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zoom RSS Keanuという変わった名前の男。

<<   作成日時 : 2013/09/28 15:46   >>

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誤解を恐れずに書くならば、私はこの、キアヌ・リーブスという役者がいっとう好きである。やれ大根だの台詞が棒読みだの、俳優としての彼を真面目に見ようとする人間などこの世には皆無だろう。特に、“映画好き”を自認する方々の中には。


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しかし私は、まだ10代であった頃からこの人が好きであった。例え胴長であろうとも(笑)。


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そして、例え私生活における表情がダメダメであっても(再笑)。

理由は…よくわからん。とにかく彼全体を包み込む、なんともいえない柔らかい雰囲気が好きなのだ。顔かたちが良いという意味ではなく、優しく、美しい雰囲気を持っていると思う。あえて言葉にするならば、周囲を圧倒するタイプのオーラではなく、許容するオーラだといえようか。


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彼のファンの中には、やはり「マトリックス」シリーズで虜になったという人が多いのだろう。だが昔からひっそりと彼を見つめている私に言わせれば、このシリーズも第1作目がベストだ。完全なるヒーローとして覚醒してしまう第2,3作目のキアヌではなく、普通の人間と超人的な存在との間で不安定に揺れ動く状態の、まるで素の彼の表情が垣間見えるような佇まいが素直でいい。
キアヌの出演作品に関しては、むしろ「マトリックス」や「スピード」といった人気作品以外の方がいとおしかったりする。それについては、またボチボチと、老人の繰言のごとき記事を収めていきたいと思っている。


全くの個人的な好みなので、わざわざここに書くのも憚られる気がするが、私はいわゆる中年になってからのキアヌが非常にいいと思っている。若い頃のいろいろととんがっていた部分が取れ、いい塩梅に肩の力が抜けた状態の彼を見るのは、こちらとしてもとても心地良い。


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そうだ。

見ているだけで心地良さというのか、安心感を与えてくれる俳優なんて、多分今時イリオモテヤマネコ並みに貴重な存在だろう。だって昨今の俳優ときたら、猫も杓子も“オレがオレが”的演技をさも大げさに披露したがるご時世だものね。すぐに“オスカー級の演技”とやら(そりゃ一体どんな演技だよ。誰か実際に目の前でやって見せてくれよ)に飛びついて。
多くの映画を観ていると、どんなに優れた俳優であっても、一つや二つ、そんな“オスカー級の演技”(失笑)をやってしまっているケースがある。最近では、そんなものを見るにつけ、徒労感を覚えこそすれ“感動する”ことが極端に減った。

そこでキアヌである。彼は決して大根役者ではない。俳優として一定のレベルをきちんとクリア・保持していると思う。ただ、彼がたまたま、「マトリックス」などの大ヒット映画に出てしまったために、やっかみ混じりでその俳優としてのレベルを揶揄されるようになっただけの話である。“演技巧者”と呼ばれる類の俳優でないのは確かだが、絶対に下手くそな俳優ではない。何度も書くが、彼の演技をちゃんと見ようともしないで、大根大根と揶揄するのはやめて欲しい。行き過ぎれば、それも一種の名誉毀損であろう。

「恋愛適齢期 Something's Gotta Give」でキアヌと共演したジャック・ニコルソンも言っていたが、彼が本当に何の才能もないでくの坊なら、スターとしてハリウッドに生残っているわけがないのだ。


おお、そうだ。
最後に、今後のキアヌのキャリアにとって、良い方向に作用するのではないかと考えている作品を一つ挙げておこう。…なんだか、最近の役者としてのキアヌは、今一つヒット作に恵まれているようには見えないし。

「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ Side by Side」(2012)は、クリス・ケニーリー Christopher Kenneally監督がメガホンを取り、キアヌ・リーブスが製作にまわった、大変興味深いドキュメンタリー映画だ。映画といえばフィルムという時代が長く続いたが、現在では映画界もデジタル化の大波に見舞われている状態だ。今の映画人の中にも“やっぱりフィルムで撮りたい”と願っている人は多いそうだが、撮影技術の進化が加速していく中で、フィルムだけがアナログのままで据え置かれるというのは無理な話だろう。
この作品は、キアヌの人脈をフルに活用し、現在の映画界を担っている著名な映画人を大勢引っ張り出してきて、彼らに、フィルムとデジタルの間でせめぎ合う心境を語ってもらおうという内容だ。2012年2月、第62回ベルリン国際映画祭でプレミア上映された。その後日本でも公開されたのだが、私にとっては、今の映画界の一面をビビッドに切り取った記録として貴重な作品だった。
映画人によって作風も個性も全く違うのは当然で、各人のデジタル化への姿勢も実に様々。インタビューの行間からは、監督たちの人間性までもが浮かび上がってくるようで、そんなところも面白いドキュメンタリーであった。
キアヌよ、プロデューサーとして、変わった着眼点から切り込んでいくような映画を製作する道も追求しちゃどうだ。ブラッド・ピット辺りは、そろそろカメラの反対側に入る頃合いを見計らっているような気がするよ。






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