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zoom RSS 漂流する足、流れ着く死体、そしてローラ。drifting foot, drifting Laura

<<   作成日時 : 2014/04/12 23:48   >>

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2008年6月18日付けのロイター通信の記事から。

カナダ・ブリティッシュコロンビア州の海岸で人間の右足が打ち上げられているのが発見されたそうです。これまでに当地で発見されたくるぶしから先の足は6個目。海岸を散歩していた女性が、18日にサイズ10のランニングシューズを履いた右足を発見、ランニングシューズを履いた左足の方は、それに先んじること16日に打ち上げられていたそうです。
当地では、昨年8月に初めて人間の足首が海岸に流れ着いて以来、今年はじめにも2本分の足首が打ち上げられました。今回の“発見”で、実に6個の足首が漂着したというわけで、なんらかの事件性とは無縁であるものの、原因が不明なだけに一層不気味。海中に沈んだ死体が魚などに食われ、シューズに保護されていた足首だけが海流に流されたのではないかと考えられているそうです。
しかしながら、そもそもの死体が海に沈んだ経緯を考えると…、うーん、やっぱり不気味。海で遭難したのか、あるいは自ら飛び込んだのか…。足の身元を特定するのは事実上不可能なのだそうですが、身体のパーツの中で足だけが残されて、見知らぬ海岸に流れ着くなんて、なにやら侘しさも募りますね。



世界で一番美しい死体、ローラ・パーマーを殺したのはだあれ?

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「ツイン・ピークス」(TVシリーズ)(1990 年〜1991年放映)
監督:デヴィッド・リンチ
マーク・フロスト
ダイアン・キートン
ジェームズ・フォーリー
スティーヴン・ギレンホール
製作総指揮:デヴィッド・リンチ&マーク・フロスト
企画:デヴィッド・リンチ&マーク・フロスト
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン(デイル・クーパー)
マイケル・オントキーン(ハリー・S・トルーマン)
ジョアン・チェン(ジョスリン・“ジョシー”・パッカード)
パイパー・ローリー(キャサリン・マーテル)
シェリル・リー(ローラ・パーマー/マデリーン・ファーガソン)
シェリリン・フェン(オードリー・ホーン)
ダナ・アッシュブルック(ボビー・ブリッグス)
ジェームズ・マーシャル(ジェームズ・ハーレイ)
ララ・フリン・ボイル(ドナ・ヘイワード)
メッチェン・エイミック(シェリー・ジョンソン)
リチャード・ベイマー(ベンジャミン・ホーン)
ペギー・リプトン(ノーマ・ジェニングス)
ジャック・ナンス(ピート・マーテル)
キミー・ロバートソン(ルーシー・モラン)
エリック・ダレー(レオ・ジョンソン)
エヴェレット・マッギル(ビッグ・エド・ハーレイ)
レイ・ワイズ(リーランド・パーマー)
ウォーレン・フロスト(Dr.ウィリアム・ヘイワード)
グレイス・ザブリスキー(サラ・パーマー)
ドン・S・デイヴィス(ガーランド・ブリッグス)
シャーロット・スチュワート(ベティ・ブリッグス)
ラス・タンブリン(Dr.ローレンス・ジャコビー)
ハリー・ゴアス(アンディ・ブレナン)
マイケル・ホース(トミー・ホーク・ヒル)
キャサリン・E・コウルソン(丸太おばさん)
デヴィッド・ドゥカヴニー(デニス)
マイケル・J・アンダーソン(小人)
カレル・ストリッケン(巨人)
アル・ストロベル(片腕の男)他。

アメリカ北西部にあるのどかな田舎町ツイン・ピークス。ある日の朝方、ビニールに包まれた少女ローラ・パーマーの全裸死体が川岸に流れ着いた。ローラは金髪の美少女で、町の高校でチアリーダーも務める人気者だった。その直後、手荒く暴行を受けたらしき少女ロネットも、ボロボロの下着姿で保護された。ロネットとローラは、共にツイン・ピークスの住人で同級生であった。ロネットが州境を越えたため、クーパー FBI捜査官がツイン・ピークスに派遣されてくる。
風変わりな言動で周囲を翻弄するクーパーであったが、捜査官としての腕は一流。地元のシェリフ、トルーマンと協力しながら捜査を進めるうちに、被害者ローラの華やかな顔の裏に潜む闇が明らかになっていく。それにつれて、何の変哲もない静かな田舎町であったはずのツイン・ピークスに、数々の陰惨な陰謀や犯罪が蠢いていることがわかってくる…。

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田舎町で起こる殺人事件を解明していくという、サスペンス・ミステリー風味の連続ドラマです。世界中で大ヒットを記録し、熱狂的なファンを生み出したシリーズですよね。“水死体”と聞くと、条件反射的にローラ・パーマーのこの青ざめた死体を思い出す方も多いのでは。

一応シリーズの核となるテーマは、“ローラを殺害した犯人を探し出す”というもの。しかしエピソードを重ねていくにつれ、真犯人探しよりもむしろ枝葉の瑣末な事象に興味が移ってしまうという、一風変わった謎解きものです。
仕掛け人はデヴィッド・リンチですから、田舎町の陰惨な素顔が暴かれていくという使い古されたモチーフも、彼独特の世界観に染め上げられていて非常に興味深いですね。アメリカの素朴な田舎町という目に見えるありきたりの現実の裏側に、異次元空間を現出させたかのよう。信じられないほど人物関係が錯綜し、パンドラの箱をひっくり返したように犯罪や悪意が横溢するこのツイン・ピークスという町は、本当のところ存在するのか?全てが悪夢の中の出来事であり、少女殺人事件もその後に起こる悲喜劇も、ひょっとしたら観客の妄想の賜物なのではないか?
エピソード中に登場する膨大なキャラクターたちにはいずれも、一癖も二癖もある屈折した設定が与えられていて、彼らの行動を追っていくだけでもシリーズを楽しむことができますよね。テレビシリーズものの強みで、彼ら各々に奥行きのある造型を施すことに成功していました。

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強烈なキャラクター陣の中でも、個人的に一番好きだったのは、夫亡き後1人で製材所を切り盛りする未亡人ジョシーでした(笑)。いやあ、だってこの頃のジョアン・チェンは本当に艶っぽくてね。ここで暴言を吐きますとね、彼女のしなやかな美貌は、コン・リーやチャン・ツィイーが逆立ちしても敵わないほどに凄嫣。美人女優大好きのデヴィッド・リンチ監督が、彼女だけは別格で(クレジットでも“…and Joan Chen”扱いでしたね)起用したのも納得できますよ。彼女の演技は大作「ラスト・エンペラー」等でも印象深く見ることが出来ますが、佇まいから自然とかもし出される成熟した暗い色気は、当時絶頂でありました。

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そうそう。彼女、「オータム・イン・ニューヨーク」など監督業にも意欲的に取り組んでいますが、現在も女優業続行中です。ええ、裏方業に徹するにはまだ早いでしょう。もっともっと映画にも出て欲しいです。できれば、ヴィスコンティ監督の名作「夏の嵐」でアリダ・ヴァッリが演じたようなヒロインをやって欲しいですね。ぜひとも!

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アン・リー監督作品「ラスト、コーション」にもイー夫人役で出演されていましたね。正直に申しまして、ヒロインを演じたやせっぽちのお嬢さん…誰でしたっけ(爆)…そうそう、タン・ウェイさんでしたっけか、あの方より遥かに美しく、また深みある官能性がありました。短い出番でも存在感は強烈で、さすがの貫禄でもって画面を引き締めておられましたね。

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… とかなんとか書いてましたら、一時期エレン・デジェネレスとも恋愛関係にあった女優アン・へッシュと、こーんなに耽美的なラブ・シーンも演じておられたようで。がるるる。

このシリーズからは、美しい女優達が大勢ブレイクしていきましたよね。シェリリン・フェンやらララ・フリン・ボイルやらシェリル・リーやら。でも、現在も健在なのはジョアンぐらいでしょうか(苦笑)。アジアン・ビューティーはやはり不滅なのでありますね。


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「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」(1992年製作)
監督:デヴィッド・リンチ
製作:グレッグ・フィーンバーグ
製作総指揮:マーク・フロスト&デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ&ロバート・エンゲルス
撮影:ロン・ガルシア
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:シェリル・リー
レイ・ワイズ
ダナ・アッシュブルック
ジェームズ・マーシャル
メッチェン・エイミック
ペギー・リプトン
カイル・マクラクラン
デヴィッド・ボウイ
キーファー・サザーランド
ハリー・ディーン・スタントン
ミゲル・ファーラー
ユルゲン・プロフノウ
モイラ・ケリー
ヘザー・グレアム他。

テレビシリーズ「ツイン・ピークス」の発端となったローラ・パーマー殺害事件の真相を、彼女が殺される前の7日間に焦点を当てて描いた劇場公開版。

さて、テレビシリーズ版「ツイン・ピークス」の本筋“ローラ殺害の真犯人明かし”は、シリーズが終了した翌年、劇場用映画として製作された本作で完結を見ます。世界一美しい死体と称されたローラが、なぜそうなったのかを追うストーリーですが、この頃になるとファンの熱狂も下火になっていたせいか、概して作品への評価は良くありません。テレビシリーズ版とリンクしてはじめて楽しめる展開があったのは確かですが、私自身は、この作品を単体で鑑賞しても充分面白いミステリー映画だと思いました。リンチらしいフェティッシュな描写、現実と夢の間を浮遊するような独特の酩酊感はよく発揮されていますしね。かなり豪華なキャスト陣のオーラにも助けられ、既に誰もが知っている悲劇に向かって一直線に堕ちていくヒロインの痛ましさが、快美と苦痛の間でせめぎあっているようです。


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