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zoom RSS Welcome to “The Heavy”Funk & Blues…The Heavy

<<   作成日時 : 2016/01/27 23:28   >>

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英国からは、本家アメリカを圧倒するような高いR&Bポテンシャルを持つアーティストが、時々現れますね。メンバーの面構えを見ている限りにおいては、彼らがどんなジャンルの音楽をプレイするのか、イマイチわからないこともままあるのですが(笑)。

画像

…中央の人なんか斧持ってますしね(違)。実はこの画像は古いものでして、この紅一点メンバー、斧娘リトル・ハンナは現在バンドを脱退しております。うーん。残念。


英国出身のサイケデリック・ファンク・ブルース・ロック・バンド(とでも表現するしかない)ザ・へヴィー The Heavy。映画「ザ・ファイター The Fighter」のテーマ・アンセム“How You Like Me Now?”で強烈なインパクトを与えてくれたバンドですね。

デビュー・アルバム『Great Vengeance and Furious Fire』(2007年)で示した、バンド名の通りの粘り強くへヴィーなサウンドと、異端の宗教を思わせるような呪術的なリズムで、まずはUKミュージック・シーンを圧倒。一応彼らは“オルタナティヴ・ロック”のカテゴリの中に入れられているようですが、そのサウンドにはファンク、R&Bといったブラックの血脈が濃厚に流れています。ボーカルの味わい深いファルセットが、その摩訶不思議な吸引力を持つサウンドにぴったりとはまっているのが印象的ですね。

グレート・ヴェンジャンス・アンド・ザ・フューリアス・ファイアー
Beatink
2007-10-27
ザ・ヘヴィー

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『Great Vengeance and Furious Fire』(2007 Released by Counter Records)
●収録曲
1. Brukpocket's Lament
2. Colleen
3. Set Me Free
4. That Kind of Man
5. Doing Fine
6. Dignity
7. Our Special Place
8. Girl
9. In the Morning
10. Who Needs the Sunshine?

注)日本盤では、オリジナル・アルバムとは曲の並び順が変えられていますが、収録楽曲は同じです。


そして、2009年にリリースされたセカンド・アルバム『The House That Dirt Built』の中でも、リズムの緩急の妙と力強いバック・サウンドが一際目立つファンク・ナンバー“How You Like Me Now?”が、彼らバンドの名前をワールドワイドに広めるきっかけとなりました。


“How You Like Me Now?”―performed by The Heavy

まずは英国内でテレビコマーシャルに起用され、ヨーロッパMTVアワードのテーマソングとして取り上げられ、さらにはフレンチ・オープンのテーマソングに決定。オーディエンスのアドレナリンを駆り立てるこのナンバーはたちまち注目を集め、アメリカのスタンレーカップのテーマソングとしても取り上げられました。アメリカのテレビで放映されている4つのドラマで、シーンの背後に印象的に流されるなど最高のプロモーションを得たこの楽曲は、ついに映画に進出。デヴィッド・O・ラッセル監督、マーク・ウォルバーグ主演の実録ドラマ「ザ・ファイター」でも冒頭とラストのクライマックス・シーンに流れ、観客にもインパクトを与えたというわけですね。

The House That Dirt Built (COUNTCD028)
COUNTER RECORDS
2009-10-03
THE HEAVY

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『The House That Dirt Built』(2009 Released by Counter Records)
●収録曲
1. Intro
2. Oh No! Not You Again!
3. How You Like Me Now?
4. Sixteen
5. Short Change Hero
6. No Time
7. Long Way From Home
8. Cause For Alarm
9. Love Like That
10. What You Want Me To Do
11. Stuck

デビュー・アルバムよりも、さらにパワーとサイケデリック色が強くなりましたかね。ソウルそのものといった艶やかなボーカルも相変わらず素晴らしいですが、それに絡みつくようなバンド・サウンドが一層ギンギラギン状態になっていまして(笑)、そらもうテンションを上げるなという方が無理な話。
デビュー作でも既に顕著だった、60年代から70年代のブラック・ミュージックを思わせる腰の据わったファンク・サウンドは、さすがは英国のバンドらしく大胆に取り入れられたサンプリングや、ルーツに煙幕を張ったごとくの変幻自在なメロディ・ラインによって、見事にイマドキの音になっているのです。なんとも不思議(笑)。そして不思議がっているうちに、いつの間にかこの音の虜になっているというね(笑)。The Heavyサウンドの中毒性は、このわたくしが身体を張って保障します(笑)。

'Short Change Hero' (Live on KEXP) by The Heavy


KEXP 90.3 Seattle presents The Heavy performing "Short Change Hero" live at the Triple Door. Recorded 6/22/2010 (www.kexp.org) シアトルの公開ライブ放送KEXPでのライブにて演奏された'Short Change Hero'。

ギターとドラムの荒々しさ、ブインブインうねるようなグルーヴの原動力たるベース、猥雑さを内包するエネルギッシュなサウンド。アルバムトップを飾る“Oh No! Not You Again!”は、親交の厚いバンドNoisettesのヴォーカリストをゲストに迎えたパンクなナンバーだし、一転して“Short Change Hero”では、マカロニ・ウェスタンのテーマ曲かと聴き間違う(笑)効果音から、The Heavyならではのグルーヴィーでダウナーなメロディラインが展開するのですから、堪えられません。もう、聴いてくれとしか言いようがありません(笑)。物悲しげなリズムの“Sixteen”はボーカルの素晴らしさが際立つ1曲です。

個人的に大のお気に入りの楽曲である“No Time”は、愛しい娘を失った喪失感を歌う歌詞とは裏腹にハードなロックンロール…かと思ったら、中盤ではサンプリングで印象をがらりと変えてみたり。予測不可能な転調も彼らの特徴ですね。“Long Way From Home”はちょっとおセンチでブルージーなサウンド、“Cause For Alarm”はレゲエとスカ、2トーンといったノスタルジックなジャンルの音をミックスさせた、彼らならではの不思議な心地よさと哀愁を感じるナンバー…という具合に、何度も繰り返しますが“変幻自在”なナンバーが続きます。
“Love Like That”で、これまた懐かしいマンボ・サウンド風のメロディでいい気分に浸っていると、次の“What You Want Me To Do”では、あのジミ・ヘンドリックスがプレイしているのではないかと錯覚するほどのへヴィー・グルーヴなロック・サウンドが飛びだして、二度びっくり。ラストの“Stuck”は、R&Bでありソウルでありビートルズでもある、彼らにとってのルーツ・ミュージックを網羅したような、美しいパワー・バラードです。自分にとっては大名曲。

このアルバム1枚で、いくつもの異ジャンルの作品を聴き続けたようなボリューム感がありますね。

バンドはその後も地道な活動を続けております。2012年8月20日に3枚目のアルバム「The Glorious Dead」をリリースし、2014年には日本のフジロックフェスティバル'14出演のため来日も果たしました。

画像

現在のThe Heavy Gang。ボーカルのケルヴィン・スワビー Kelvin Swaby、ギターのダニエル・テイラー Daniel Taylor、ドラムのクリス・エリュール Chris Ellul、ベースのスペンサー・ペイジ Spencer Pageという布陣。


映画「ザ・ファイター」で“How You Like Me Now?”が大きくクローズアップされたことをきっかけに、同ナンバーをフィーチャーしたEPが2010年にリリースされました。

How You Like Me Now EP [アナログ盤 / 10インチ] (COUNT38)
COUNTER RECORDS
2010-12-04
The Heavy

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『How You Like Me Now EP [アナログ盤 / 10インチ] (COUNT38)』(2010 Released by Counter Records)
●収録曲
1. How You Like Me Now? (feat The Dap-Kings Horns)
2. That Kind Of Man 1.1
3. Big Bad Wolf
4. Strong Enough
5. Coleen (feat The Dap-Kings Horns)
6. How You Like Me Now? (Original)

“Big Bad Wolf”、“Strong Enough”という、前2作のアルバムには未収録の楽曲を加えたお得なEP盤です。

ああ、それにしても。このご機嫌なファンク・チューン“How You Like Me Now?”を聴くたびに、映画「ザ・ファイター The Fighter」の興奮が甦りますね。いい加減、ちゃんとした感想記事にしたいのですがね。デヴィッド・O・ラッセル監督は「ザ・ファイター The Fighter」での大成功の後、「アメリカン・ハッスル American Hustle」「世界にひとつのプレイブック Silver Linings Playbook」等の話題作を手掛け、2015年度も、ジェニファー・ローレンスを主演に迎えて「ジョイ Joy」を完成させました。皆さん色々好みは異なるでしょうが、私自身はやっぱり「ザ・ファイター The Fighter」が一番好きかなあ。編集の小気味良さ、演技、音楽、ストーリーテリング、全てがご機嫌だったからね。


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