|
忘れた頃に突如復活する、豆酢館きってのゾンビ企画「よく見りゃ似てるこの御仁」。今回の犠牲者…もとい、標的はこいつです(笑)。 テレビシリーズ「スーパーナチュラル」の製作総指揮、ドリュー・バリモア、キャメロン・ディアス、ルーシー・リュー主演「チャーリーズ・エンジェル」シリーズの監督などのキャリアを持つMcG。2009年度、世界中で鳴り物入りにて公開されたにもかかわらず、大コケした「ターミネーター サルベーション」の監督でもありますね。 新「ターミネーター」シリーズは、最初から3部作になる予定で製作が進められていました。もちろん今では製作会社が倒産しており、シリーズの存続そのものが危ぶまれている状態。とても続編のことを考える余裕などあるわけがありません。しかしながら、ジェームズ・キャメロン監督からシリーズを引き継ぐ形でMcGがディレクターズ・チェアに納まった頃には、奴は鼻の穴をおっぴろげ、得意満面でかの妄想を吹聴してまわっていたものです。 まあ、テレビ界でも映画界でも、ある程度の成功を収めているからこその抜擢だったのでしょうが、“映画監督”としての彼は「チャーリーズ・エンジェル」などのポップコーン・ムービーしか製作しておらず、特筆すべき才能を示しているわけではありませんでした。おまけに、“製作総指揮”なんてのは単なる形式上の役職であり、制作の過程で実質なにかを行うものでもないんですよね。 それを考えれば、失敗が許されない大作にMcGを起用するなど、ちょいと首をかしげたくなるような大博打に等しい。よくもまあ、こんなに不安要素の方が遥かに大きい人材を選択したものです。これだけの規模の作品なら、周りのスタッフもある程度キャリアのある人間で固めているはずだとはいえ、McGが皆を束ねる監督のポジションに相応しいかどうか、そもそもMcGにこの壮大なサーガを理解し、さらに発展させるだけの才覚があったのかどうか、全ては「ターミネーター サルベーション」が公開された6月18日に審判が下されてしまったわけです。…つまり“McG”の看板は、ただのメッキであったと。 そうそう、「チャーリーズ・エンジェル」に出演したビル・マーレイが、この御仁に対してかつてこんなことを言っていたそうですよ。 「逝ってよし」 …疲笑… 完成した作品を観ましたが、残念ながら、これは旧作ファンを満足させられるアベレージには、到底達していないと判断せざるをえません。旧作を知らない方が観たところで、果たしてどれだけの面白さを感じられたか。面白い発展が期待できそうな伏線があったり、濃いキャラクターが登場したりしても、いかんせんストーリーを消化できていない雑な演出のため、それらが生かされていません。暗鬱な近未来ハードSFの路線を進みたい気持ちはわかるけれど、心理描写が面倒になってくると安直に戦闘シーンになだれ込んだり、実力のある俳優達に通り一遍の演技しかさせない凡庸で単調な演出を繰り返すようじゃ、この歴史あるシリーズの監督としては落第でござんしょう。素材も題材も、料理の仕方如何ではいかようにも面白く深められる作品であったのに、McG自らシリーズに引導を渡してしまったようです。 おまけに彼には撮影現場をまとめる手腕もなく、現場の情報を守秘義務に反して外部にリークするスタッフも現われる始末。これらの不祥事は、明らかに監督の責任問題ですぜ。奴も随分舐められたものですね。 で、せっかくビル・マーレイも激励してくださっていることですし(笑)、わたくしもMcGに引導を渡してみたいと思います。 ↓ ↓ … ♪ ボンボンバカボンバカボンボン♪ あっ!バカボンにそっくり!渦巻き模様の浴衣着て!お願い! …「サルベーション」そのものは、確かに酷評されても仕方がない内容だったかもしれませんが、今作が目指した世界観は捨てがたい魅力もあると思います。実力のある監督が扱えば、今作はもっともっと興味深くなったのではないでしょうかね。ぜひとも、何らかの形でシリーズが続行することを祈っております。ええ、もちろんその際にはMcGは抜きでお願いしますよ。 基本的には、このキャメロン監督による第1作目がベスト。続編の製作って難しいですよね。しみじみ実感しました。 |
| << 前記事(2010/04/03) | ブログのトップへ | 後記事(2010/04/05) >> |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2010/04/03) | ブログのトップへ | 後記事(2010/04/05) >> |