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zoom RSS 「ジム・ヘンソンのストーリーテラー The Storyteller」Part4―ジム・ヘンソン監督

<<   作成日時 : 2014/07/19 00:05   >>

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第9話「心のない巨人」(ドイツ民話より)
監督:ジム・ヘンソン
ゲスト出演:フレデリック・ウォーダー(巨人)
エリオット・スピアーズ(レオ)
ニコラス・セルビー(王様)
ジェマ・ジョーンズ(王妃)

(物語)
元来、巨人というものは心優しく悪さはしないもの。
ところが、ある北の果ての国に心を持たぬ巨人がいた。彼は悲しみや喜びに苦しむのが嫌さに、自分の心臓を取り出し代わりにハチの巣を胸に入れておった。その結果、むくんだような顔に突き出た腹をしたその醜い巨人は、世にも恐ろしい生き物となった。

方々で人々に悪さを働くのを見かねたその国の王様が、軍を差し向けてその巨人を捕え、城の牢獄に閉じ込めたのだ。平和な日々が国に戻ったが、ある日問題が起こってしまった。

王様の3人の子供たちのなかで好奇心旺盛な末っ子のレオ王子は、幼い頃から、心のない巨人が城の地下牢にいると聞かされていた。レオが地下牢に向かって声をかけると、応える者がいた。心のない巨人だった。巨人は、レオに険しいまなざしをぎろりと向け、レオは興奮した。伝説の生き物だとばかり思っていた巨人が実際にいたんだからな。翌日からレオは地下牢に通いつめ、巨人の話を聞いた。

巨人は大昔に悪さをした罰で牢に鎖で繋がれたという。だがもう何年も閉じ込められ、死にそうだと訴えた。そしてレオに友達になってくれるように頼むのだ。レオは喜び、それから毎日巨人の元を訪れ、最初の約束どおり誰にもそれを漏らすことなく、友情を育んでいった。しかしながら、巨人の方は腹に一物持っておったんだな。彼を友達だと信じ込んでいるレオを利用して、なんとか牢から脱出しようと計画を練っていたのさ。ある日巨人は、哀れげな声を出してレオに牢獄の鍵のありかを尋ねた。その鍵こそ、自分を苦しみから救ってくれるものだからとな。レオは知らなかったが、王様がベッドの傍に置いてある箱を思い出し、巨人をこっそり鎖から解き放つと約束した。その夜遅く、レオは王様の寝室に忍び込み鍵を盗み出すと、巨人に手渡した。すると、レオの投げかける声も虚しく、自由になった巨人は衛兵達を投げ飛ばし、怒りの咆哮を残して城を後にした。

城内は大騒ぎになった。地下牢の鍵が開いていたことから、誰か裏切り者が手引きしたと考えられた。王様は怒りに震え、城外では早速犠牲者の悲鳴が響き渡っていた。レオは何も言い出せず、巨人の口車に乗ってしまった己の愚かさを悔い、涙をこぼしたのだ。その瞬間、彼の心からも無邪気な子供らしさが消えうせた。心をなくした巨人のようにな。2人とも大切なものを失い、それはもう二度と戻らんのだよ。

王様はこの不祥事の責任を取るため、長男を巨人探索に向かわせた。が、長男はそのまま二度と帰ってこなかった。次は次兄が、長男探索と巨人の討伐に向かったが、やはり彼も戻ってこなかった。王妃様は悲嘆にくれた。かわいい息子2人を失ったばかりか、今や老いた王様までも巨人討伐に出向こうとしているからだ。レオは、こうなったのも全て自分が巨人を逃がしてしまったせいだと思いつめた。償いをしなければならない。彼は城を飛び出し、馬を駆り、強く心に決意した。兄達を救い、巨人に二度と悪さをさせないようにするのだと。

厳しい冬が3度来ては去っていった。レオは方々をさすらい、ついに巨人の手がかりを見つけた。巨人に踏まれて羽根を折ってしまった小鳥を見つけた彼は、食べ物を与え手当てもしてやった。小鳥は感謝し、もし自分で役に立つことがあれば必ず貴方の元に駆けつけると約束した。小川の傍では、水から外に出てしまった魚が苦しんでいた。レオは自分も腹をすかせてはいたが、魚を小川の中に戻してやった。魚は喜び、感謝した。

レオは巨人の姿を求めてさらに何マイルも歩き続けたが、馬はついに力尽きて死んでしまった。レオも疲れきり、無為な努力に侘しさを覚えつつ眠りについた。だが目覚めると、彼の顔を舐めていたのは鋭い牙を持つ狼だったのだ。狼は、死んだ馬を食わせてくれれば、彼を食わないと言う。しかしレオはにわかには信じられない。巨人にも騙されたんだからな。しかし彼は疲労困憊していた。狼の目を見やると、半ば投げやりに馬の肉を与えたばかりか、足らねば自分も食えばよいと付け加えたのだ。狼は馬を食べつくすと、レオを我が主人と呼び、礼をするため背中に彼を乗せ風のように駆け始めた。そして、奇妙な石の彫刻が並んでいる庭の前でレオを降ろした。石でできた男、石でできた女、石でできた兵士…。中にはレオの兄2人もいた。そこは巨人の住処であり、彼は家に近づく者をことごとく石に変えてしまうのさ。狼は、巨人との友情をまだ信じているレオに諭した。巨人には心がないのだから、“友情”もないのだと。

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レオは巨人がなくした心を探そうと決意した。太鼓の合図を聞いて巨人が姿を現した。巨人はレオを思い出したが、彼がてっきり自分を倒しにきたのだと思い込んでいる。レオは、巨人を連れて帰らねば自分が罪人になると訴えた。巨人は自分を自由にすることが罪だと聞かされ、呆れかえる。そしてレオを哀れんで、ここで一緒に暮らすように申し出たんだ。ただし、レオの兄2人のように、妙な気は起こさんことを条件にな。もちろんレオは、巨人を裏切らないと約束して家に入り、彼の使用人になった。

レオは毎日巨人用の巨大な部屋を掃除し、巨大な食器も磨いた。巨人が日がな一日悪さを働いて帰宅する頃には、服にアイロンまでかけられておった。おかげで巨人は毎日上機嫌だ。巨人が冗談を飛ばしながら酒を食らうのを見計らい、レオはさりげなく心のありかを尋ねてみた。巨人は自分の心臓をどこかにしまっているのだ。だから彼は悲しみも辛さもなにも感じなくてすむ。好奇心はトラブルの元だと凄みながらも、巨人は心臓を食器棚の中にしまったかな、ととぼけてみせた。

翌朝巨人が出かけると、レオは早速食器棚を探し回ったが、心臓などどこにもない。帰宅した巨人はそんなレオをあざ笑い、さらにこう引っ掛けた。心臓は階段の下にあるとな。翌朝巨人が出かけると、再びレオは階段の下を掘って探し続けたが、そこにもない。またも巨人は、そんなレオをバカにして大笑いした。巨人は腹を抱えながら、たとえ心臓の隠し場所がわかっても、レオには見ることさえ出来まいと高をくくった。はるか彼方にある恐ろしく高い山の天辺にある湖に小さな島が浮かんでいる。その島の教会の井戸に住むアヒルの卵の中に、巨人の心臓はあるのだ。レオが巨人の言葉を信じると、巨人は突如怒り始めた。レオが巨人の言葉を素直に鵜呑みにするのが、却って気に食わんのさ。バカにされているとでも思うんだろうな。

しかしレオはその夜あの狼を呼び、巨人の言った場所めがけて走り始めたのだ。狼は風のごとき速さで野を越え山を駆け上り、湖の中央に浮かぶ島に古い教会を見つけた。教会の扉は固く閉ざされており、鍵といえば、とても手の届かぬ高い屋根にぶら下げられている。レオが途方に暮れたとき、いつぞや助けた小鳥が飛んできて、鍵をレオに渡してくれたんだ。レオはついに井戸を見つけて中を覗くと、果たせるかな、確かに1羽のアヒルがいた。ところがレオは、アヒルが抱いていた卵をうっかり井戸の中に落としてしまった。困り果てていると、水の中からあぶくが浮かんできて、いつぞや助けた魚が顔をのぞかせた。そしてアヒルの卵をレオに投げてよこしたのさ!ついにやった!レオは巨人の心臓を手に入れたのだ!

夜が明け、レオは巨人の家に帰ってきた。巨人は怒り狂っている。レオが自分を裏切ったと信じ込んでいるのだな。レオはアヒルの卵を巨人に掲げて見せた。瞳に静かな怒りをにじませながら、彼の友情を裏切り、彼の心を無残に踏みにじったお返しを今こそしてくれると宣言する。巨人はにわかに顔色を変えた。レオの言うなりに、石にされた人間達を元に戻してみせる。2人の王子は、巨人の心臓を手に入れた勇敢な弟を褒め称えたが、レオがそれを巨人に返そうとすると慌てた。レオは、巨人にも心がありさえすれば二度と悪さはしないと信じていたのだが、兄達は違ったのだ。許しを乞う巨人に向かって、王子達をはじめ周囲の人間は皆、敵意をむき出しにしている。目には目を。今まで犯した数々の殺人の罪を贖わせるため、上の王子は、憎しみを込めて巨人の心臓を握りつぶした。巨人は苦しみに咆哮し、レオにこう言い残して息絶えた。“約束したのに…” とな。死んだ巨人の身体から、無数のハチが飛び立っていった。ついに巨人が滅んだ喜びに沸く人々。だがレオの顔に笑みはない。仕方がなかったとはいえ、最後の最後に、彼は友達を裏切ってしまったのだからな。レオの心はいつまでも良心の呵責にうずいた。

巨人の死体はやがて丘になった。苔むし、草が生え、木が立ち、そこは“心のない巨人の丘”と呼ばれるようになったんだ。この巨人は、心があれば行いを改めることができただろうか?それは誰にも分からない。だがレオは長じて王となり、42人の孫達に語って聞かせたお話の最後を、こんな風に締めくくった。

―心を取り戻した巨人は、自らの悪行を深く悔い改め、罪を贖った。そして巨人とレオは本当の友達になったのだ…―とな。


そもそも巨人はなぜ己の心を取り去ってしまったのか。このお話を理解するのに最も重要な点を、民話はひとつも伝えていません。

語り部は、元来巨人とは心優しい生き物であると明言しています。だとすれば、このお話に出てくる巨人は、なにか理由があって心を別の場所に隠し、悲しみや苦しみといった感情から逃れたのでしょう。私の想像ですけど、おそらく彼は遠い昔に人間から手ひどい裏切り行為を受け、深く傷ついたのではないでしょうか。その辛さから解放されるために心臓を奥深い山の中に隠し、悪行の限りを尽くすという形で人間に復讐していたのでは。

しかしながら、巨人が人間によって捕えられ、幽閉されたのは自業自得ではありますし、その間にさらに彼の人間に対する不信感がさらに深まったとしても、それは不幸な悪循環としか言いようがありません。巨人にしてみれば、己が人間に対して働いた悪さは、人間が他者に対して行うひどい仕打ち―平気で嘘をつく、自分の利益のことしか考えぬエゴ―と全く同等であり、そんな人間が罰せられないならば、自身も罰せられる筋合いはない、ということなのでしょう。

レオ少年は純粋に巨人を哀れみ、初めてできた友達だと信じていました。巨人が平気で二枚舌を使い、少年の好意を土足で踏みにじるとは思ってもいませんでした。それではまるで大人達と同じですものね。レオは巨人が彼を裏切ったとわかってもなお、友達には立ち直るチャンスがあるはずだと信じました。少年だって、ほんの好奇心に負けて“巨人を自由にしてはいけない”という約束を破ってしまった軽率さを痛感し、それを贖おうとしているのですから。巨人だって心を取り戻しさえすれば、慈悲心や良心を思い出すだろうと。

レオの巨人探索の旅とは、子供がいくつもの失敗やそれによる痛みを乗り越えながら、大人への階段を登っていく通過儀礼を暗示していると思われます。道中飢えの苦しみや絶望と戦いながら、彼はより大きな慈悲を他者に施すことを学びます。後々、苦労して与えたこの慈悲が、彼自身を救うことになるわけですが。

レオは放浪の後、巨人の使用人となって仕えますが、これは、彼に復讐しようと虎視眈々と機会を狙うためというよりは、純粋に友達のためになにかしたいと願っての気持ちだったのではないでしょうかね。巨人にしても、騙されても騙されてもレオが自分を信じて疑わないのを目の当たりにして、その強固な人間不信がぐらついていました。レオが巨人の心臓を手に入れ、立場が逆転したときも、少年は友達に最後の更生のチャンスを施そうとしました。悪さをしないと約束すれば、心臓を友達に返すつもりだったんですよ。それが成功すれば、レオ自身の贖罪も、そして巨人の贖罪も共に完結するはずです。少なくとも、その可能性はあったでしょうね。後に彼が孫達に語り伝えたように、レオと巨人はそこで初めて真の友情を分かち合うことができたでしょう。

ですが結局、怒りと憎悪の鬼と化した人間たちによって、巨人は更生のチャンスを奪われてしまいます。巨人が最後にレオに残した『約束したのに…』という言葉は、巨人を目の敵にし、ついに一片の愛情も見せることのなかった全ての人間たちに向けられた疑問符です。とかく人間は、異形なる者―自分とは異なる見かけや文化や思想を持つ者―に対し不信感を抱き、“差別”という行為でそれを社会から排除しようとしますね。ために、他者を赦し、慈悲を施すという、誰の胸にも眠る“良心”を忘れがちです。心のない巨人とは、そういったマジョリティーの陥りがちな過ちを如実に映す鏡であり、それが今現在も根強く残っていることのメタファーでもあります。このお話は、人間の根源的な本質に迫るテーマを持っているといえるでしょうね。

ヘンソン監督は、心のない巨人のマペットに異形なる者(マイノリティー)の哀しみを代弁させ、巨人に苦しめられた人間以上に、巨人の方にこそ深い共感を持たせたかったのではないでしょうか。それを見つめるレオ王子は、おそらくヘンソンのアルターエゴだったと思うのです。このお話は、マペットに心を吹き込むことに人生を捧げたヘンソンによる、心をなくした巨人へのレクイエムなのです。

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ナレーションではなく、“語り”。“物語”という言葉本来の意味に帰って、語り部によって紡がれる古来からの民間伝承を映像で新たに捉える楽しさは格別です。

語り部は魔法のように自在に、己が語る物語の中に入り込み、物語の中からこちら側の現実にいる私達を見つめてみせます。一陣の風が吹き抜けて、語り部の傍らにある本のページをめくると、彼の足もとから彼の語るお話が地続きに連なる不思議さ。そして物語の章が変わる部分では、折に触れて影絵の手法も試みられています。語り部の座る暖炉の炎を背景にして、あるいは聞き手である犬の前に置かれた水入れの皿に、机に置かれたカップの側面に、ひび割れた皿の上に、壁に掛けられた絵の中に、物語の登場人物が影絵となって現れては、語り部のいる世界(観客にとっての“現実”)とはるか昔の物語の世界(観客にとっての“非現実”)が入り混じるのです。

妖精や悪魔、天使が地上にいたという、はるか昔に滅んだはずの不思議な世界が、語り部を通して一瞬だけ出現するわけです。その虚虚実実が交錯する様はまさに幻惑的で、浅い眠りの間にみるという“夢の世界”そのままです。その意味で、この語り部とはまさに、語ることで魔法を駆使する魔法使いだといってもいいでしょう。ジョン・ハートは時に優しくささやくように、また時には恐ろしげな声色を作って、歌うように自在に物語を語っていきます。薀蓄や教訓を交えながらとうとうと語るその姿は、まさしく老練な魔法使いそのもの。このテレビシリーズの特異な魅力の一端を彼が担っていると断言できますね。また、語り部の傍らで彼のお話に聞き入る犬はマペットで表現され、人間の言葉をしゃべります。この犬は、時折語り部の語りを中断させてはチャチャを入れたり、あるいはお話の先をせがんだり、物語の実にいいスパイスの役目を果たしていますね。犬と語り部の漫談のような掛け合いも、なかなか味わいがあります。この犬の操演と声を担当したのが、ヘンソンの息子、ブライアン・ヘンソンですね。

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絵本のような独特の世界を表現するため、ヘンソンは影絵の手法だけではなく、奇想天外なクリーチャー達を表情豊かなマペットで表現し、光源をロウソクの炎や暖炉の火、月明かりのみに求めました。マペットによる特撮はCG全盛の昨今、観客の目には稚拙に見えるかもしれませんが、とらえどころのない、夜明け前の薄暗がりのような輪郭のぼやけた映像と相まって、私達が垣間見る夢を忠実に再現できていると思いますね。それらがえもいわれぬ詩情を映像にもたらし、この作品を名作たらしめているのです。ヘンソンは、「ダーク・クリスタル The Dark Chrystal」で完成した芸術的なマペット造形と、「ラビリンス/魔王の迷宮 Labyrinth」で試みられたマペットと生身の俳優の共存をさらに押し進め、現代の妖精画家ブライアン・フラウドのインスパイアを得て、ここに彼の目指した唯一無二の芸術世界を現出しました。

また、この作品はスタッフにも恵まれましたね。9話全ての脚本を担当したのは、後に映画監督として大成したアンソニー・ミンゲラ。メガホンを取った監督陣もチャールズ・スターリッジ(「アリア」「ハンドフル・オブ・ダスト」等)、ジョン・アミエル(「ラジオタウンで恋をして」「コピーキャット」「エントラップメント」等)、スティーヴ・バロン(「コーンへッズ」「ピノキオ」等)、ポール・ウェイランド(「ロザンナのために」「シティ・スリッカーズ2」等)など、映画界でも活躍する面々ばかり。ゲスト出演する俳優も、舞台や映画で活躍するブレンダ・ブレッシンやジェームズ・ウィルビィ、ミランダ・リチャードソン、ジョエリー・リチャードソン、ジョナサン・プライスなど、今から考えると非常に豪華な布陣ですよね。あくまでおとぎ話ですので、ロマンチックなストーリーにはさりげなく美形どころの俳優達が配されていて、目にも楽しい作品となっています。

さて、このテレビシリーズは、欧州各地に言い伝えられる民間伝承をかなり原型に近い形で再現したものです。お話の内容そのものは、各種の童話やディズニー・アニメでよく知られているものばかり。ですが、こうして改めて見直してみると、元々はこんなお話であったのかと驚くことも多いですね。シリーズを通して、全体的に光と影の対比を有効に用いたダークな映像であるために、子供向けのお話だとは思えないほど重厚感のある作品に仕上がっています。確かに、子供向けに若干描写を和らげている部分もありますが、むしろ子供の親の世代に向けて発信された作品でしょうね。

この作品を観て懐かしく甦るのは、夜の帳が下りる中、眠りに入る前のひととき、枕元で親が読んでくれるおとぎ話を夢中で聞いた子供の頃の思い出です。彼らは大人になり、日々の生活の中にその夢の世界を封じ込めてしまいました。ヘンソンは、そんな疲れた大人達の心の片隅に追いやられた豊かな世界を、優しく紐解いてくれたのですね。

最後に、私的ベストエピソードを挙げておきましょう。Vol.1の第3話「最後の一話」、第5話「兵士と死に神」、Vol.2の第9話「心のない巨人」ですね、やっぱり。


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