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zoom RSS 何処かマニアックなThe Jameson Empire Awards。

<<   作成日時 : 2012/03/27 23:10   >>

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世界的に有名な映画誌エンパイア・マガジンは、英国で出版されている関係からか、シニカルで辛口の批評が売り。彼らも毎年、主に英国で活躍を認められた俳優、映画人、優れた作品を表彰する映画賞、The Jameson Empire Awardsを主催しておりまして、これまた映画好きの琴線をちょいちょい刺激するような、実に絶妙なる選考で楽しませてくれます。

ちょっと2012年度の受賞結果を覗いてみましょう。

The Jameson Empire Awards 2012

・Best Male Newcomer最優秀新人賞(男性)
Tom Hiddlestone (Thor)

・Best Female Newcomer最優秀新人賞(女性)
Felicity Jones (Like Crazy)

・Best Comedy最優秀コメディ映画
『The Inbetweeners Movie』

・Best Horror最優秀ホラー映画
『Kill List』

・Best Thriller最優秀スリラー映画

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『Tinker Tailor Soldier Spy』
“裏切りのサーカス”という意味不明な邦題で日本でも劇場公開予定の、ジョン・ル・カレ原作サスペンス映画です。二重スパイをあぶりだす命を負ったエージェント、スマイリーの静かなる闘いを、英国だからこそ可能な豪華なアンサンブル・キャストで描きます。スマイリーを演じたゲイリー・オールドマンは、先のオスカーでも主演男優賞にノミネートされ、大きな注目を集めましたね。公開が楽しみです。

・Best Sci-Fi / Fantasy最優秀SF・ファンタジー映画
『Thor』

・The Art Of 3D最優秀3D映画
『The Adventures Of Tintin: The Secret Of The Unicorn』

・Jameson Best Actor最優秀男優賞

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Gary Oldman (Tinker Tailor Soldier Spy)
オスカーでも、こんなシーンを見たかったですなあ。

・Best Actress最優秀女優賞

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Olivia Colman (Tyrannosaur)
画像向かって左側がオリヴィア・コールマンですね。英国の渋い中堅どころパディ・コンシダイン初監督作品である『Tyrannosaur』での演技が評価されました。作品そのものも日本で公開されて欲しいもんです。

・Best Director最優秀監督賞
David Yates (Harry Potter And The Deathly Hallows – Part 2)
ここらへんが某オスカー(笑)とは大いに異なるところ。某オスカーの主要部門では全く無視されていた「ハリー・ポッター」シリーズが選出されるところが、観客寄りですわな。

・Best British Film最優秀英国映画
『Tinker Tailor Soldier Spy』
まあ、これは当然の結果としても…

・Best Film最優秀作品
『Harry Potter And The Deathly Hallows – Part 2』
…驚くのはこちら(笑)。「ハリー・ポッター」シリーズが最優秀作品賞に選ばれてしまうところが、エンパイア一流の屈折した映画好き心理でしょうね。
“映画通”を気取るなら、今ならさしずめ「アーティスト」辺りを褒め称えねばならない。でも、本音はハリー・ポッターが大好きでシリーズ全作欠かさず観ている。最後を締めくくるこの作品なんか、観ていて思わず泣けてしまった…。そんな映画通が世界に一人ぐらいいたっていいだろう!悪いか!とでも言いたげ(笑)。

・Empire Hero Awardエンパイア・ヒーロー賞

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Michael Fassbender マイケル(ミヒャエル)・ファスベンダー
ミヒャもね、この年齢で下手にオスカーの主演男優賞候補になんぞ選ばれなくて、本当は良かったかもしれないよ。若くしてオスカーをとったって、碌なことにはならないもの。大抵、皆“オスカーの呪い”だか“オスカー・プレッシャー”だかにかかって、オスカー受賞後のキャリアが低迷してしまいます。オスカーなんてものは、経験を充分に積み、キャリアの浮き沈みも克服して尚、良い演技ができる真の実力者が貰えばいいのです。そうなるまで、良い映画に出続けていけばいいのでは。

・Empire Legend Awardエンパイア・レジェンド賞
Tim Burton

・Empire Inspiration Awardエンパイア名誉賞
Ron Howard
上記二つの賞の違いがいまひとつ分かりにくいですが(笑)、要は、英国人がリスペクトしているアメリカの映画人にあげる賞だよ、という意味なのでしょう。

・Done In 60 Seconds Award
Indira Suleimenova (Black Swan)

世界各地の国際映画祭やアメリカに乱立する各種映画賞を見慣れている目には、なんともユーモラスでファンメイドな映画賞です。本来“映画賞”なるものは、プロの批評家や映画業界で飯を食ってる映画人以上に、観客である一般人が納得できる選出内容でなければならないはず。エンパイア・アワードは、そのキッチュでちょっぴりマニア寄りの選出嗜好がエンパイア独自の持ち味になっているものの、基本的にはとても分かりやすく、映画ファン側にある映画賞だといえるのではないでしょうかね。


相変わらずキュートなゲイリー・オールドマン。

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隣に立ってる、全身豹柄タイツみたいな肉食系の嫁さんよりゲイリーの方が可愛いとは、もはや人体の神秘。

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ジョージ・タケイさんがFacebookで、昔のとんがってた頃の若いゲイリーより、今の“old”なゲイリーの方がお好きだとおっしゃってましたが、私も全く同感です、タケイさん。プレス・ルームで、トロフィーを「どーだ(えっへん)!」といわんばかりに差し出している姿を見て目尻が下がりましたもの(笑)。

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レッド・カーペットで懐かしい人を発見。デクスター・フレッチャー!「カラヴァッジオ」の怒れる美青年の印象が強すぎ、最近のお仕事をまったく拝見できずにいました。えらいこと渋くおなりになっていたんですねえ。近影を確認したのは「スターダスト」ですが、もっともっと英国製の映画を観なければ。デクスターがひょっこり登場するやもしれませんからね。

2012年度のエンパイア・アワードでは、過去のショーン・ビーンとヴィゴ・モーテンセンの2ショットや、ゲイリー・オールドマンとコリン・ファースの2ショットといった、血沸き肉踊る演出はなかったものの、ゲイリーの安定した活躍ぶりがうかがえて、とても安心いたしました。

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エンパイア・マガジンさん。次はこの豆の人になんか賞をあげてください。

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