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zoom RSS 映画館百景。

<<   作成日時 : 2013/04/08 14:52   >>

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“百景”と呼べるほどのものではありませんが、最近、意識して映画館に足を運ぶようにしています。映画館の大きなスクリーンで映画を観る体験は特別ですし、最近閉鎖が相次いでいる映画館の存続のためにも、時間と財布が許す限り映画館通いを続けようと思っています。

とはいえ、家事の合間を縫っていくわけですから、映画館での映画鑑賞もたいした数をこなせているわけではありません。それに、せっかく映画館まで勇んで突撃しても、選んだ作品が期待外れだった…なんてこともしょっちゅう。ここで取り上げる新作映画の本数が少ないのはその故です。

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私にとって映画館で映画を観るという行為は、現実世界から切り離されて想像の世界へ旅立つための厳粛な儀式に似ています。

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しかし映画館にいるというのは、同時に同じ空間を他の観客と共有することをも意味します。純粋に映画だけを楽しみたいのなら、むしろ他の観客の存在は煩わしいばかりでしょう。自宅でゆっくりDVDなりBlu-rayなりを観ていた方が、よほど精神衛生上よろしいのではないかとも思いますよね。

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でも結局私は、映画館で映画を観ることをやめられません。スクリーンを見つめる視界の隅っこに他の観客の頭が映っても、誰かがコーヒーをすすっている音が聞こえても、それこそポップコーンの匂いが漂ってきても、そうした館内の雑音全てをひっくるめた上での“映画館”の空間を愛しているからでしょうね。

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一口に映画館といっても、その特徴も佇まいも様々です。

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昔の名作をリバイバル上映したり、シネコンで取り上げられにくいアート系の映画を採算度外視で上映してくれるような、コアな映画好きが足繁く通う映画館もあれば…

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話題になった作品やヒット作品を上映する、あくまでも映画を娯楽の一環と捉えた映画館もあります。私は、アート・シアターとシネコンを比べてどうのという不毛な議論は好みません。そのどちらも、映画ファンにとっては必要な場所だと思うので。

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シネコンにはシネコンの利点もあります。相変わらず大流行の3D上映、最近とみに増えてきたIMAX上映などは、設備の整った環境を提供できるシネコンでないと体験できないこともありますしね。

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そうそうあちこちで観るチャンスがあるわけではないインディペンデント映画等、上映ラインナップの貴重さを尊重するなら、アート・シアターを目指すべきでしょう。

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映画文化を衰退させないためには、どの映画館も必要だと思います。そして、映画館を存続させるためには、どの映画館にもできる限り足を運ばなければならないでしょうね。私自身はこよなく映画館という空間を愛する者ですが、将来的には映画館は消えていく運命にあると悲観しています。

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だからこそ、責務を果たすような心構えで(苦笑)映画館に向かっているのかもしれません。

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映画もテレビ番組も、インターネットを介して端末に配信される時代に突入しています。スクリーンを備えた映画館で上映したり、テレビで放映されるのではなく、最初からネット配信されることを目的に製作された作品は既にたくさん存在します。携帯可能な端末さえ持っていれば、それこそ、いつでもどこでも好きな時に好きな作品を視聴できる便利な時代になりつつあるわけで、フィルムは今以上に、貴重な文化財として保護される対象となっていくでしょう。

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シネコンもアート・シアターも関係なく、映画館という存在そのものがきれいさっぱり淘汰された未来。その頃の娯楽がどのような形態になっているのか、私には見当もつきません。…が、その頃には、自分の肉体はとっくに土に還っているだろうということだけが、心の慰めではありますね。


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