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zoom RSS シネマで(余計な)一言劇場「アメリカン・サイコ American Psycho」編

<<   作成日時 : 2017/03/18 22:37   >>

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映画「アメリカン・サイコ American Psycho」(2000年)から一言。


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…さて、その使い心地たるやいかが?



どうんなんだろ、原作者のブレット・イーストン・エリス Bret Easton Ellis氏は、いまだに“80年代”を引き摺っておられるのだろうか。バブリーな反面空虚極まりなかったあの特殊な時代。あの頃をリアルタイムで体験してきた人間には、やはりどこかしらに深いトラウマの痕が残されているような気がしてならない。

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常軌を逸したとしか言いようがない薀蓄語りの端々に、主人公ベイトマンの…引いては原作者エリス自身の抱える狂気と病根が見え隠れする。あるいは、幸せな妄想と現実の境界線を見定められない哀れな人間の思考の軌跡を、無理やり追体験させられる不快感。
この小説を翻訳した方には最大限の敬意を表したい気分である。これが描く徹頭徹尾の狂気を、最初から最後まで咀嚼しなければならないのだから…。おまけに、この狂気は特別なものではないのだ。誰にでも、いつなんどき生まれるかわからない、ごく身近なところで息を潜めているダークサイドである。

かくいう私も大学時代に一読し、二度と読むまいと決意した。私にとっては“悪魔の書”にも等しいものだ。だが時代は巡り、混沌の様相を呈する今、再びこの小説の抱える狂気が解き放たれつつある。“そんな気がする”といったレベルの認識ではなく、それはもはや確信に近い。そのことが私には恐怖である。


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