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zoom RSS とあるB型の逆襲。―The Revenge of a Blood Type 'B'

<<   作成日時 : 2014/03/27 23:14   >>

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B型だけどダメかしら?

第1幕

こんなB型に誰がした―「B型平次捕物帖」

以前、長男の幼稚園のママ仲間が、なぜだか血液型の話で盛り上がってしまいまして。特に非難の的となったのが彼女らの家族、親戚の中にいるB型の人たち。自分勝手でわがままで協調性ゼロ、最低よねっ!と鼻息も荒く断罪されてしまったのでした。

でもね、実は私、B型なんですよね…(遠い目)。

なぜB型というだけで人は私を避けるのでしょう(笑)。血液型による性格判断なんて誰が考え出したんだ、責任者出て来い!一時期インフルエンザのように流行った忌まわしき性格判断のせいで、生まれ落ちたときから血液型B型である私は大変な差別を受けて参りました。
だいたいね、血液型で人の性格がわかるなんて、科学的な根拠はないんですよ。おそらく統計的な結果から、おおむねそのような傾向がある、という一般論なはずなんですよ。それが一人歩きをはじめて、B型なら協調性ゼロ、A型なら神経質、O型ならおおらか、AB型は不可解(これも失礼だろ)…というようなデフォルトができあがってしまいました。
人が持っている気質は、加齢や周囲の環境の変化に伴っておおいに変わりうるものです。欠点とすべき気質ならば、本人の努力次第でいかようにも変えられるはず。生まれ持った血液型であらかじめ決定されているわけではないのですよ。


いしいひさいち

1951年9月2日生まれ
岡山県玉野市出身
関西大学社会学部卒業。

関西大学漫画同好会に所属し、在学中の1972年、「日刊アルバイト情報」に連載された「Oh!バイトくん」でプロデビュー。「がんばれ!!タブチくん!!」など作品は多数。扱うテーマは時事問題が多く、政治・経済・哲学・スポーツと多岐に渡る。推理小説も好きで、その知識量たるやハンパではない。読者の方にもある程度の心得がないと、漫画のオチがなんなのか理解できないこともしばしば。基本的には4コマをベースに各界の有名人をおちょくる作風。そのためか、マスコミに一切顔を出さない。画風が似ていることから、いしいひさいち氏とやくみつる氏を同一人物と錯覚している人もいるが(これはわが夫・笑)、全くの別人。1985年に第31回文藝春秋漫画賞を受賞。2003年には「現代思想の遭難者たち」「ののちゃん」などの一連の作品に対して、第7回手塚治虫文化賞短編賞が授与された。1999年に「ホーホケキョ となりの山田君」が映画化され、続いて「おじゃまんが山田くん」もテレビアニメ化された。

●作品リスト

・Oh!バイト君
・がんばれ!!タブチくん!!
・現代思想の遭難者たち
・ののちゃん
・おじゃまんが山田くん
・ドタバタぱぁティー
・地底人
・大問題
・忍者武芸帖
・新忍者武芸帖
・いしいひさいちの大政界
・いしいひさいちの問題外論
・いしいひさいちの経済外論
・踊る大政界
・スクラップスチック
・鏡の国の戦争
・コミカル・ミステリー・ツアー
・わたしはネコである
・わたしはネコである殺人事件
・女には向かない職業
・となりのののちゃん
・文豪春秋
・B型平次捕物帖
・B型平次捕物控
・フン!
・バイトくん
・いしい商店紀尾井町店
・いしい商店音羽町店
・ノンキャリウーマン
・ヒラリー・クイーン―大統領への道

私の母と同郷の天才漫画家いしいひさいち氏の作品に、「B型平次捕物帖」があります。いえ別に血液型B型の人間を真面目に論じるといった類の本では全くありません(笑)。銭形平次がもしB型だったらという設定で、平次とその子分ハチ五郎、女房のおしず、同心の旦那が繰り広げるナンセンス・ギャグワールドです。

B型平次捕物帖 (双葉文庫)
双葉社
いしい ひさいち

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時代劇ではおなじみの、ハチの「お・親分、てーへんだ!○▲屋に押し込み強盗が入って一家皆殺しですぜ!」に続いて、平次の「行ってくるぜ、おしず!」というセリフ、「まってくれ、おまえさん!」と、おしずが玄関先で平次の無事を祈って魔よけの火打石をカチカチやるという一連の導入部で、考えられる限りのギャグをやろうというもの。ハチもドジですが、B型である平次はその上を行くハチャメチャさで、“B型”と聞いて人が連想するであろう身勝手で素っ頓狂な行動に走るわけです。ハチはいつも平次に引きずり廻されている感じですね。例えば、こんなやりとり。
「親分、てーへんだ!□▲の○◎屋に押し込み強盗が入って一家皆殺しですぜ!」
「なんだって!許せねえ!!」
「…投書してやる」
「親分てばそんなことしてる場合じゃ…」
時事問題の風刺漫画に抜群の才能を発揮するひさいち氏らしく、当時の政治情勢をちくりと皮肉るギャグが顔を出したりもします。
「親分、てーへんだ!○○の高麗屋に日本人の押し込み強盗が入って、一家皆殺しにしやがった!」
「痛恨の念を禁じえない。…行くぜ、ハチ!」
「合併だ!」
恋女房のはずのおしずは平次と仲が悪く、火打石でカチカチの部分で必ずなんらかの受け狙いをします。カスタネットを鳴らしたり、入れ歯を鳴らしたり。極めつけは、火打石ではなく平次殉職の碑を墓石にカチカチ彫り続けたり。
苦虫を噛み潰したような顔の同心の旦那も、とぼけた味でギャグを繰り出します。
―押し込み強盗に入られた▲○屋にて―
「おう平次」
「あ、旦那。…なんか用ですかい?」
「平次、お前こそなにしてるんだ」

ひさいち氏が何型かは知りませんが、いずれにしても彼は非常な関心を持って、我々B型人間の行動パターンを観察しているのでしょうね(笑)。でなければ、これだけのギャグは思いつかないでしょうよ。内心複雑ではあるのですが、天才漫画家に多大なるインスピレーションを提供したという点において、我々B型人間はある意味ひさいち氏のミューズであったのだと、いい方に解釈したいと思います。

第2幕

わたしゃB型ですが文句あっか。―「B型自分の説明書」

□最近益々増えつつある、変則系血液型解説書。絶対不愉快になるので読むもんかと決めている。

□…のに、本屋で平積みされてると、ついつい手に取ってしまう。

□で、気がついたら最新トレンドの血液型解説書を持ってレジに並んでいる。

□“その他大勢と一緒”扱いは大嫌いで我が道を行くのに誇りを持つも、実は“最新流行”とやらに大層弱い。

□誰にも内緒だが、世間の流行りものは目の色変えてチェックしている。

□…でも、それを他人悟られるのは死んでもイヤ。

□だから、流行モノは、ある程度熱が冷めてからごくさりげなく話題に出すように心がけている。

B型自分の説明書
文芸社
Jamais Jamais

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だいっぶ前にちょっとだけ話題になった(笑)、各血液型それぞれに対する“取扱説明書本”です。私はB型ですから、今回「B型自分の説明書」に目を通してみました。“本”じゃなくて“説明書”なんですから、いちいち深く考えたり解析したりすることは不要です。何かのついでで結構ですから、書かれてあることにざっと目を通し、仕事の気分転換に、はたまた話のネタにしてもらえればよいものです。ええ、“説明書”なんですから。

私という人間を他人にわかってもらうために、あるいはほとんどテメエのこともわかってないB型人間のために、“B型とはどういう人間か”ということを、内面や対人関係等の各段階ごとに微に入り細にうがって解説するという、極めて不愉快な本ですね。
まあ、その類の解説書は、それこそウンコほど世に出回ってますから、今更珍しくもなんともありません。この本のちょいと目先の変わった部分は、その血液型の特徴を箇条書きにした項目の当てはまる部分に、自分でチェックを入れていくところでしょうか。全ての項目が終わった後、最後にチェックが入った数をいい加減に集計して(B型だから)、どんだけ自分がB型人間であるかを思い知ろうという魂胆ですわ。

で、B型の割にはとても律儀で生真面目なわたくしが、ご丁寧に最後まで読んで差し上げました。結論から言いますとね、結構良く出来た解説書です。今までに出てきたウンコみたいな血液型解説書なんかより、数倍的を得ています。書かれている項目も、いちいちB型の個性的な感性のツボを突いており、なんて読むのか見当もつかない名前の著者は、なかなか鋭い観察眼をを持っていると思われます。きっとこの人自身はAB型ではないでしょうかね。根拠はありません。なんかフィーリングでそう思っただけ。私B型ですし。

中に書かれてある項目は、かなり痛いとこを突いてる内容ばかりですので、B型仲間の中にはひょっとしたら、俄然理論武装して反論したくなる方もおられるでしょう。そう、B型っていい加減でなんにも考えてないバカきりぎりすみたいに思われてますが、実は頭の中ではコンピューター並みにいろんな思考が解析されているのですよ。ただ、言葉にして説明するのが面倒くさいので、それを外に出さないだけ。わたくしとしても、この本に書かれている項目をひとつひとつ科学的に検証していくことは、やろうと思えばできないこともないのです。…ないのですが、時間がもったいないのと、この名前の読めない著者の思う壺に嵌るのが癪に障るので、やりません。これは、こと世間体の悪い“B型人間”の実像を真摯に解説しようと試みる説明書でありながら、内心では、そんな私らをネタに多いに笑ってしまおうという、実に性格の悪い、二面性のある、腹黒いものであるのです。

ですから、この手の解説書は、表向き“そうそう、そーゆーとこ自分にもあるある!”とか言いながらゲラゲラ笑うのが一番。そして家に帰って1人きりになった時、ここに書かれている内容を己自身に照らし合わせ、深く自己分析と懺悔を行うというのが、最も望ましいスタイルでありましょうね。なぜならB型人間は、口からはとっても自己中心的、かつ意地の悪い毒のある言葉がポンポン飛び出してくるのに、いざそれを他人に指摘されると、途端にガラスのハートが砕け散ってしまうのですから(笑)。

なお、ぜひとも他の血液型のことも知りたいという方、あるいは、わたしゃB型なんぞじゃないわいという方は、他の説明書をどうぞ。

…え〜ちなみに。

この書籍の著者の名前であるJamais Jamisですが。“jamais”とはフランス語で“決して〜ない、じぇったいに〜ない”という意味です。あらまあ(プププ)。この方は大層自信家でいらっしゃるんですねえ。


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