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zoom RSS 花はどこへ行った―Where have all the flowers gone?

<<   作成日時 : 2017/05/31 14:30   >>

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日中は汗ばむ陽気になり、いかに世界的規模で天候異変が進もうとも、今のところはまだ、世界が初夏の装いを纏うようになったことが感じられます。


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私もあなたも、ほんのちょっと周りを見渡せば、実に多種多様な花が咲き乱れているのを目にできます。人の手によって鉢に植えられたものから、アスファルトを突き破る勢いで咲く逞しき野生の花まで、色も形も由来も様々。肌の色も宗教も文化もそれぞれに異なりながらも、この地球上でなんとか共生している人間と同じですね。


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しかしながら私たちは今、自分が住んでいる場所がこの瞬間にどうなっているのか、またこれからどうなってしまうのか、本当にわからない状況に置かれています。一寸先は闇…どころか、今この瞬間の自分の立つ位置すら掴めません。例えば、今まで目に見えていた光景が、存在を一瞬たりとも疑うことなどなかった情景が、突如消えうせてしまうこと。


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表面上は何ら変わる所はないのに、目に見えない脅威が背後から音もなく忍び寄り、多くの人が暮らす美しい土地をいつの間にか覆い尽くしてしまうこと。


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今花が咲いているこの場所も、次の瞬間何処に消えてしまうかわかりません。あって当然だと思っていたものが実はそうではないと悟ることは、想像を絶する苦痛を伴います。ですから、津波や地震、或いは干ばつなど自然災害がもたらす苦痛に疲弊した方々、放射能汚染の被害と今も闘う方々、または内戦によって荒廃した祖国から追われ、世界中をあてもなく放浪する苦痛と悲しみに耐える方々に対し、“あなたの苦しみが分かります”と安易に口にすることはできません。


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…でも、消えてしまったと思っていた光景が、例え少しずつではあってもすぐ傍に戻っていることを、お知らせすることはできるかもしれません。


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花はどこへ行った Where have all the flowers gone?

花はどこへ行った?
長い年月が流れ
花はどこへ行った?
昔々のこと
花はどこへ行った?
若い娘たちが摘んでしまった

若い娘たちはどこへ行った?
長い年月が流れ
若い娘たちはどこへ行った?
昔々のこと
若い娘たちはどこへ行った?
若い男たちのところへ嫁に行ってしまった

若い男たちはどこへ行った?
長い年月が流れ
若い男たちはどこへ行った?
昔々のこと
若い男たちはどこへ行った?
兵隊になって戦場に行ってしまった

兵隊たちはどこへ行った?
昔々のこと
兵隊たちはどこへ行った?
墓へと旅立ってしまった

あの墓はどこへ行った?
長い年月が流れ
あの墓はどこへ行った?
昔々のこと
あの墓はどこへ行った?
花に覆われた

―「花はどこへ行った」歌詞から抜粋

by ピート・シーガー Pete Seeger and ジョー・ヒッカーソン Joe Hickerson




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反戦歌として有名なこの“花はどこへ行った Where have all the flowers gone?”は、元々はフォーク・シンガー、ピート・シーガー Pete Seegerのオリジナル楽曲でした。それにジョー・ヒッカーソン Joe Hickersonが手を加えて、今ある形に完成されたというわけです。50年代のアメリカを恐怖に陥れた、マッカーシー上院議員先導による赤狩りに遭い、シーガーは“アカ”の烙印を押されて音楽業界から干されてしまいます。自らが生き残るために仲間を売るような、そんなアメリカの疑心暗鬼に満ち満ちた風潮を憂い、その犠牲になった彼自身のキャリアを悲しんで作られた歌だそうです。


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その後、この曲は、キングストン・トリオやピーター・ポール&マリー、日本でもフォーク・クルセイダーズやMr.Childrenなど数多くのミュージシャンによってカバーされ、世界中で歌い継がれるようになりました。楽曲が生まれた経緯は、やがてその意味合いを変え、世界中で今も終わらぬ戦争やテロの無意味さを訴える“反戦”のシンボルとなったのですね。


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世界中で頻発する大規模な自然災害、戦争、テロによって、文字通り“消えてしまったgone”美しいふるさとの光景。苦しみ、涙を流す人たちは増える一方です。歌詞の中の“戦争”を“自然災害”や“テロ”に置き換えれば、多くの被害者の無念を代弁することができるかもしれません。



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