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zoom RSS 第65回カンヌ国際映画祭のまとめと「Cosmopolis」追記終了。

<<   作成日時 : 2012/05/28 16:40   >>

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“This movie is a gripping, edge-of-your-seat thriller.” ―David Cronenberg「Cosmopolis」

5月27日にコンペ部門に出品された22作品全ての再上映が行われ、クロージング・セレモニーの中でナンニ・モレッティ監督を長とする審査委員団は最終的にミヒャエル・ハネケ監督の新作「Amour (Love)」をパルム・ドールに選出しました。全ての部門の受賞作品及び受賞者のリストを挙げておきます。

コンペ部門長編映画

パルムドール
『AMOUR (Love)』 監督Michael HANEKE

グランプリ
『REALITY』 監督 Matteo GARRONE

監督賞
Carlos REYGADAS 監督の『POST TENEBRAS LUX』

審査員賞
『THE ANGELS’ SHARE』 監督 Ken LOACH

男優賞
Mads MIKKELSEN  『JAGTEN (The Hunt)』監督 Thomas VINTERBERG

女優賞
Cristina FLUTUR と Cosmina STRATAN 『DUPÃ DEALURI (Beyond The Hills)』 監督 Cristian MUNGIU

脚本賞
Cristian MUNGIU 監督 『DUPÃ DEALURI (Beyond The Hills)』



コンペ部門短編映画

パルムドール
『SESSIZ-BE DENG (Silent)』 監督L. Rezan YESILBAS



ある視点部門

カメラドール
『BEASTS OF THE SOUTHERN WILD』 監督Benh ZEITLIN



この受賞結果を見渡してみての感想を一言だけ。

至極順当な結果ですね。

それ以外に言いようが無い。別にモレッティ審査委員長を非難するわけではありませんが、ここ最近のカンヌのやり方―ハリウッド資本の作品をたくさん招聘し、それらに出演しているスター達を大勢集めて客寄せパンダにし、賞自体は伝統的に審査委員長の好みに則った作品に与える―が繰り返されただけの結果。特にパルム・ドールとグランプリに選ばれた作品に関しては、カンヌが始まる前から多分こうなるだろうなと想像した通りの(笑)、意外性の無いチョイスでありました。ま、いいんじゃないですか。

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ただ、男優賞がマッツ・ミケルセンに贈られたのは、過小評価されがちだった彼の実力がようやく認められたことであり、大変喜ばしいですね。おめでとうございます、マッツ!


さてと。

私にとっての今回のカンヌは、デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作「Cosmopolis」と、処女作品でいきなりカンヌ・デビューを果たしたブランドン・クローネンバーグ監督、そして彼ら父子による“father son act”でございました。それしかなかったと断言してもいい(笑)。

では、現地時間で5月25日、コンペ部門に出品されていたデヴィッド・クローネンバーグ監督の「Cosmopolis」(日本では2013年劇場公開予定)のフォトコール、プレス・カンファレンスが行われ、同日夜には、作品の原作者であるドン・デリーロ氏までもがレッド・カーペットに登場し、盛大にプレミア上映が催されました。とりあえず、大歓声とごったがえす人ごみの中で行われた「Cosmopolis」御一行のカンヌ行脚の様子を振り返りましょう。


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プロデューサーのマーティン・カッツを含めた「Cosmopolis」御一行様。


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師匠with女優チーム。


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師匠with女優チーム。師匠、センター取りに成功。


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師匠withロブ様。


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背の高いキャストと並ぶと、師匠の可愛らしさ3割り増し。


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師匠withロブ様再び。


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師匠可愛い。


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たぶん今現在師匠は、世界中のロブ様フリークのギャル達から嫉妬と羨望の的になっていると思われ。


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このショットはいいですね。


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師匠、ゴキゲン。


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師匠、さっきから気になっているんですが、その豚さんの足のようなV字サインは何?


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とりあえず、師匠がゴキゲンだということはよく分かったw


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今回、カンヌを訪れた映画人の中で、おそらく一番カンヌを堪能した人であろう(笑)クローネンバーグ師匠。このフォトコールの模様でも分かるように、師匠は終始笑顔全開で、今までに無いはしゃぎっぷりを見せていました。今まさにあちこちの映画サイトに、カンヌで「Cosmopolis」を見た批評家による最速レビューが続々と掲載されているところなのですが、ざーっと斜め読みした感じでは手ごたえが感じられました。もちろん全てが好意的な批評ではありませんが、師匠も、完成した作品の仕上がりに自信を持っていたと思われます。


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「Cosmipolis」記者会見の様子ですね。会見会場がカオス状態。しかし、ここが一番の正念場です。観客に作品への理解を促すため、ここで製作陣は精一杯の作品アピールと解説を行うわけですね。


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頑張れ師匠!負けんな師匠!世界中の信者があなたを支えております!たとえ映画賞があなたの作品を正しく理解できなくとも、信者はあなたが常に時代の先端を突っ走っていることを理解しています。


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あなたのように、時代に迎合したり大多数の観客の好みに屈したりすることなく、リスクをものともせず、安全パイに見向きもせず、自身の哲学と美学を追求することに人生を賭けている映画作家は、おそらく他にいないでしょう。その崇高なまでのあなたの生き様に、私は心酔して止みません。


では、カンヌ映画祭における「Cosmopolis」記者会見の模様を収めた動画を共有させていただきます。
Cosmopolis panel at the Cannes Film Festival (2012)
shared from grindhouse141's channel


“David Cronenberg’s innovative work continues to blow audiences away. We’re thrilled to have this standout film for three of eOne’s core territories.” ―Deadline Hollywood


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5月25日夜のレッド・カーペットには、デヴィッド・クローネンバーグ監督をはじめ「Cosmopolis」のキャスト陣、プロデューサー、そして原作者であるアメリカ文学界の重鎮ドン・デリーロが勢ぞろいしました。


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このレッド・カーペットにおける煌びやかなショーを、一言で表現するなら…

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師匠、ロブ様ことロバート・パティンソン君を見つめ過ぎ(爆)ということでしょうか。

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画像向かって左端がプロデューサーのマーティン・カッツ、右端に横顔が見えるのがドン・デリーロ氏です。左から順に、マーティン・カッツ、ポール・ジアマッティ、エミリー・ハンプシャー、ロブ様、師匠、ジュリエット・ビノシュ、サラ・ガドン、ドン・デリーロ氏。

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でも師匠ったら、

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ずっと

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ずっと

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ずっと

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ずっと

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ずっと

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ずーっと

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ずーーっと

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ずーーーっとこの調子(大笑)。
いや、あの、わざと編集したわけじゃなくて、レッド・カーペットの画像を漁っていると、本当にこんなんばっかり出てくるんですよ。

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おかげさんで、楽しみにしていたポール・ジアマッティと師匠の2ショットも、これしかなく(涙)。

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フランスの大女優ジュリエット・ビノシュに至っては、師匠ったら完全スルー(冷や汗)。

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画像向かって左端の女性カメラマン、実娘ケイトリンにレンズを向けられて、慌ててしゃきっとする師匠(笑)。

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師匠、ケイトリンに撮影されてようやくおにゃのこの存在を思い出したか(笑)。

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慌てて女優陣にも儀礼的サービス(笑)。

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サラ・ガドンちゃん&ポール・ジアマッティ:「…ダメだ、こりゃ…」

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とにかく、レッド・カーペット時の師匠はロブ君から片時も離れず

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常に肩や腰を掴んでる状態で

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ロブ君を見ているか、もしくはロブ君がいる所に目を向けている状態。師匠がロブ君と物理的に離れたのは、カンヌ総裁のジル・ジャコブがレッド・カーペットを訪れてフォトセッションに参加したときぐらいではないでしょうか…(笑)。

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ロブ君:「…す、すいません、ジュリエットさん…」
ジュリエット・ビノシュ:「…(青筋ピクピク)…」

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師匠は、例の「トワイライト」シリーズで、やる気なさげに演技していたロブ君を見てひらめき、その後彼の出演作「リメンバー・ミー」等を見て、“彼こそ私のエリック(「Cosmopolis」の主人公)だ”と確信したそうです。とにかく、主演男優の選択眼については、師匠は神がかり的なセンスを持ち合わせており、今まで間違いを犯したことはありません。そして、この様子を見る限り、師匠はかなりロブ君を気に入ったようですね。彼の「Cosmopolis」におけるパフォーマンスが楽しみになってまいりました。

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ぶっちゃけた話ね、映画賞なんて、もうどうでもいいです!
デヴィッド・クローネンバーグ、孤高の一匹狼たる鬼才監督がその生を全うするまで、私は先鋭的かつ挑戦的、野心的であり続けるだろう彼の映画を追い続けます。

最後の最後までアウトサイダー人生、上等!

……ああ、すっきりした(笑)。これが言いたかったんです。


クローネンバーグ監督の実娘ケイトリン・クローネンバーグが、グローブ・アンド・メール紙のために撮りおろしたクローネンバーグ家のファミリー・ショットが、こちらでご覧になれます。→Cronenberg family snapshots


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