House of M

アクセスカウンタ

更新情報

zoom RSS 誰にも言わないが、実はすごく愛してる映画たち。

<<   作成日時 : 2014/12/17 23:35   >>

面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

何十年も生きてきて、自分が熱中する映画がメインストリームから外れた映画ばっかりだという現実を、いい加減認めるべきでしょう。



・誰にも言わないが、実はすごく愛してるアクション映画。

フレンチ・コネクション [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2008-11-28

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

「フレンチ・コネクション The French Connection」(1971年製作)
監督:ウィリアム・フリードキン
製作:フィリップ・ダントニ
原作:ロビン・ムーア「フレンチ・コネクション」
脚色:アーネスト・タイディマン
撮影:オーウェン・ロイズマン
編集:ジェリー・グリーンバーグ
音楽:ドン・エリス
出演:ジーン・ハックマン(ジミー・ドイル通称“ポパイ”)
ロイ・シャイダー(バディ・ルッソ通称“クラウディ”)
フェルナンド・レイ(アラン・シャルニエ)
トニー・ロー・ビアンコ(サル・ボカ)
マルセル・ボズフィ(ピエール・ニコリ)
フレデリック・ド・パスカル(アンリ・デヴロー)他。

“良かった”と言ってしまうと語弊がある気も…。まあしかし、ものすごく印象に残ったアクション映画であることは確か。有名なカーチェイス・シーン然り、主人公の“ポパイ”ことドイル刑事の猪突猛進振り然り、人物の心理を突き放したドライな描写然り。あの後味の悪い幕切れも、当時のニューシネマの潮流に則った雰囲気でなんとも言いがたい感慨がありますね。
南仏からアメリカまで麻薬を運び捌く組織の動向と、それを追う警察の麻薬課の刑事たちの必死の捜査を、リアリズムに徹して描いてゆく作品です。面白いのは、他の作品でよく見られる刑事の内面の問題などが、潔いまでに切り捨てられている点。監督の視線は、ただただ憑りつかれたように悪を憎み、犯罪を滅そうとするポパイのひたすらな“走り”に注がれています。その深層心理には一切触れることなく、しかし彼の一挙一動を執拗に凝視する監督の思惑はなんだったのか。余計なお世話でしょうが、なにやら恐ろしい業のようなものまで感じてしまいますね。
しかし映画としては、その冷徹な演出が見事に功を奏し、アカデミー賞の作品賞、監督賞他主要5部門で受賞という快挙を成し遂げました。刑事ドラマとしての面白さもさることながら、緊迫感をいやが上にも盛り上げる緩急自在のカメラワーク、見た目の派手さに頼らないアクションの連続で、アクション映画のカテゴリーの中でも傑作と呼ばれるに相応しい作品でしょうね。
オスカーを得たハックマンだけではなく、相棒を演じたロイ“ジョーズ”シャイダー、魅力的な悪役に徹したフェルナンド・レイ、脇に至るまでの面々が皆好演です。“おんな”臭が全くゼロなのも、この手の作品では却って良かったのかもしれませんね。


・誰にも言わないが、実はすごく愛してるロマンティック映画。

ロマンティック系の映画は苦手であると以前告白したことがあります。ロマコメとか称する作品を観ると尻がかゆくなるんですわ(←もういい)。でもまあしかし、なにをもってロマンティックとするかは人それぞれ。私にとってのそれは、マリリン・モンローが出演する映画すべてを指します。

王子と踊り子 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2008-10-08

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

「王子と踊り子 The Prince and the Showgirl」
監督:ローレンス・オリヴィエ
製作:ローレンス・オリヴィエ
原作戯曲:テレンス・ラティガン
脚色:テレンス・ラティガン
撮影:ジャック・カーディフ
音楽:リチャード・アディンセル
出演:ローレンス・オリヴィエ(チャールス大公)
マリリン・モンロー(エルシー)
ジェレミー・スペンサー(幼王ニコラス)
シビル・ソーンダイク(皇太后)他。

息子である幼王ニコラスの戴冠式のため、皇太后と共にロンドンを訪れたカルパチア国摂政のチャールズ大公。彼らを接待するために、エルシーたち踊り子は彼らの前で歌や踊りのレビューを披露した。大公のお気に入りとなったエルシーは、特別に屋敷に上がることを許される。大公は彼女を二人きりの晩餐に招待するが、彼の時代がかった口説き文句に、思わずエルシーは吹きだしてしまう。下町育ちで、マナーは知らないが大らかなエルシーは、上手い酒と料理にすっかりいい気分だ。相手が大公だということも忘れて大いに楽しむ。
酔いつぶれた挙句屋敷にやっかいになってしまったエルシーだが、皇太后はそんな彼女をいたく気に入り、従者として召抱える。やがてエルシーは、持ち前の明るさで大公とニコラスの間のギクシャクした親子関係も解きほぐしていくのだった。エルシーは従者として、戴冠式が無事に終わるのを見届けた。これで彼女の役目は終わり。大公一家の心に暖かいものを宿したエルシーは元の踊り子に戻り、大公一家もまた、彼女とロンドンの思い出に後ろ髪を引かれながらカルパチア国に帰ってゆく。

王様(大公ですが)と踊り子の恋。ありがちなストーリーではありますが、ラティガンの原作戯曲は、対照的な彼ら2人をなかなか上手く描き分けておりスマートです。マリリンの役柄は、残念ながら、彼女が得意とする“黄金のハートを持った娼婦(イメージとして。本当は踊り子ですよ)”の域を出ないもの。そういう意味ではいささか食い足りないのですが、大公との 2人きりの晩餐シーンで、オリヴィエと交わされる演技の駆け引きは見ものですよ。考えてみればこのシーンは完全なる室内劇。スカートを風でまくるわけにもいかないし、裸でプールから上がるわけにもいかない。しかも相手はシェイクスピア俳優のローレンス・オリヴィエ。マリリンはセクシーという武器に頼らず、オリヴィエに比していささかの遜色もない見事な演技を披露したと言えるでしょうね。まあその分、この作品を製作する過程において彼女が味わった緊張感や重圧は、相当のものであっただろうと思われます。
オリヴィエを監督にも担ぎ出して、マリリン自らのプロダクションでの製作ということで、かなり力の入った作品でした。しかし衣装も地味ですし、マリリンの歌も1曲だけですし、彼女のフィルモグラフィーの中ではあまり目立たない作品になってしまいましたねえ。でもまあ、私はこれが大好きです。大公とエルシーの別れのさりげなさも、感傷的になりすぎず余韻を残してくれますから。なにより、マリリンの放つ柔らかい綿毛のような愛くるしさが、いかめしいオリヴィエの硬質さに反射して、一層輝く作品であるのですよ。

画像

日本でも公開された映画「マリリン 7日間の恋 My Week With Marilyn」は、この「王子と踊り子」製作の際の秘話を扱った、いわゆるバックステージものであります。
「王子と踊り子」の撮影のために初めて渡英したマリリンと、監督も務めたオリヴィエの助手コリン・クラークのひとときの恋を描いたもの。当時の撮影現場では、プロデュースも兼ねていたマリリンの躁鬱状態が酷く、撮影が難航したのだそうです。その彼女のお守り役をおおせつかったのがコリンでした。女盛り、30代のセクシーな女性と初心な青年が恋に落ちるのに、時間は必要ありませんでした。
コリン・クラークは、マリリンとの短い恋が終わり、彼女がその後自身の短い一生を終えて天国に旅立った後、「Prince, the Showgirl and Me」と「My Week with Marilyn」という二冊の回顧録を発表しました。2004年には、BBCがこの回顧録を元にドキュメンタリー番組を制作しましたが、長編映画となった「マリリン 7日間の恋 My Week with Marilyn」も、同じくコリンの回顧録を忠実にトレースした内容になっています。

マリリン 7日間の恋 [Blu-ray]
角川書店
2012-08-03

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by マリリン 7日間の恋 [Blu-ray] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

コリン・クラークを演じたのは、若手注目株の英国俳優エディ・レッドメイン(「エリザベス:ゴールデン・エイジ」「The Theory of Everything」他)、ミシェル・ウィリアムズがマリリン・モンロー役、ケネス・ブラナーがローレンス・オリヴィエ役を演じ、共にオスカー候補になりました。


・誰にも言わないが、実はすごく愛してるアニメ映画。

銀河鉄道999 (劇場版) [DVD]
東映ビデオ
2002-10-21

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

「銀河鉄道999 The Galaxy Express 999」(1979年製作)
監督:西沢信孝&小坂春女
原作:松本零士
原画:岡俊夫&田矢昌知
美術監督:小原理敏
音楽:青木望
作画監督:玉置千夏
色彩設計:岩本亜紀子
ナレーション:高木均
声の出演:野沢雅子(星野鉄郎)
池田昌子(メーテル)
肝付兼太(車掌)
滝沢久美子(鉄郎の母)
中村秀利(機械伯爵)他。

未来世界は、生身の人間が機械に支配される世の中であった。少年星野鉄郎は、人間狩りを行う残忍な機械伯爵に母親を殺害されてしまう。伯爵への復讐を誓い、永遠の命を手に入れる決意を固めた彼は、機械の体を与えてくれる星を目指す。窮地に陥った鉄郎を助けた謎の美女メーテルは、そんな彼の願いをかなえるため、はるか宇宙の彼方へとひた走る銀河鉄道999に彼を誘うのだった。かくして鉄郎とメーテルは、999が途中立ち寄る様々な惑星で冒険を重ねていく。多くの人との出会いと別れを経て成長した鉄郎は、やがて機械の体を得ることに疑問を抱くようになるのだが…。

社会現象となった名作SF漫画「銀河鉄道999」の映画版です。主題歌はゴダイゴ。これも日本中で大ヒットしましたよね。私もテレビ版を毎週欠かさず見、映画化された暁には映画館にまで馳せ参じたものです(笑)。
人間誰しも永遠の命に憧れるものですが、果たしてそれがよいことなのかどうか。機械と人間を対比させることで、“人間の存在とはなにか”という遠大な哲学にまでテーマを押し広げた、松本零士の代表作です。機械や999号内部の緻密な描写、個性豊かな登場人物、アニメーションとは思えないほどの迫力の世界観。そこに、旅を通じて成長していく少年の物語を絡め、青春映画としての魅力も素晴らしいですね。
実は兄が松本零士の大ファンでして、「男おいどん」やら数々の戦争漫画、「セクサロイド」等の漫画本を多数コレクションしていたのですよ。で、必然的に私の中にも、神秘的な美女=メーテルやスターシャ(「宇宙戦艦ヤマト」)という図式が出来上がってしまいましたね(笑)。たとえ、松本零士の描く女がすべてメーテル系の顔だとわかっていても(大笑)、あの独特の美女絵はインパクトがありました。
そしてうれしいのは、他のシリーズのキャラクターであるハーロック(「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」。「宇宙戦艦ヤマト」よりもこっちの方が好き)やエメラルダスなども登場すること。まあファン・サービスなのでしょうが、松本零士の集大成的な意味合いもあったのでしょうかね。


・誰にも言わないが、実はすごく愛してるミュージカル映画。

ロッキー・ホラー・ショー [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2009-02-06

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

「ロッキー・ホラー・ショー The Rocky Horror Picture Show」(1975年製作)
監督:ジム・シャーマン
製作:ルー・アドラー&マイケル・ホワイト
原作:リチャード・オブライエン
脚色:ジム・シャーマン&リチャード・オブライエン
撮影:ピーター・サシツキー
音楽:リチャード・ハートレイ
出演:ティム・カリー(フランクン・フルター博士)
バリー・ボストウィック(ブラッド・メイジャース)
スーザン・サランドン(ジャネット・ワイズ)
リチャード・オブライエン(リフ・ラフ)
ジョナサン・アダムス
ミート・ローフ他。

70年代、ラブ&ピース、サイケデリック、キッチュ、毒々しいユーモア、B級ホラー映画へのオタク的オマージュ、グロテスクかつファンキー、よく考えたら相当エッチ(笑)。これらをテンションの高いロックに乗せたら、こんなおもろいミュージカルになってしまったという(笑)。ストーリーなんか、あってなきが如しですからね。メッセージ性がどうのとか、真面目に捉えちゃいけないんだと思いますわ。お話の土台は「フランケンシュタイン」をモチーフにしてますけど、やってることは無茶。大笑い。みんなでワイワイ言いながら、ツッコミ入れたりしつつ鑑賞するのが正しいでしょう。

原作はロンドン発のホラー・ミュージカルで、それが全世界に飛び火して大評判になり、ついに映画化に至ります。ですがなにぶん予算がないので、そこは原作者も含め、製作陣のアイデアと原作への深い愛情で乗り切りました。主役のティム・カリーは舞台でも同じ役を演じ、当たり役としています。彼はでっかい目ん玉の個性的な風貌で、映画でもクセモノ脇役として活躍していますが、本来のテリトリーは舞台。特に歌が上手いので、ミュージカル作品はお手のものです。モンティ・パイソンの映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」をミュージカル化した舞台でも主役に扮し、大好評でした。これはトニー賞でも、ミュージカル部門の最優秀作品賞や助演女優賞を獲得している逸品ですので、せひとも映画にしていただきたい。



にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

映画(全般) ブログランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
面白い
ナイス

にほんブログ村

誰にも言わないが、実はすごく愛してる映画たち。 House of M/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる