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zoom RSS “命”が生まれる―「こいぬがうまれるよMy Puppy is Born」

<<   作成日時 : 2017/04/16 19:14   >>

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子豆1号こと長男が、まだ幼稚園児だった頃のこと。そう、子豆2号が生まれた直後ぐらいでしたかね。ある日、こんな本を幼稚園から借りてきたことがありました。

こいぬがうまれるよ (かがくのほん)
福音館書店
ジョアンナ・コール

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「こいぬがうまれるよ My Puppy is Born」
ジョアンナ・コール Joanna Cole:文 ジェローム・ウェクスラー Jerome Wexler:写真 
(福音館書店刊行)

私は生まれたばかりの小犬をもらうことになった。

お母さん犬は無事出産を済ませ、その中の1匹を私は“ソーセージ”と名づけた。生まれたばかりの小犬は目も耳も聞こえない。けれど、おっぱいの吸い方をちゃんと知っている。
ソーセージはすくすく成長し、目も見えるようになったし耳も聞こえるようになった。まだ立てないけどお座りをちゃんとするし、時には咆えることまで。
歯が生えてくると、お母さん犬は小犬たちにおっぱいを与えなくなる。乳首を歯でかまれて痛いのかもしれない。ソーセージもおっぱいを卒業し、お皿からミルクを飲むようになった。小犬たちはもう兄弟だけで眠ることが出来るし、他の犬とも遊べるようになった。
ソーセージが生まれて2ヶ月、私は彼の首にはじめてロープをつけてみる。最初は嫌がったソーセージも、やがて私の後をとことこついて歩いてきた。これでようやく、ソーセージと私の生活が始まる。いっぱい一緒に遊ぼうね、ソーセージ。


画像


1982年の初版発売以来、アメリカでロングセラーとなった写真絵本だそうです。犬の出産から、赤ちゃんが成長していく過程を段階を追って辿っていく写真は、大変詳細でリアル。こと、胎児を覆っていた袋を破って赤ちゃんが外界に出てくる瞬間は、生々しい画像や映像が苦手な方なら、ちょっと引いてしまうかもしれませんね。それでもこの作品の読者の年齢層は、読み聞かせならば4才から、自分で読むなら小学低学年からという設定になっています。
つまりアメリカでは、誕生の神秘と、その生命が成長していく感動を、教育の一環として子供の頃からその脳裏に焼き付けていくのでしょう。性教育の早期化と充実が叫ばれて久しいものの、現状ではまだまだ足踏み状態の日本とはかなり異なる風土だといえますね。
実は長男は、この絵本を私が気に入るだろうと思って借りてきたらしいのです。その話を聞いたときは、正直「?」という感じだったのですが、しかし次第に真相が読めてきました。次男が生まれて以来、私の長男への対応が変化してきたことを、彼は彼なりに感じ取っていたらしいのです。例えば、まだ幼い次男には、調子を合わせて幼いしゃべり方をするのに、自分に対しては厳しい物言いをするとか。次男への点数は甘めなのに、長男である自分へはハードルが高いじゃないかとか。そりゃ不公平だと、彼は言外に言いたかったわけですね (笑)。兄弟を平等に扱っていたつもりである私への、彼なりの抗議がこの本の選択に現れているのでしょう。

長男が生まれたときも次男が生まれたときも、それぞれ大変なことがありました。しかし、新しい生命を授かったという喜びの大きさはどちらも全く同じで、計り知れません。もちろん与えられた責任の大きさについても同様ですが、親が子供から受ける恩恵は比較しようがないほど貴重なのです。淡々と小犬を産み、誰からも教わることなく、母性本能のみで小犬たちを育て上げる母犬の姿を見ていると、恵まれた環境下での子育てに不平不満を抱いてばかりの我が身を呪いたくなりますね(苦笑)。“子供が生まれたときに得た大きな力を、もう一度初心に返って思い出せ”―この絵本はひょっとしたら、子育ての神様が長男の手を通じて私に送ってよこしたメッセージだったのかもしれません。


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