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zoom RSS 「リアル・スティール Real Steel」で拳を突き上げろ!

<<   作成日時 : 2012/01/08 10:16   >>

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長かった冬休みもいよいよラストスパート。今日は最後の子供孝行として、お豆一家4人でシネコンにやって来ました。目的は「リアル・スティール」だったのですが、同じようなことを考えている親御さんが多かったらしく、映画館がごった返していました。

劇場版仮面ライダーも絶賛上映中ですので、お子さん連れのお客さんがほとんどでしたね。私たちが観た「リアル・スティール」も結構な入り。娯楽が賑わうのはいいことです。今年は館長も、積極的に映画館に足を運びますよ!

とりあえずは初見の感想だけ少し。

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この映画は、確かに発想自体は単純そのものだし、ストーリーも昔からあるスポ根ドラマの王道中の王道をゆく、珍しくもない類のものです。夢破れやさぐれたダメオヤジがいて、いたいけな少年が登場して、そしてその孤独な少年が無二の親友となるロボットと出会って。最後は皆で力を合わせ、一度は諦めたでっかい夢を追いかける…という、先の展開も大団円も読めてしまうお話には違いありません。要は、ロボットをモチーフにした「ロッキー」に、「鉄腕アトム」のエッセンスをふりかけたような内容です。

それでも。

それでも、世のお父さんのみならず40代以上の男性は、まあ騙されたと思って一度だけでも観てみて欲しい。子供の頃、小さなロボットが傷だらけになりながらも悪と戦うアニメに夢中になった人なら、必ずなにか琴線に触れるものがあるから。単純なお話だけに却って、人と人の結びつきの大切さや、一度失敗してももう一度どん底から這い上がる根性、やり直す勇気、さらには、ちっぽけでどうしようもない人間に秘められた可能性といったものを実感するわけです。

それに、心や意思を持たないはずのロボットが、それを失ってしまった人間を立ち直らせるという展開も、なかなかシニカルで耳が痛いものですね。エスカレートした大衆の暴力衝動が、ボクシングや格闘技に鋼鉄のロボットを登場させることになる近未来予想図も、極めてありそうな可能性だけに薄ら寒さを感じます。

非力、持っているものは全て無くしてしまった、その上何をやっても上手くいかない人生どん底、お先は真っ暗闇。そんな人こそ、頭を空っぽにして観てみてもいいかもしれない。もちろん、“何を言う、オレは今完全に満たされて幸せなんだよ、大きなお世話だ”という、さぞかし立派な人生を歩んでおられるだろう方々もね。

とにかく、四の五の言わずに黙って観ろ。「リアル・スティール」を黙って観ろ。←ごめんなさい。新年ぐらいは強気でいかせて下さい(笑)

新春一発目に観るに相応しい、そして、元気と自信と希望をなくしちゃった今の日本人には必要なパワーをもらえる映画でしたよ。前述した鉄腕アトムもそうですが(主人公の旧式ロボットの名前が“アトム”。“アストロ・ボーイ”ではないところに製作陣の良心を感じる・笑)、ロボットが登場する他の日本製アニメ等、日本独特の文化へのオマージュも随所に感じられます。製作陣にスティーヴン・スピルバーグやロバート・ゼメキスの名前がありますので、まあ、その辺りは計算の上かもしれませんね。

完全無欠、無敗のチャンピオン・ロボットと何世代も前の旧式ロボットがガチンコ勝負する大一番のシーンでは、館長も我慢できずに叫びましたから(笑)。

「そらいけ、がんばれ、フックだアッパーだボディだ、立てー!殺(や)っちまえー!!!(←映画館の従業員に最も嫌われる行為・笑)」

ええ、館長は格闘技全般が大好きなんです。はい。映画館の中で立ち上がっていいんだったら、絶対立ち上がって拳突き上げてました。上映中にこんなに叫んだの、「ロッキー・ホラー・ショー」以来だわ。なんだかんだいいつつ、クライマックスに向けて加速する映画の勢いに、まんまと乗せられてしまいました。

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今作の監督ショーン・レヴィは、「ナイト・ミュージアム」シリーズや「12人のパパ」シリーズなど、ファミリー向けのコミカルな娯楽作品を演出してきたキャリアの持ち主です。さしずめ、製作総指揮に名を連ねるスティーヴン・スピルバーグ監督からダークサイドを取っ払った感じの(笑)作風ですかね。家族で観ていても気まずくなるようなシーンがない(再笑)、健全で安心して観ていられる作品を、破綻なくまとめていると感じます。
荒唐無稽なお話ですが、進化したロボット産業と人間社会の関わりの変化を、格闘技の歴史に絡めてさりげなくストーリーに組み込んだり、ロボット“アトム”の持つ“目の前のものの動きを模倣する”という変わった機能が、最後の最後に大きな意味を持ってくる流れなど、脚本はなかなか良くまとまっていると思いますよ。
ロボット同士のボクシング・シーンのスリルは、「トランスフォーマー」シリーズで培われた、CGアクションの演出方法の応用。この作品の端々に、複数の過去作品からの引用と応用が見られますが、そんなところも極めて“今風”だといえるでしょうか。


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