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zoom RSS フランス映画鑑賞ノート2…『Le Petit Nicolas』

<<   作成日時 : 2010/01/20 08:31   >>

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パリの映画館で観た映画は、記事にしていないものもまだいくつかございます。しかし、なにしろ子豆たちと一緒に観た作品が多く、あくまでもお子ちゃま向け。家族で観る分には、まあ楽しくていいものの、内容的には可もなく不可もなく…といったところ。なので、あくまでも覚書きとして、ごくごく軽くご紹介。

「Le Petit Nicolas」(2008年製作)
監督:Laurent Tirard
Maxime Godart(Nicolas)
Valérie Lemercier(la mère de Nicolas)
Kad Merad(le père de Nicolas)
Sandrine Kiberlain(L'institutrice)
Charles Vaillant(Geoffroy)
Victor Carles(Clotaire)
Benjamin Averty(Eudes)他。

フランスでは、昨年の夏休みに封切られた映画の中では、記録的な大ヒットをかっ飛ばしたファミリー・ムービー。フランスのお子様は必ずみんな読んでいるという長寿小説シリーズ『Le Petit Nicolas』(絵本も売ってましたが、原作は子供向け小説の形態)の実写映画化だそうです。フランスでは「サザエさん」のような存在の原作本も、日本人である私は全く知りません。従って、この映画が原作のテイストをどれぐらい伝えているか等、その手の判断は不可能です(笑)。ニコラ少年という、50年代(多分)のフランスの中流一般家庭の一人っ子と、その個性豊かな仲間達が活躍するというお話ですね。

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ニコラと仲良しボーイズ(笑)。彼らは仲間の一人のピンチに立ち上がり、彼のためにお金を工面しようと、ありとあらゆる素っ頓狂な冒険を試みます。果ては、ギャングの力を借りようと危なっかしい橋を渡る始末。何も知らない周囲の大人たちをゴタゴタに巻き込みつつ、彼らが学校生活においてもどんな変化を遂げるのか。子供達の日常生活の中にある冒険譚と、子供同士の友情などの人間関係をテンポ良く描いていきます。

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スポーツは得意なものの、そのほかの面ではからっきしドンくさいニコラのパパと、天然ボケ気味の優しいママ。昔のフランスの一般家庭の親子の雰囲気というのは、おそらくこういうものなのだったのだろうなと思わせてくれます。この2人とニコラとの関係の変化も見所のひとつ。仲間を救うための冒険は、結局“な〜んだ”というオチに終わるのですが(笑)、その過程で得た経験がニコラを含め、子供達の成長を手助けしました。ニコラもいつまでも幼児ではいられず、“妹”の誕生という家族の一大事に“お兄ちゃん”として臨むことができるようになります。ニコラだけではなく、このパパとママの間にもいくつかの試練があり、それを笑顔で乗り越えてしまうことで家族の絆もちょっぴり深まる結末。

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フランスでは、ニコラが大好きな、ニコラと同世代の子供達がほぼ全員観た(爆)といわれる今作、あくまでも子供が主役の映画ですから、シリアスなテーマとやらには一切関係がありません(笑)。子供達がしでかす奇想天外な騒ぎの面白さと、それに振り回される大人達のアホな失態を笑い飛ばせばいいんです。格別フランス語がわからなくても笑えるような、コミカルなシーンもありますので結構結構。
日本人としては、早口のフランス語で交わされる会話の洪水を乗り切る覚悟も必要ですが(涙)、やはり興味深いのは、フランス人の子供達、及びその家族の日常生活を垣間見ることができる点でしょうね。

そして、子供達の瑞々しい魅力と、はつらつとした演技。今作にも、それぞれ性格の異なる個性豊かなキャラクターが揃っています。彼ら一人一人の描き分けもかなりわかりやすく、非常に好感が持てましたね。少年達のこれからの成長にも期待したいところです。
特に、良家の坊ちゃまジェフリーを演じた上の画像左から2番目の男の子。正統派美少年の系列にある雰囲気ながら、前歯が抜け替わってる最中なのか(笑)、笑うとすきっ歯気味なのがキュートです。このジェフリー坊ちゃま、大金持ちのご子息であらせられ、しかもコスプレが大好きという素晴らしいご趣味をお持ち。良家の出身という出自を少しもハナにかけず、ニコラたちとの友情を大事にする優しい心根をお持ちなのでありますよ(笑)。坊ちゃまのお傍にいつも控えているのは、忙しい父親代わりでもある執事(Le majordome)。この執事、坊ちゃまが勝手にお家のお車を拝借して大騒動を引き起こしたときには、車での通学を禁じられた坊ちゃまのために、坊ちゃまを肩車して学校までお届け。ここは、館長が密かに涙した(笑)、坊ちゃまと執事の愛のエピソードであります(違)。
劇中では、カウボーイや宇宙服(笑)などの可愛いコスプレを見せてくれたジェフリー坊ちゃま。長じてからは、きっと蝙蝠のコスプレに御目覚めになり、闇にまぎれて悪人をやっつけてくれることでしょう。

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