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zoom RSS 誰も知らないフィルムを探して―「Wholphin No.1〜UNKNOWN FILMS〜」

<<   作成日時 : 2013/10/03 00:02   >>

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華々しく公開されて多くの観客の目に触れる作品もあれば、映画史の陰にひっそりと埋もれてしまった作品も数多くあります。
劇場公開された映画ばかりが“良い作品”だと言い切れないところが心苦しいですが、未公開のまま死屍累々のガラクタ・フィルムの山の中にうずもれていく作品の多くは、やはり箸にも棒にも引っかからないのが現実ですね。
ところが、一口に“未公開フィルム”といっても、やはりピンからキリまであるわけです。特に“ショート・フィルム”と呼ばれる短編映像作品は、面白い出来であるにもかかわらず、なかなか陽の目を見ることがありません。現在では、ショート・フィルム専門の映画祭が開催されたり、特別企画として優れた短編映画を上映する映画館もありますが、観客にとってはまだまだ一般的とは言い難いでしょう。
そこで、世に埋もれさせておくにはもったいない、魅力あるショート・フィルムを選抜してDVDに残していこう企画が、この“Wholphin(オキゴンドウとバンドウイルカの間の混血種のこと。希少種であることから、めったにみられないお宝映像の意味で命名された)”というDVDマガジンです。ジャンルは問わず、ドラマ、ドキュメンタリー、アーカイヴ映像、アニメーション等々、アメリカでも日本でも限定でしか公開されず、観客の目に触れる機会の少なかった作品にスポットライトを当てています。無名のフィルムメーカーの手作り感溢れる作品から、有名どころの幻の作品まで、とにかく広く知らしめるべきと判断された映像がちゃんぽんに詰め込まれた、宝箱のようなDVD ですね。蚤の市で品物を漁っていたら、思わぬ貴重なお宝に巡り会えた…。なんだかそんな印象も受ける、興味深い映像集です。
Wholphin:A DVD Magazine of Unseen Filmsの公式サイトはこちら。ここにはウェブ上で観ることの出来るショート・フィルムもあります。試しにご覧になってはいかが。


Wholphin No.1 ~UNKNOWN FILMS~ [DVD]
ナウオンメディア(株)
2007-09-21

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●収録作品

『Are You Favorite Person of Anybody?』
監督:ミゲル・アルテタ
脚本:ミランダ・ジュライ
主演:ジョン・C・ライリー
ミランダ・ジュライ
街角に立つ男は、通り掛かる人々に突如こんな質問を投げかける。「あなたは誰にとっての“一番”ですか?」
こんな抽象的な質問に最初に足を止めた女性は一瞬とまどい、考え込んでしまう。自分が誰にとって最も重要かという問いかけは、この社会の中で自分にいかなる価値があるのかというそれに繋がっていく。簡単そうでいて、実は非常に深遠な意味を含むこの質問は、自分と家族という社会の最小単位との関係性についても再考を促すことだろう。もちろん、自分と身近な人々との間にある関係性についても。女性は、質問に答えていくうちに、まるでセラピーを受けているような感覚に陥ってしまう。
だが次に足を止めた青年は、さしたる悩みなどないのか、男の繰り出す問いかけに深く考えることなく答えていく。人生の表層のみをなぞるだけで満足するのも、また処世術である。男は、アンケートに協力してくれたお礼に、青年にオレンジをプレゼントする。いぶかしみながらもオレンジを景品代わりにもらっていく青年。
男はある中年男性にも質問を投げかける。しかしこの男性は、これを妖しげな新興宗教の勧誘か、もしくは政治家の選挙キャンペーンだと思い込み、あからさまに不快感を示すのだった。人生について再考するのも嫌な程、人生に倦んでいるのか、そんな暇もないほど人生に余裕がないのか。男は途方に暮れた表情で、同じ年頃の男性の後姿を見送った。

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「君とボクの虹色の世界」(2005年)の監督、脚本・出演で知られるミランダ・ジュライが脚本を担当し、出演も果たした短篇ですね。考えようによっては哲学的な問題も孕んだ質問を投げかける男に扮したのは、名傍役ジョン・C・ライリーです。非常に現代的な人間模様を瑞々しく取り上げることに長けたジュライの脚本は、なかなかに面白い。シンプルなようで深遠な、奥深そうで案外簡単な人間関係の根本的な問題を、改めて想起させてくれます。ライリーの、一見人畜無害そうに見える容貌が、徐々に何かを超越したような存在に見えてきてしまう不思議も手伝って、街角でのシュールなやり取りを映しただけのモノクロの物語に、なんともいえない余韻が残ります。あれですね、ロアルド・ダールの“奇妙な味”的ショート・ストーリーに通ずる面白さがありますね。

『The Big Empty』
監督:J. リサ・チャン&ニュートン・トーマス・シーゲル
プロデューサー:スティーブン・ソダバーグ&ジョージ・クルーニー
主演:セルマ・ブレア
イライアス・コティーズ
アリスは人に言えぬ悩みを抱えていた。実は女性のデリケートな部分が痛む…というか、うずくのである。なにか悪い病気かもしれないと恐れた彼女は、ありとあらゆる産婦人科医を受診する。しかしどの医者も、一目彼女の患部を診るや、恐怖に慄いてお手上げとなる。彼女の秘部は未知の病に侵されているのだろうか。もはや処置なしと全ての医者から匙を投げられたアリスは、わらにも縋る思いで“スペシャリスト”と呼ばれる謎の研究者の元を訪れる。ところが、スペシャリストがアリスの股の間を覗き込んだ途端、彼は中に吸い込まれてしまったのだ!腰を抜かす看護婦とアリス自身。スペシャリストは一体何処へ消えたのか。恐ろしいことに、アリスの子宮が吸い込んでしまったとしか考えられない。しばらくすると、全身雪まみれで寒さに凍えた様子のスペシャリストが子宮から吐き出された。彼は興奮して叫ぶ。「君の中は、一面見渡す限り何もない雪原が広がっている!君の中には絶望的な寒さしかない。つまり君の中は完全なる“無”なのだ」
スペシャリストはアリスの子宮内探検を繰り返し、この世界に2つとない珍しい症例の研究を始めた。写真とビデオ映像で再現された彼女の内側は、恐ろしいほど北極に似ていた。雪と氷に閉ざされ、寒風吹きすさぶ荒涼とした雪原。スペシャリストはこの確たる証拠を武器に、アリスを大々的に売り出す。テレビにも積極的に出演し、体内に“広大な無”を抱える女性として、アリスは一躍アメリカ中の好奇心を集める存在となった。アリスの名にちなみ、“ミス・エンプティ”とあだ名され、テレビの公開生番組にまで登場する彼女とスペシャリスト。今やスペシャリストは、アリスの保護者兼マネージャーである。会場に満杯の客から歓声を上げられ、好奇心たっぷりの視線を浴び、セレブ気分を満喫するアリスであったが、客の1人である青年が投げかけた質問は、彼女を現実に引き戻した。いわく、「痛みはあるのですか?」
そう、アリスはそもそも、この異常な子宮のもたらす痛み…うずきの不安感に悩まされていたのだ。これは彼女の人生をも味気なくさせ、虚ろにし、まるで子宮そのもののような無力感を彼女に強いていた。それなのに、自分はこんな見世物じみた生活に甘んじている。一挙に様々な当惑が噴出したアリスは、言葉に詰まる。名も知らぬ青年に鋭く指摘された“痛み”が、それを忘れていた彼女を再び襲う。
再度公開生番組に出演したアリスとスペシャリストは、産婦人科医や北極探検家などの専門家たちを前に、アリスの肉体の神秘を証明する。彼らと、観客席の中から希望者を募り、彼女の子宮の中に入るよう促したのだ。百聞は一見にしかず。半信半疑の専門家たちと、アリスに痛みを問うた青年が自ら彼女の中に入っていった。カメラは廻っている。観客だって目の前の奇跡を固唾を呑んで見守っている。果たして、無事アリスの子宮から生還できたのは専門家たちだけ。アリスを珍しい症例だとしか認識していない者だけであった。あの青年は戻ってこなかった。
探検家が、再度アリスの子宮内に入って捜索活動を開始した。悲しみにくれる青年の母親も番組に引っ張り出され、アリスの股の間で息子の名前を呼ばう。もはや番組の趣旨は、子宮内で遭難した青年の生還に変わってしまっている。アリスは、いつ青年が戻っても良いように、スタジオ内で足を広げて座ったままの哀れな状態である。スペシャリストは、問題が大きくなる前にアリスを連れ出した。彼女と共に南米へ高飛びしようというのだ。このままでは、遭難した青年の親族に訴えられてしまうからだ。
自分は何もしていないと信じるアリスは、ある朝こっそりモーテルを抜け出ていく。バスを乗り継ぎ、向かう先は暖かい海岸だ。そこでスリップ一枚の薄着になった彼女は、裸足で海の中に入る。すると、たちまち雪が降り始め、海一体が凍り始める。一面の雪原と化した海の向こうから、あの青年が手を振りながら走ってくる。アリスも思わず顔をほころばせた。2人は氷の中でいつまでも見つめ合っていた。

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収録作品中、おそらく最もゴージャスなスタッフが集まったと思われるものです。主演は、個人的には「ヘルボーイ」の炎メラメラ女リズ・シャーマン役でおなじみの(笑)、セルマ・ブレアです。角度によっては目つきの鋭い三白眼で、いつもほっぺたを膨らませているような、セルマの無愛想な表情がなんともキュート。子宮の中に氷河期の地球のような“無”を宿す女という、およそシュールな設定の女性に妙な説得力を与えていましたね。
なにもない空っぽの空間が“疼く”のだというアリスの痛みは、孤独な女性が根源的に抱えている恐怖、あるいは虚無感を象徴しているのでしょうか。周囲は誰も彼女の孤独を理解しないし、しようともしない。ただ、珍しい生き物のように面白がるだけ。彼女を一躍セレブに仕立てるスペシャリストとて同様で、所詮彼女を金儲けの種としか考えていません。アリスの孤独の本質を直感したのは、テレビの観客の中にいた青年だけでした。アリスの表層しか見ない人間は、彼女の子宮から無事生還することができます。というより、彼女の子宮はそんな人間を“異物”と認識し、体内から排除してしまうのでしょう。ところが、アリスと相通ずる感覚を共有する青年は、彼女の子宮にとっても“同じ肉体の一部”と感じられるのでしょうね。青年はアリスの子宮に入ったきり、出て来られませんでした。青年自身も、アリスの外に出ることを望んでいなかったかもしれませんが。
そう、実に奇妙な形ではありますが、名前も知らない者同志だったアリスと青年は、“死が2人を別つまで”永遠の絆を築いてしまったのですねえ。これもまた奇妙な味わいのある、ラブ・ストーリーでした。製作総指揮にジョージ・クルーニーとスティーヴン・ソダーバーグの名前が見えるのもわかるような気がします。

『Tatli Hayat(“The Sweet Life”)』
トルコのシットコム
結婚30周年を迎えた、イーサンとセビンチの仲睦まじい熟年夫婦。結婚記念にイーサンは豪華なホテルのスィート・ルームを予約するのだが、なぜか彼の過去の浮気疑惑やら現在進行形の浮気疑惑やらが次から次へと明らかに…。ついに大ゲンカを始めた夫妻。怒りに任せて1人でホテルへ向かったイーサンのもとに、またも次から次へと災難が降りかかる。果たしてイーサンはセビンチの誤解を解き、その愛情を再び取り戻すことができるのか。

トルコのコメディ番組だそうです。オープニングがモロにインド映画みたいでして、一瞬眩暈がしました(笑)。しかし、内容のほうは典型的なシチュエーション・コメディです。お約束ながら強烈なキャラクターが登場したり、よく練られたお笑いが散りばめられていて結構楽しめましたよ。

『Al Gore Documentary』
監督:スパイク・ジョーンズ
出演:アル・ゴア(アメリカ元副大統領/大統領候補)
アル・ゴアの娘たち
ティッパー・ゴア
1999 年。クリントン大統領の後任を決定する大統領選挙は、数々の不手際と疑惑で大揉めに揉めた。有力視されていた候補者の1人、元副大統領のアル・ゴア氏が眠る暇もない選挙キャンペーンの間に、束の間家族と共に過ごした休日の様子を追う。カメラを構えるのはスパイク・ジョーンズ。カメラの前で、ゴア氏のごくごくプライヴェートな素顔を披露してくれるのは、彼の愛して止まぬ家族だ。エンターテイメント業界に対し、厳しい検閲を求めたことで悪名高い女傑ティッパー・ゴアも、夫の前で意外な過去をフランクに話し、今もなお強い夫婦の絆を見せる。娘達は、生真面目で映画好きな父親の意外な一面を暴露。ゴア氏は映画を観る際にも、大統領選に打って出る前に開いた家族会議同様、家族一緒でなければダメだと言い張るらしい。飽きた娘達が中座しようものなら、必ず映画を一時停止して最初まで巻き戻してしまうのだ。
政治家であった父親の後を継ぐ形にはなったが、彼が副大統領にまでなった経緯は茨の道のりであった。政界にはびこる不正やパワーゲームに幻滅し、一時は政治の世界から身を引いたものの、やはり純粋に国民のために尽くす政治家を目指したのだ。クリントン政権を支えていた間に感じたアメリカの弱点、未来を、彼はカメラの前で熱っぽく語る。アメリカは、世界に率先して環境に配慮した車や機械を開発しなければならない。それだけの技術と経済力はあるのだ。アメリカがやれば世界がそれに習うだろう。また、高度化する一方の情報社会を生き延びるため、教育現場の刷新は緊急課題だ。技術革新が進めば、必要な知識やスキルも増える。それを教育する者がいなければどうしようもないではないか。すべての国民が、均等に高度な教育を受ける環境を急いで作らなければいけない。
教育問題と環境問題。ゴア氏を突き動かす2つの大きな命題は、その後の「不都合な真実」の製作と、それに伴う種々の幅広い活動を支えている。娘が父を称してこう評価した言葉が印象に残る。「父は偉大なアイデアマンなの。彼はいつもなにかしら面白いアイデアを思いついては、私たちに話してくれる。そのアイデアを実現するために周囲を動かすことが上手いのね」
家族の絆をなにより重要視し、大統領にはなれなかったが政治家以上に幅広い活動に従事し、ついにノーベル平和賞を授与されたゴア氏の原点が、この決して公にされることのなかったドキュメント・フィルムで明らかになる。

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門外不出のドキュメント映像だそうですよ。そうでしょうねえ。一見するとアル・ゴア一家のホーム・ビデオのような感じです。短い時間ながら、彼が政治家を志した動機や背景、生まれ育った環境から今のような思想を得るに至った経緯までが、コンパクトにわかる仕組みになっています。典型的な良きアメリカ人らしく、家族との絆を政治的な面でも生かしていたという、副大統領在任中にはあまり感じることのなかった(失礼な・笑)誠実さや直情的な熱さが伝わってきましたね。つくづく、人は見かけによらないものだと実感しました。映画「不都合な真実」に至るゴア氏の思想の歴史をお知りになりたい方は、ぜひご覧になってみてください。

『Soldier's Pay』(ダイジェスト版)
監督:デヴィッド・O・ラッセル
アメリカによるイラク派兵に伴い、数々の不祥事が明らかになった。その中でも、アメリカ兵士による現地の人々からのすさまじい略奪行為が、元兵士やジャーナリストたちの証言によって暴かれていく。略奪は、車、パソコンから民家に隠されていた大量のドル札にまで及んだという。戦争は、最前線にいた兵士達の自制心や理性を根こそぎ狂わせていっただけでなく、アメリカ軍をして、自身に不都合な事実を隠蔽するため、一兵士に全ての罪を背負わせたのだった。これは、軍によってスケープゴートにされたノヴァク元軍曹の、貴重な証言フィルムである。

Soldiers Pay [DVD] [Import]
Cinema Libre
2005-03-15

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個人的に、長尺版フィルムを観てみたいと願う作品のひとつ。イラク派兵に伴う数々の不祥事の中でも、極めつけの汚点の真相に迫ったドキュメントです。まるで中世の蛮族のごとく、現地で略奪の限りを尽くすアメリカ兵の実態には背筋が寒くなる思いですね。アメリカ軍による内部の不祥事の隠蔽工作自体は、事実に限りなく近いというのですから、全く戦争というやつは、人間の原罪をあぶりだす恐ろしいものなのです。しかしながら、この内容では、アメリカでの公開が叶わなかったのも仕方がないのでは。

『The Delicious』
監督&脚本&出演:Scott Prendergast
仕事漬けの毎日、夫婦共働きの生活の中で、男のストレスはついに頂点を極める。ある朝、ふと目に止まった妻の母の真っ赤なパンツスーツに腕を通した彼は、宇宙から素晴らしいヴァイヴを受け取った。それは“デリシャス”な感覚で、思わず踊りだしたくなるほど高揚するのだ。その日から彼は、真っ赤なハサミを片手に憑かれたように踊り始める。妻は夫が正気を失ったと判断し、即刻離婚を決める。打ちひしがれた男は、辿り着いた公園で信じられないものを目にする。全身黄色のパンツスーツ姿で、黄色のハサミを持って踊り狂う男がいたのだ。男は思わず黄色のパンツスーツ男を追いかける。彼は仲間なのだ!

『The Writer』(アニメーション)
監督:Carson Mell
想像力豊かなあるライターは、妄想と現実の境で苦悩する。彼にとって創作とは自己を解放する手段に他ならないが、現実では妻に逃げられ、たった1人でモーテルの中で呻吟するのだ。

『Grimm’s Tales 2:Death Of A Hen』(アニメーション)
監督:Brain Dewan
欲張って大きな木の実をのどに詰まらせためんどりが死に、悲しんだおんどりは、妻を埋葬しようと森の動物たちの助けを借りる。ところが彼らの前に川がたちはだかり、動物たちは皆溺れ死んでしまう。1人取り残されたおんどりは、妻を埋葬し、その土饅頭の上に死ぬまで座り続けたという。…つまり、みんな死んでしまったということだ。

『The House In The Middle』(教育ビデオ)
提供:the National Clean Up, Paint Up, Fix Up Bureau
核爆発で起こる原子熱被害から、大切な我が家を守るためにはどうすればいいか。どんな町にもある打ち捨てられた廃屋を処分し、庭に紙ゴミや落ち葉など捨てず、家の外壁にきちんと塗装を施し手入れをすることだ。核爆弾の脅威から生存するために、隣人と協力し合って安全な街づくりを心がけよう。民間防衛はアメリカ国民の義務である。これは、家の手入れの重要性をアメリカ国民に啓蒙するために製作されたフィルムである。“地域の民間防衛に積極的に参加しよう!”

「アトミック・カフェ」に通じるシニカルな恐怖を感じます。これもれっきとした教育目的の政府製作ビデオなのですが、“家の手入れをきちんとしさえすれば、核爆弾が落ちてきても大丈夫!”だなんて、大真面目にアジっているのだから恐ろしい!今となっては、あらゆる反戦映画よりよほど強烈なインパクトを持った、逆説的反戦映像ですね。

『Malek Khorshid』(イランのアニメーション)
監督:Ali Akbar Sadeghi
1970年代に製作された、イランのイマジネーション溢れるアニメ。

『Stairway At St. Paul』(パフォーマンス)
監督:Jeroen Offerman
クラシック・ロックを逆回しで歌うオランダのアーティストのパフォーマンス。

『The Great Escape』
監督:Jeroen Offerman

『Untitled Patton/Byrne Piece』
監督:Wholphin
Wholphinが製作した6分42秒のフィルム。ある小太りの男がこちらを凝視しながら、無言のまま顔を様々に変化させていく。ところが一瞬、突如デヴィッド・バーンの顔が画面に現れ、度肝を抜かれる。

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