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zoom RSS 2013年度英国演劇界の最高峰―The Laurence Olivier Awards 2013

<<   作成日時 : 2013/04/29 17:59   >>

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英国の生んだ比類なきシェイクスピア役者サー・ローレンス・オリヴィエ。演劇界のみならず、映画界でも世界を股にかけて活躍した名優であります。その彼の名前を冠した、英国演劇界最高峰の賞The Laurence Olivier Awardsの受賞者が決定し、4月28日にロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで受賞発表セレモニーが行われました。この一年の間に、英国演劇界から生み出された優れた作品と、目覚しい活躍をみせた演劇人にトロフィーが贈られました。

このローレンス・オリヴィエ賞ですが、アメリカの映画サイトなんかを見てますと、よく“イギリスのトニー賞だ”なんて表現されているのをみかけます。それを見るたびに、英国と米国の演劇界の歴史の長さがそもそも全く異なるのに、そんな言い方はなかろう(笑)と、違和感を感じておりました。しかしまあ、ローレンス・オリヴィエ賞を分かりやすく説明するのに、しっくりくる表現を見出せないまま、こんにちに至っているわけであります(笑)。

以下が受賞者リストです。


The Laurence Olivier Awards 2013

・Winners List

Best Revival (最優秀リバイバル公演賞)
Long Day’s Journey Into Night (Apollo theatre)

Best Actor in a Supporting Role (演劇部門最優秀助演男優賞)
Richard McCabe for “The Audience” (Gielgud theatre)

Best Actress in a Supporting Role (演劇部門最優秀助演女優賞)
Nicola Walker for “The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time” (National Theatre, Cottesloe)

White Light Award for Lighting Design (最優秀照明デザイン賞)
Paule Constable for “The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time” (National Theatre, Cottesloe)

Best Sound Design (最優秀音響賞)
Ian Dickinson and Adrian Sutton for “The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time” (National Theatre, Cottesloe)

Best Costume Design (最優秀衣装デザイン賞)
Jon Morrell for “Top Hat” (Aldwych theatre)

XL Video Award for Best Set Design (最優秀セットデザイン賞)
Bunny Christie and Finn Ross for “The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time” (National Theatre, Cottesloe)

Best Entertainment and Family (最優秀ファミリー向け作品賞)
Goodnight Mister Tom (Phoenix theatre)

BBC Radio 2 Audience Award (BBCラジオ2観客賞)
Billy Elliot The Musical (Victoria Palace theatre)

Best New Dance Production (最優秀ダンス・プロダクション賞)
“Aeternum”, by the Royal Ballet, choreographed by Christopher Wheeldon (Royal Opera House)

Outstanding Achievement in Dance (ダンス部門業績賞)
Marianela Núñez for “Aeternum”, Diana & Actaeon and Viscera, by the Royal Ballet (Royal Opera House)

Best Actor (最優秀主演男優賞)
Luke Treadaway for “The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time” (National Theatre, Cottesloe)

Best Actress (最優秀主演女優賞)
Helen Mirren for “The Audience” (Gielgud theatre)

Best Director (最優秀演出賞)
Marianne Elliott for “The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time” (National Theatre, Cottesloe)

Outstanding Achievement in an Affiliate Theatre
The season of new writing at the Jerwood Theatre Upstairs at the Royal Court

Best New Opera Production (最優秀新作オペラ・プロダクション賞)
“Einstein On The Beach” by Robert Wilson and Philip Glass with choreography by Lucinda Childs (Barbican theatre)

Outstanding Achievement in Opera (オペラ部門業績賞)
Bryan Hymel for his performance in “Les Troyens, Robert Le Diable and Rusalka” (Royal Opera House)

Autograph Sound Award for Best Theatre Choreographer (最優秀振り付け賞)
Bill Deamer for “Top Hat” (Aldwych theatre)

Best Musical Revival (最優秀ミュージカル・リバイバル賞)
Sweeney Todd (Adelphi theatre)

Best Performance in a Supporting Role in a Musical (ミュージカル部門最優秀助演賞)
Leigh Zimmerman for “A Chorus Line” (London Palladium)

Best Actor in a Musical (ミュージカル部門最優秀主演男優賞)
Michael Ball for “Sweeney Todd” (Adelphi theatre)

Best Actress in a Musical (ミュージカル部門最優秀主演女優賞)
Imelda Staunton for “Sweeney Todd” (Adelphi theatre)

Best New Musical (最優秀新作ミュージカル作品賞)
Top Hat (Aldwych theatre)

MasterCard Best New Play (最優秀新作演劇作品賞)
The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time (National Theatre, Cottesloe)

Special Awards (特別賞)
Michael Frayn
Gillian Lynne


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女流演出家による新作劇“The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time”がなんと7部門を制し、しかも演劇部門の主演女優賞には、再びエリザベス2世現女王を演じたデイム・ヘレン・ミレンが輝き、ミュージカル部門の主演女優賞は、リバイバル公演ミュージカル版の“スウィーニー・トッド”のイメルダ・スタウントンが獲得したという結果。それだけを見ると、なんとなく女性アーティストが元気いいよなぁという印象が強いですね。主演女優賞が、ともに映画でも名前を知られた大ベテラン度迫力熟女女優だということも、おそらく関係していると思われます(笑)。

上の画像は、デイム・ミレンと、新作劇で主要部門を掻っ攫っていった話題作“The Curious Incident Of The Dog In The Night-Time”主演男優のLuke Treadaway氏の2ショットです。がしかし、デイム・ミレンの後光というか(笑)黙ってても漏れ出てくる“文句あんのかコラ”オーラが半端なく、大変気の毒なことに、ルークさんの印象が若干薄れてしまっていて…(冷や汗)。…ま、なにはともあれ、「クィーン」でのオスカー受賞に引き続き、同一人物の役柄で演劇界の最高賞をも獲得するだなんて、デイム・ミレンにしかできない離れ業だと思います。受賞、おめでとうございます、姉御ミレンもとい、デイム・ミレン。

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「いいこと?アタシは映画でも演劇でもトップを極めたんだからね。墓の中でおっ死んでるアンタより偉いんだから」
『……はぃぃぃ、ごめんなさい、姐さん……(ガクガクブルブル)』

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ヘレン・ミレン御年67歳。還暦はっとくの昔に通り過ぎ、70代も間近なベテラン女優。

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かつては“セクシー・クィーン”の名を欲しいままにする、文字通りのセクシー・アイコンだった姉御。…実は、ミレン姉御の若い頃のお写真は、わたくし山のように持っているのでございますが、あまりにエ/ロ過ぎて、もとい、ナチュラル・ボーン・セクシー過ぎて、貼り付けることが出来ません。これが限界。まあ、このポートレートから、若き日の姉御のやんちゃ振りをお察しくだされ。

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いくつになろうが、顔にはさすがに皺が増えようが、この人の持っているイメージは、フットワーク軽やかで、さわやかなまま。むしろ若い頃の方が、ご本人が意識して濃厚なエロティシズムを発揮していたこともあり、雰囲気は重く感じられたものでした。“存在の耐えられない軽やかさ”は、今のほうが断然鮮やかになっているとすら思えます。ご本人の姿を拝見するたびに、新鮮さを増していく…物理的に若返っていくという意味ではなく、その存在感が色鮮やかになっていくということ…という生き様は、やはり姉御にしか出来ないものだと思いますよ。

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「RED 2」のド派手トレーラーを見ましたが、両手に拳銃で、走行中の車の中から敵を撃ちまくるという、胸のすくような活躍を見せていらっしゃる姉御。「RED 2」公開の暁には、いの一番に劇場に馳せ参じまするゆえ、いつまでもやんちゃでセクシーなままの姉御でいてください。私の心からのお願いです。

…こんな風に年をとりたいもんだわ、ホンマ。


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…んで、いつかうちの師匠の映画にも出たってくださいね!!

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