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zoom RSS 私からハロウィンの呪いをこめて(笑)―「ハロウィン Halloween」

<<   作成日時 : 2016/10/31 16:57   >>

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昔々私が住んでいたマンションには、片田舎に住んでるただの専業主婦だというのに、かなり気位の高いセレブ志向の奥様連中が多数とぐろを巻いておりました。まあ、転勤族ばかりの家庭が入居していましたから、“前住んでたところではああだった、こうだった”と、以前の生活の華やかな側面を再現することに必死だったんですねえ。その気持ちはわからんでもないが、静かに暮らしたい私のような人間にとっては、彼女達の引き起こすお祭り騒ぎに度々巻き込まれたことは、大変な苦痛を伴う思い出ですねえ。

で、事あるごとに騒ぎたい彼女達は、10月末にある万聖節、ハロウィーンにも当然ターゲット・ロックオン。ここはそもそも仏教の国なんだから、“ハロウィーン”なんていう習慣には1ミクロンも関係ないはず…と弱弱しく抗議したところで、焼け石に水でしたわなあ。クリスマス然りバレンタインデー然り、日本人の尻軽コピー文化にはいい加減ウンザリしますが、従わざるを得ません。

結局私も、なんちゃってセレブ主婦達のお祭り騒ぎに乗っかってやらねばなりませんでした。だって、子供達の交友関係の問題があったから。彼女達と完全に縁を切ってしまえば、子豆たちは普段遊ぶ相手を失ってしまうという、やむにやまれぬ悲しい事情があったのよ。なので10月末には、子供達の“Trick or Treat?”に付き合って、菓子を与えておりました。ついでに子豆たちにも、なんちゃって仮装のひとつもさせていましたよ。

だけどまあ、ぼやいてばかりではいけない。ちょいと発想を変えて、クソ生意気な近所の子供達に、どーんとインパクトを与える超恐ろしいコスプレをしようと、当時の私はかなり真面目に知恵を絞っておりました(笑)。思い切りぶっとんだ仮装をして、なんちゃってセレブ主婦の皆さんとそのお子様方をビビらせたこともありました(笑)。なんちゃってセレブ達に、一生残るトラウマを植えつけたやもしれません。

長い前振りでしたが(笑)、そんなわけで、私が子供達の“菓子寄越せ”攻撃に備え、どのような恐ろしい仮装をしようかと思案中だった際に、参考の為に鑑賞したのが「ハロウィン John Carpenter's Halloween」(1978年)でございます(笑)。当時の私のコスプレ候補には、ハロウィン名物男ブギーマン Bogeymanとか、エルム街のナイスなカギ爪野郎フレディ・クルーガー Freddy Krueger、クリスタルレイクの若者たちのモラルの番人ジェイソン・ボーヒーズ Jason Voorhees辺りの名前が挙がっていましたよ。

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「ハロウィン John Carpenter's Halloween」(1978年製作)
監督:ジョン・カーペンター John Carpenter
製作:デブラ・ヒル
脚本:ジョン・カーペンター&デブラ・ヒル
撮影:ディーン・カンディ
音楽:ジョン・カーペンター
出演:ドナルド・プレザンス(サム・ルーミス医師)
ジェイミー・リー・カーティス(ローリー・ストロード)
ナンシー・キーズ(アニー・ブラケット)
チャールズ・サイファーズ(リー・ブラケット保安官)
トニー・モラン(マイケル・マイヤーズ)他。

1963年万聖節の夜、イリノイ州の小さな町ハドンフィールドで殺人事件が起こった。マイヤーズ家の長女ジュディスが被害者であった。ところがほどなくして、殺害犯は彼女の弟でわずか6歳のマイケル・マイヤーズだったことがわかる。マイケルは直ちに逮捕されたものの、その年齢のため責任能力は問えないと診断され、精神病院に収容されることになった。病院内ではサム・ルーミス医師の監督と指導の下、模範的な囚人だったマイケルだが、事件の15年後、21歳になったとたんに病院を脱走してしまう。ルーミスはマイケルの精神の病根を理解しており、マイケルが向かう先は故郷ハドンフィールドしかないと予測していた。果たしてマイケルは、脱走途中で殺害した作業員から服を奪い、金物店で白のゴム製のハロウィンマスクと包丁を盗み、ルーミス医師の睨んだ通りハドンフィールドに潜伏。運命の万聖節の夜を待っていたのである。
そんなことは露知らぬ高校生ローリーは、せっかくのハロウィンの夜にベビーシッターをする羽目になった不運を嘆いていた。だが、白いハロウィンマスクをつけ、ズタボロの青いつなぎを身につけた異様な男の姿を目撃したローリーには、その後更なる過酷な運命が待ち構えていた。急ぎハドンフィールドにやってきたルーミス医師は、マイケルの次なる獲物となったローリーを救うことが出来るのだろうか…。

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我が心のB級映画監督、愛すべきジョン・カーペンター John Carpenter大先生の大ヒット作品であり、現在も脈々と受け継がれる“低予算でもアイデア次第で面白いホラー映画を撮ることができる”という、スプラッター・ホラー映画の潮流の元祖となった、ある意味画期的な作品です。あの「13日の金曜日」シリーズや、「エルム街の悪夢」シリーズが生まれる発端ともなったことは、よく知られた事実でありますね。

この後「ハロウィン Halloween」シリーズは、基本設定をほとんど変えることなく、都合第8作目に至るまで続く老舗ホラー・シリーズとなりました。自分の血縁の人間であるとか、自分が引き起こした殺人事件の関係者しか狙わないマイケル・マイヤーズも、ターゲットを探すのに随分苦心したのではないでしょうか(笑)。
さすがにシリーズ途中には何度か捕らえられ、精神病院に強制収容されたマイケルでしたが、彼のアルターエゴであるところの“ブギーマン”が一人歩きするようになり、やがて超科学的なパワーを得て不死身の殺人鬼になっちゃいました。これで、彼が何度殺されてもシリーズは安泰。あの「13日の金曜日」のジェイソン君のお手本となったパターンですね。

「要塞警察」もそうなんですが、カーペンター親父の映画って基本的に、ストーリーは2行ぐらいで説明できるごくシンプルなもの。物語の背景も1箇所か2箇所に限定し、予算の少なさをカバーしています。しかしそこはそれ、知恵を絞ったショッカー演出で作品を盛り上げていますね。今シリーズでは特に、カーペンター親父自身が作曲した自慢のテーマ曲“HALLOWEEN THEME”が、非常に効果的に使われています。実はこの第1作目の「ハロウィン」では、流血シーンやスプラッター描写はかなり控えめ。巷に人体破壊映画が溢れかえっている現在の基準で計れば、“スプラッター映画の元祖”たる今作は、むしろ古典的な部類に入るのではないでしょうか。

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しかしまあ、白のハロウィンマスクに青のつなぎ、手には鋭い包丁…というお定まりのルックスで、シリアル・キラーを特徴付けたアイデアは、その後に続々と生まれた亜流作品に広く応用されていくことになります。「ハロウィン」第1作目と第2作目で絶叫しつつもブギーマンと対峙し、ブギーマンと同様の人気を得たローリー役のジェイミー・リー・カーティス Jamie Lee Curtisは、長らく“ホラー・クィーン”のイメージから脱却できずに低迷しました。しかし、1982年の「大逆転」出演を機にコメディエンヌの才能を開花させたことで、見事にスランプ脱出。以降は、シリアスな役柄もコミカルでキュートな役柄もいける、レンジの広い女優として息の長い活動を続けることになります。画像は、2013年当時のジェイミー。髪に白いものが混じるようになっても、本当に爽やかで快活な美貌は健在。こんな風に年を取りたいもんだといつも感じますねえ。

は〜あ、それにしても。

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こ〜んな可愛い子がうちに来てくれるなら、お母ちゃん、なんぼでもお菓子あげちゃうのになあ。海外TVドラマ「クリミナル・マインド Criminal Minds」で仮装していた天才リード君の図。ええもちろん、彼の元上司、常に眉間の皺がチャームポイントだったあの鬼リーダー様でも無問題。なんなら、ゴッサムシティにお住まいのとある大富豪さんに、蝙蝠の仮装して来ていただいても一向に構いません。

冗談はともかく。

ま、単純に子供達を怖がらせるなら、ビジュアルが最も酷いこいつらが一番分かりやすいかなあとも思ったり。

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「ショーン・オブ・ザ・デッド Shaun of the Dead」にご登場のゾンビの皆さん。

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そうねえ、ゾンビメイクもここまで高精度に出来れば完璧なんだけどなあ…。ゾンビ大好き、オレ達geekの守護神、「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」「ワールズ・エンド」の三部作で知られるエドガー・ライト監督。


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…それか、デヴィッド・クローネンバーグ監督のコスプレをするとかね。それが最も効果的かも知れません。

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