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zoom RSS 大地に生きる―「おおきなかぶThe Gigantic Turnip」

<<   作成日時 : 2012/07/24 00:05   >>

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子豆2号が、小学校の国語の時間に勉強していた「おおきなかぶ」。音読の宿題が出たので、何度か練習に付き合いました。音読の練習をしましたというチェックのために、親がカードにサインすることになっていまして、まあただ単にサインするだけじゃつまらなかろうってんで、朗読が上手になるたびに“かぶ”が徐々に抜けていくというイラストを描いてみました(笑)。担任の先生も、わざわざこちらに調子を合わせてくださったようで、なんだか申し訳ないやら(笑)。

「おおきなかぶ The Gigantic Turnip」は、大抵の教科書に掲載されているロシアの民話(アレクサンドル・アファナーシェフが編纂した“ロシア民話集”(1863年刊)に収録)です。私も子供の頃に読みましたし、子豆たち2人とも学校で習いました。

懐かしついでに、絵本も御紹介しましょうかね。絵本本来の温もりと、土の匂いの優しさを感じさせてくれる作品です。

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)
福音館書店
A.トルストイ

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「おおきなかぶ The Gigantic Turnip」
アレクセイ・ニコラエヴィチ・トルストイ Aleksey Nikolayevich Tolstoy:再話 内田莉莎子:訳 佐藤忠良:絵
(福音館書店刊行)

ロシアのある村に住むおじいさんが、かぶを植えました。「甘くて大きなかぶになれ」
すると、おじいさんの望んだとおり、元気の良い大きな大きなかぶができました。
おじいさんは早速かぶを抜こうとしますが、大きすぎて抜けません。「うんとこしょ どっこいしょ!」
おじいさんはおばあさんを呼んできました。2人で一生懸命引っ張りますが、それでもかぶは抜けません。「うんとこしょ どっこいしょ!」
おばあさんは孫を呼んできました。今度は3人で引っ張ります。まだまだかぶは抜けません。「うんとこしょ どっこいしょ!」
孫は犬を呼んできました。今度は3人と1匹で頑張ります。でも、まだまだまだかぶは抜けません。「うんとこしょ どっこいしょ!」
犬は猫を呼んできました。今度は3人と2匹で引っ張ります。それでもかぶは抜けません。「うんとこしょ どっこいしょ!」
猫はねずみを呼んできました。3人と3匹は頑張ります。「うんとこしょ どっこいしょ!」
すると……


私達は、一体いつから土の匂いを忘れてしまったのだろう…

19世紀を代表する大作家、ロシアのレフ・ニコラエヴィチ・トルストイは、「アンナ・カレーニナ」や「戦争と平和」「復活」などの傑作で知られます。自身は富裕層に属する人間でありながら、社会の貧困層(主に農奴と呼ばれる最下層の農民たち)への共感にあふれ、終生、支配と被支配の社会構造に強い疑念を提示し続けた文学者です。一種アナーキーな思想を持つ彼の影響力は、新しい時代を迎えて混乱状態にあったロシア内の若者や、政治家などにまで及んだといわれます。
執筆活動の意義を、社会から疎外される人々を救済することに見出していたトルストイは、ロシアに伝わる古い民話を再編することにも熱を入れていました。民話で語られるのは、彼が愛して止まなかった農村の人々の素朴な生活です。この「おおきなかぶ」でも、家族でお腹いっぱい甘いかぶを食べられるように奮闘するおじいさんの姿や、それを助ける孫や動物たちへ寄せる、トルストイの優しいまなざしを感じることができます。
ごくごくシンプルな言葉と、繰りかえされる“うんとこしょ どっこいしょ”という掛け声がリズム良く、ちょうど農繁期に作物を収穫する際、農民たちが発する掛け声にも似ていますね。挿絵を担当したのは、彫刻家でもある佐藤忠良氏です。木炭で描かれたような素朴な人物のスケッチも美しく、懸命にかぶを引っ張る様が生き生きと現出しています。実はこのお話に関しては、ありとあらゆるイラストレーターによる作品があり、どれも甲乙つけがたい魅力があります。しかし、最もロシアの農夫らしさが現れているこの作品を特に推したいですね。


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