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zoom RSS A Dangerous Method is now in NY! C師匠、NYに行く。

<<   作成日時 : 2011/10/05 14:50   >>

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映画祭、多過ぎだ(いきなり愚痴)。今世界でどんだけ映画祭が開催されているんだ。メジャーなところだけでも結構な数になるのに、小規模なものまで含めたら気が遠くなるわ。


それでも、『A Dangerous Method』や『Shame』のようなインディペンデントな映画にとっては、映画祭に作品を出品すること自体がまたとない宣伝になります。ですから、地道にいろんな映画祭で作品を上映して観てもらい、配給会社の目に留まるよう努力しなければならんのです。そう、映画への道は遠くそして険しいものであることよ。『A Dangerous Method』と共に歩く世界の映画祭の旅は、まだまだ続きます。

今年で第49回目を迎えるNY映画祭のお話の前に、デヴィッド・クローネンバーグ師匠関連のニュースのまとめ。

The Hollywood Reporterから。
映画「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」で組んだクローネンバーグ監督と主演のレイフ・ファインズが、10月12日から同27日まで開催されるBFIロンドン映画祭で“BFI Fellowship賞”を授与されることが決定したそうです。名誉賞のような意味合いの賞ですかね。同映画から英国―特にロンドン―との関係が深まったクローネンバーグ監督にとって、この作品は、2000年代に入ってからのキャリアが思いがけない方向に転換するきっかけとなった、非常に貴重な作品です。興行的には失敗してしまうのですが、私自身も大変に好きな作品でありますね。なお、クローネンバーグ監督と、シェークスピアの戯曲「コリオレイナス」を映画化した作品でメガホンを取ったレイフへの賞の授与は、映画祭がクローズする前日、つまり26日に行われる予定です。

Empire Onlineとのインタビューで、クローネンバーグ監督が完成間近の作品『Cosmopokis』について、“ドン・デリーロによる原作は非常に映画的な内容である”と語っています。言葉の端々から、彼自身が手掛けた映画版についても手ごたえを感じていると捉えられますね。リンクしたインタビュー記事では、ヴィゴ・モーテンセン主演の「イースタン・プロミス」パート2についても触れています。興味のある方はご覧になってみて下さい。
なお『Cosmopolis』については、同作品の中で主役のロバート・パティンソンのストーカーを演じているポール・字余亭・ジアマッティのインタビュー動画が、Colliderにあげられています。ジアマッティ氏も『Cosmopolis』の撮影をエキサイティングだと感じていたようで、主演のパティンソン君のことも褒めておりましたよ。売れっ子バイプレイヤー、ジアマッティ氏はこの他にも、ジョージ・クルーニー兄貴の新作ポリティカル・ドラマ『The Ides of March』や、歌って踊る(多分)トム・クルーズのマネージャーを演じるミュージカル作品『Rock of Ages』等々、出演作がてんこ盛り。こちらも楽しみですね。特に評判の高い『The Ides of March』は、愛するフィリップ・シーモア・ホフマンちゃんも出演する作品なので、日本で劇場公開された暁には館長は絶対観に行く予定です♪

『A Dangerous Method』ロード・トゥ・日本劇場公開激闘編(←意味不明)。『A Dangerous Method』とADMに主演しているミヒャエル・ファスベンダーのもうひとつの主演作『Shame』は、共にPhiladelphia Film Society主催の第20回フィラデルフィア映画祭にも出品されます。公式サイトはこちら。スティーヴ・マックィーン監督作『Shame』は10月21日、ADMの方は10月22日にお披露目の予定。ちなみに『Shame』は、アメリカ公開日がついに正式発表されました。今年の12月2日アメリカ公開予定。うはっ、もろオスカー狙いの日程ですね(爆)!ヴェネチア映画祭で最優秀男優賞を得たミヒャ、このまま加速してオスカー戦線に残ることができるのでしょうかね。まだ若いんだし、勢いでいてまえ!

さらに旅は続くよ、どこまでも。『A Dangerous Method』は、10月14日から10月20日まで開催される、第22回ニューオーリンズ映画祭にも出品されるそうです。ああ、ADM出品情報を追っていけば、世界一周旅行ができそうな気がいたしますですよ(苦笑)。


さて。

Waiter Reade TheaterとElinor Bunin Munroe Film Centerで開催されている49th NY Film Festival(公式サイトはこちら)。クローネンバーグ監督の『A Dangerous Method』は、既にプレス・カンファレンスを終えております。

『A DANGEROUS METHOD』 // NYFF Press Conference

こちらは、Michael Fassbender OnlineのYou TubeチャンネルMFOVideos提供の動画です。共有させていただきました。

NYFF david cronenberg, jeremy thomas, christopher hampton, Cronenberg A DANGEROUS METHOD

上記の動画と同じ会見の模様なのですが、こちらはreeldealmoviesがYou Tubeにアップしてくれた長いバージョン(MFOVideosの約2倍)。プレス・カンファレンスというより、司会者を交えてのトーク・セッションみたいな雰囲気ですね。出席者はクローネンバーグ監督、プロデューサーのジェレミー・トーマス、原作及び脚色を担当したクリストファー・ハンプトン、そしてミヒャエル・ファスベンダーです。映画界で長年サヴァイヴしてきたベテラン勢の間に挟まれたミヒャ、あんまり(というかほとんど)発言する機会がありませんでしたね(笑)。今回は、製作側による作品解説といった趣向であったようです。

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カンヌやヴェネチアなどと異なり、もっとシンプルで製作者側と観客の間の距離が密な、アーティスティックな会見だったと思います。公式サイトに紹介されているラインナップをみると、このNY映画祭、正真正銘の映画好きを引き寄せる、よりマニアックな嗜好の内容ですよ。現地にお住まいの方は、足を運んでみてはいかがでしょう。

NY映画祭を主催するFilm Society of Lincoln Centerは、写真加工アプリInstagramにもアカウントを持っていまして、そちらにフォトシュートの写真などがアップされています。クローネンバーグ師匠と、ADMに主演したミヒャエル・ファスベンダーの画像もありましたよ。嬉しいな。

公式サイトには、クローネンバーグ監督とのADM対話一問一答が掲載されていました。これはかなり力のこもった内容のインタビュー記事なので、後程ゆっくり内容を吟味してみたいと思います。
“DAVID CRONENBERG INTERVIEWED” by AmyTaubin

上記インタビュアーによる『A Dangerous Method』フィルム・エッセーはこちら。
“DAVID CRONENBERG’S A DANGEROUS METHOD ... A SECRET HISTORY OF PSYCHOANALYSIS” essay on A Dangerous Method written by Amy Taubin

そして、Erikoさんに教えていただいた『A Dangerous Method』に関するもうひとつの興味深い紹介記事がこちら。
“NYFF 2011. David Cronenberg's "A Dangerous Method"” by David Hudson
この記事によると、映画の原作となった戯曲『The Talking Cure』を執筆したクリストファー・ハンプトンは、John Kerrの著作『A Most Dangerous Method』をベースにして戯曲を完成させたそうです。
精神分析学の歴史の中で、元々は志を同じくしていたはずのフロイトとユングが対立することになってしまった史実は有名ですが、その影に1人の女性の存在があったことはあまり知られていません。この、当初はユングの患者として現れた女性サビーナ・シュピルラインが、ユングの愛人になった後、どのようにして彼女自身の精神分析に関する持論を確立するに至ったか、映画はサビーナを中心にして知られざる歴史を描いていくようです。
ユングとフロイトの間にサビーナという異要素が入り込むことにより、如何にして2人の男の関係に化学変化が生じ、さらにはサビーナ自身を含めた3人の人間の精神世界がどのように変容していったのか。この記事の中でも言及されているように、クローネンバーグ監督の作品は、一貫して科学と人間の融合、それによる人間そのものの変容をテーマにしています。この『A Dangerous Method』も、監督のライフワークであるそのテーマから外れる作品ではないとうかがえますね。

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会見を終えたクローネンバーグ監督たちは、プレミア上映の場に立ちました。今回は残念なことに、キーラ姐御(サビーナ)とヴィゴ先生(フロイト)という両宴会部長が出席しませんでしたが(笑)、彼らの分までミヒャエル(ユング)が盛り上げ役として頑張っていた様子。

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いつかどこかで見たような光景(笑)……。ミヒャ、欠席した宴会部長の分まで、違う方向に頑張ってくれました(笑)。くそっ、ミヒャ、そのポジションを私に譲れ!

ミヒャは、ヴェネチア映画祭で男優賞を受賞した作品『Shame』もNY映画祭に出品されていたため、マックィーン監督と共に会見に臨んでいました。大変だな。お疲れさんです。『Shame』のプレス・カンファレンスの模様はこちらに。動画もございます。

indieWIREに掲載された、NY映画祭時のミヒャエル・ファスベンダーのインタビューはこちら。『A Dangerous Method』と『Shame』に関しても語っています。
INTERVIEW | Michael Fassbender On Life, “Shame,” Sex and “A Dangerous Method”



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