映画、音楽、本、諸々についての豆酢出家僧の有難くないお話。老人の話は長いので、“週末にまとめ読み”を推奨します。よろしこ。

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help RSS ホビット、中つ国を去る…

<<   作成日時 : 2010/06/01 11:05   >>

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ファンタジー映画の定義を変えたといっても過言ではない映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ。この3部作の生みの親ピーター・ジャクソンが製作にまわり、同作の事の発端を描く前日譚「ホビットの冒険」を監督することになっていたのは、メキシコの生んだ鬼才ギレルモ・デル・トロ監督(「ヘルボーイ」シリーズ、「パンズ・ラビリンス」)でありました。





いやあ……。

このニュースは正直堪えたわ……。

ここで取り上げようかどうしようか、かなり迷いましたもの……。

ホビットたちの物語を、あの中つ国で再現することが出来るのは、おそらくジャクソン監督自身か、もしくはギレルモ・デル・トロ監督(以下ギレルモちゃん)しかいないだろうなと思っていたもんですから……。

ギレルモちゃんが、このプロジェクトから降りざるを得なくなった本当の理由はわかりません。ですが、大元の製作会社MGMが倒産の危機に瀕している今、既にいろいろな企画が流れてしまっている状況(クローネンバーグ監督の雇われ仕事「マタレーズ暗殺集団」もそのひとつ)ですので、とにかく“プロジェクト消滅”だけは何とか避けて欲しい…としか言いようがありませんや。

うーん、それにしても。ギレルモちゃんがこの企画から抜けた穴は、やっぱり大きすぎるよなあ。彼の監督作品については、過去に「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ」を取り上げておりますが、アクの強い個性を持つ映画作家だけに、好き嫌いは完全に分かれてしまうと思います。いかにもgeek好みの嗜好性を示しながら、その実、非常に健全かつ真っ当な信念を内包している彼の作品群には、これまたジャクソン監督との共通項が多いかもしれませんね。

画像

ギレルモ(ギジェルモ)・デル・トロ Guillermo Del Toro
1964年10月9日生まれ
メキシコ、グアダラハラ出身

●フィルモグラフィー

2008年「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」監督&原案&脚本  
2008年「アライブ」(未)製作総指揮のみ
2008年「ルドandクルシ」製作のみ
2007年「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」声の出演:ニュースの声
2007年「永遠のこどもたち」製作総指揮のみ
2007年「ヘルボーイ アニメイテッド ブラッド・アンド・アイアン」(TVムービー)製作のみ
2006年「パンズ・ラビリンス」監督&製作&脚本  
2006年「ヘルボーイ アニメイテッド ソード・オブ・ストームス」(TVムービー)製作のみ
2004年「ヘルボーイ」監督&原案&脚本
2004年「タブロイド」製作のみ 
2002年「ブレイド2」監督 
2001年「デビルズ・バックボーン」監督&製作&脚本
1997年「ミミック」監督&原案&脚本
1992年「クロノス」監督

特殊メイクの神様ディック・スミスに直談判の末弟子入りし、メキシコで特殊メイクの会社を立ち上げた後、29歳で監督業に進出。geekであることを臆面もなく表出する独特の映像で名を成し、マイク・ミニョーラ原作のアメコミ「ヘルボーイ」映画化に際しては、ロン・パールマン起用にこだわり製作会社と7年間も対立する気概を見せた。2006年の「パンズ・ラビリンス」では、スペイン内戦という重いテーマとダーク・ファンタジー調の映像美を融合させ、高い評価を得る。
監督、製作を通じてスペイン映画界との結びつきが強いギレルモちゃんは、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ペドロ・アルモドバルらと共にメキシコで映画製作会社“チャチャチャ(Cha- Cha-Cha)”を設立し、メキシコ内の優れた後進たちを支援する活動も続けている。2009年にはチャック・ホーガンとの共著で処女小説「ザ・ストレイン」を上梓した。

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