛み締めた古参兵ベン・アフレックに、ベイルとはまた違ったアプローチの苦み走ったバットマン像を見せてもらいたいかなと思います。

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長々と前振りしてまいりましたが、本題は今朝方流れてきたニュースです。ハリウッド最強の映画ジャーナリスト兼コラムニスト、ニッキ・フィンケ女史率いる映画ニュース速報サイトDeadlineが第一報を知らせてくれました。20世紀FoxTVネットワークが、人気ドラマ・シリーズ「メンタリスト」のクリエイター、ブルーノ・ヘラーとWarner Bros. TVが進めてきた企画―ゴッサム・シティの良心、コミッショナー・ジム・ゴードンの若き日の戦いを描くテレビ・シリーズ―の権利を獲得したというのです!これはびっくり!

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ノーラン版バットマン・サーガでは、館長ごひいきのベテラン俳優ゲイリー・オールドマンが、“ジム・ゴードン”というキャラクターに清濁併せ呑む複雑な陰影を与え、大変印象深かったものです。バットマン作品の中では、私はたぶんこのコミッショナー・ゴードンが一番好きなキャラだな。あの極限状態に叩き込まれたかのごとき怒涛のストーリーの中で、最も共感できる人物だと思いますわ。

このジム・ゴードンにフォーカスしたスピンオフ企画がついに誕生したわけで、こりゃもう期待するなという方が無理な話でしてね。このシリーズにはバットマンは登場しない方針だそうですから、うまくいけば、伝統的なポリス・アクションもののドラマとゴッサム独特の世界観が融合した、一味違ったポリス・ストーリーが出来るはず。実はコミックスの方では、コミッショナー・ゴードン単独本というのが既に出ておりまして、原画のイメージもノーラン版サーガでオールドマンが演じた通りのもの。パリにいたときちょこちょこコミックスを購入してきては、影でコソコソ読んでいました(笑)。その単独本のイメージが膨らんで映像になれば、バットマンの姿は見えないけれど、その存在の残り香があちこちから漂ってくるような、一筋縄ではいかない警察ものドラマになりそうです。まあ全ては、脚本をきちんと仕上げられるかどうかにかかっているんですけどね。

ただ、テレビでシリーズ化するにあたり、ジム・ゴードン役にはもっと若い俳優が起用されるでしょうから、その俳優さんの雰囲気如何によっては、こちらの予想とは違うゴッサム・ポリス・ストーリーになる可能性もあり。とにかく、まだまだ未知数が多い企画なので、作品が出来上がるまで楽しみに待っていましょうね。



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たくさんの物語に枝分かれし、派生し、進化を繰り返すバットマン関連のコミックス。日本で読める作品の中で、ノーラン版バットマン・サーガに近しい位置づけにあるのが、このイヤーワンとイヤーツーでしょうかね。バットマン誕生秘話を綴る内容です。ただ、映画版にリンクするしないに関わらず、これ単独で非常に読み応えのある作品でした。

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そしてこちらは、ダークナイトを廃業して10年が経過した55歳のブルース・ウェインが主人公の物語。ゴッサム・シティに再び犯罪がはびこるようになり、いてもたってもいられなくなったブルースが再びバットスーツに身を包むというお話です。バットマンとスーパーマンが対峙するという、アメコミ・ヒーローファンにとっては夢のような共演にも拘らず、ストーリーには一筋の光明も無いといっていいでしょう。法律に囚われない“正義のヒーロー”というシンボリックな存在がいかに矛盾しているかを鋭く突いた、アメコミ・ヒーローファンにとっては、かなり痛々しい内容ですね。しかし、読み応えは抜群です。「ダークナイト・リターンズ」とその続編「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」が両方収められていますので、ノーラン版サーガ最終章「ダークナイト・ライジング」の内容と照らし合わせて読んでみても面白いかもしれません。評価が割れた「ダークナイト・ライジング」ですが、また違った見方が出来そうです。


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