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zoom RSS ズボンを履いた女子、「ドレスを着た男子」。

<<   作成日時 : 2013/04/04 18:48   >>

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みんな違って、みんないい。

ドレスを着た男子 (世界傑作童話シリーズ)
福音館書店
デイヴィッド・ウォリアムズ

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「ドレスを着た男子」 (福音館書店 刊)
著:デイヴィッド・ウォリアムス 挿絵:クェンティン・ブレイク
翻訳:鹿田昌美

英国でも1、2を争う人気コメディアンであるデイヴィッド・ウォリアムス(相棒マット・ルーカスと組んだコメディTV番組「リトル・ブリテン」で大ブレイク)が初めて手がけた児童向け小説がこれ。2008年刊行。私も興味深く読ませてもらいましたが、ぜひともたくさんの人に読んでいただきたいなあ。挿絵はクェンティン・ブレイク。

サッカーが得意な少年デニスは、ママが家を出て行った後、父さんと兄さんの3人で暮らしている。ある日、雑貨店で見かけたファッション雑誌「ヴォーグ」の中に、ママが持っていたワンピースとよく似たドレスを見かけた彼は猛烈に魅せられるのだ。何に?“きらびやかなドレスで着飾ること”だ。
クラス一ファッション通の女子リサの勧めで、ついにドレスに身を包んだデニスは“違う自分”をそこに見つけた。誰にも迷惑はかけない。これを着て外に出てみたい。デニスは友人の助けを借り、ドレスを着て別人として学校にも通う。だが、家族も学校もそんなデニスを異端視する。家族の絆、友情が揺らぐ中、退学処分を受けたデニスのため、サッカーのチームメイトと親友ダルヴィッシュが立ち上がった…。

画像

人気コメディアン兼俳優兼脚本家という、たくさんの肩書きを持つ才人デイヴィッド・ウォリアムスに、新たに“作家”という肩書きも加わったようです。上の画像は、エジンバラ・インターナショナル・ブックフェスティバルで、著作『Gangsta Granny』を手ににっこり微笑むウォリアムス。

セクシャリティの多様性にはデリケートな問題が絡み合っていて、私のような立場の人間が気軽に取り上げていいものかどうか、いつも悩ましく感じるところではあります。ですが、今まさに世界的な規模で広がっている、“あらゆる人達の間にある差別をなくし、セクシャリティの多様性もそのまま丸ごと社会の中で受け入れていこう”という動きをみるにつけ、いろいろな立場の人からの働きかけが必要だと痛感するので、この作品をご紹介しました。

作者のウォリアムス自身は子供の頃、お姉さんの影響もあって、デニスのようにドレスを着ていたそうで、この作品は言ってみれば彼の自伝的小説であったわけですね。その後、ブリストル大学の同級生だった友人のマット・ルーカスとコンビを組み、前述のコメディ番組「リトル・ブリテン」では昔取った杵柄で女装コントも多数発表。2010年に結婚したモデルのララ・ストーンの間に子供ももうけています。

この作品は、“自分の着たい服を着る。誰にも迷惑はかけていない。それをなぜ否定されなくちゃいけないんだ”というシンプルなメッセージを、実にストレートに主張するお話です。言い訳も理屈もなし。だから読後がとてもさわやかだし、デニスの友人達のように、デニスのありのままを受け入れる柔軟な度量を持たなきゃだめだなあと、反省もさせられるのですね。


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